念の為の前置き

このページを見ている方は、私が言う所の「18禁ゲームの定義」に目を通してくれていると思われますが、まだ「見てないよ」 とおっしゃる方は「ここ」をご覧になってからにして下さい
(ちゃんと見てくださった方、しつこくてごめんなさい)

前置きおわり


それではっ!!ここからが本文ですっ!!

先ず最初に断っておきますが、各作品の並びは最初に出てきたのが「いっちば〜ん」と言う訳ではありません。どの作品も私は好きです。比べられません。
と言う訳で、並びは私の記憶にある古い順(発売された順でもなく、私が買った順と考えて下さい)

また、ストーリーに関する具体的な内容はネタバレになるので意図的に記述してません。

ついでに私のプレイ作品リストはここです。1998.02.23以降に購入した物についてはこっちで寸評(感想?)等の入ったリストを作っていく『つもり』です(^^;;)           


(1) ドラゴンナイト4(FM−TOWNS用)
  Towns版のを買いました。多分他機種との違いは無いでしょう(プレイステーションは除く)現在、私の住処の近辺では見かけません(大分古いから当然と言えば当然ですが)
「なぜWIN95に移植しないっ!!」私が知らないだけ?
この記事を「elf」関係者の方が見ていたら検討して下さいっ!!いや、マジで。 

ゲームの流れは「町の中を歩き回ってフラグを立てる」−>「イベント発生」−>「町を出てシュミレーション戦闘」−>「次の町に到着」の繰り返しが基本(例外もあり)です。  

これは泣きました。ええ、泣きましたとも。エンディングでそりゃぁもう泣きましたよ。涙で画面が歪んで見えるまで、涙を拭く事も忘れて泣きましたよ。
ストーリーの折り返し点で家庭用ゲームだったら「マジ?だるっ、止めた」となりそうな演出をしているため、賛否両論あるようですが、私はいいと思いました。あの演出があって初めてそれまで「モテる恋敵」でしかなかった「彼」の行動とそこにあった「彼の理由」そして「彼が最期に主人公に残した言葉と気持ち」が徐々に「主人公自身のもの」として理解出来る。そして、そのまま決戦からエンディングへ・・・
確かに問題の演出を私も「マジ?普通こんな演出怖くて出来ないでしょ?ほんとにぃ〜!?」って思いましたが、そこは「18禁」の特権を使ってカバーして、また私をストーリの中へ連れ戻してくれました。この演出が諸刃の剣である事は疑いようがありませんが、それがあってこそ私は最後で泣けたんだと思います。     


(2) DESIRE(FM−TOWNS用)
  これもTowns版でやりました。98年6月5日に「完全版」と銘打って移植(予定)みたいです。
「出るの?・・・シーズウェア・・・えらいっ!!」

ゲームは、とある小島を丸々使った研究施設を舞台にして、同じ場所、同じ時にそこにいた複数の人物の視点からプレイするアドベンチャーです。 

 プレイヤーは最初に男か女のどちらの視点からプレイするのか聞かれる事になります。
そして、このゲームの本領はそのどちらかをクリアした所から始まります。そのどちらかをクリアしただけでは色々な感情をかき立てられるだけで、ストーリーの全容は見えて来ません。当然私はもう一方の方でやる事になります。それをクリアしても幾つかの小さな疑問・・・例えばあの時、なんであの人はあんな不自然な応答をしたのだろう(しなければならなかったのだろう)?とかは判ります(それがさらに色々な感情・・・嫉妬やコンプレックス等をかき立てる訳ですが・・・)やはり、全容は見えて来ません。「ど〜言う事?これで終わり?」と思いつつタイトル画面に戻ると・・・「あれ?あの人の視点でのモードが追加されてる・・・」
やるしか無いっ!!
それを数度繰り返すと・・・あれ?「???」って誰のモードだ?って事でやってみると・・・エンディングで
「ああっ・・・そんなぁ〜・・そんなのってないっ!!」
この感情は語彙が貧困な私には上手く言い表せません。私は「可哀相」とか言う言葉は同じ境遇に立った事の無い人間が気軽に発するべき言葉ではない(発していい言葉ではない)と考えているので、その言葉を使いたく無いので使いません(って、使ってるって)ただ、メチャメチャ切ない気持ちにさせられます。それはもう、最初の「男」「女」でプレイした時の感情なんて
「極々ちっぽけな感情だったんだなぁ」
とまで思ってしまいました。


(3) 妖獣戦記2 黎明の戦士たち(FM−TOWNS用)  

 Towns版記事のラストです。妖獣触手もの・・・そう思っていた私は、この作品を最後まで敬遠していました。それを買ってしまったのは、ひとえにTowns版のゲームが全然リリースされなくなってしまったからです。「ああぁ〜!このままでは私のたうんず君が腐ってしまふっ!」(パソコンをゲームにしか使わんのかっ!ってツッコミはやめてぇ〜)などと思った私は「墜ちる・・墜ちるしかないの?新しいパソコンを買うお金なんてないもん・・・墜ちるしかない!墜ちてやるぅ〜!!」と、まあそんな感じ(^^;)でこのゲームを手にしていました。
が・・・エンディングが終わった時に、私は思わずソフトのパッケージに向かって謝っていました。
「ごめんなさひっ!!私が食わず嫌いでしたっ!!」           

 このゲームは妖獣 と呼ばれる異形の生き物が跋扈する近未来が舞台です。題名が「2」となっていますから「前編」を知らないと・・・って思う必要はありません。「2」からでも十分楽しめます(私も「2」からです)
 プレイヤーはバイオソルジャーと呼ばれる女性だけ(約一名例外)で編成されたA.S.S.Pと言う、妖獣掃討専門の実戦部隊の指揮官として行動します。ゲームの流れは単純で「拠点でのブリーフィング」−>「シュミレーション戦闘」の繰り返しです。ストーリーは主にブリーフィングで隊員達との会話により進行していきます。また、隊員もそこでレベルアップします(前回の戦闘で経験値が達していればですけど)      

 そして迎えるエンディング・・・
「だぁぁ〜〜〜(;_;)」
泣かせて頂きました・・・

 バイオソルジャーとは・・・妖獣 とは・・・そして彼女達は・・・サブタイトルの「黎明の戦士達」この言葉は肉体的にも、精神的にも闘い続けた彼女達にこそ相応しい・・・
 最近たまにニュースなんかで見る「クローン」や「遺伝子操作」に関して問題を提起する作品と言ってもいいかも知れません(そういうゲームや小説等に初めて出会った訳ではありませんが・・・)
以下の指定範囲はこのゲームとは全く関係ないものの、このゲームをやっていなかったらここまでの反応は私自身の中に生まれなかったであろう気持ちで、過激発言の恐れアリなので、ど〜しても見たいひとだけドラッグして反転表示させて見てください。ただし、政治関係者及びそれに連なる方と「むき出しの感情」を見るのがイヤな方は絶対にご遠慮願います。
ここから>
どこぞの政党の名前なんかに「黎明」なんてキレイな言葉使うなっ!!言葉が腐るっ!!
あんたらが日本の夜明けを作るとでも言うのっ?あんたらの会議って次の政党の名前考えるだけなんちゃうん?名前が勝ちすぎやっ!!  
<ここまで


(4) To Heart(WIN95版)

 さぁ〜、お待ちかね(^^;;)いよいよ、こっからがDOS/V(WIN95)版の記事です。
 このゲーム、買うべくして買ったもの・・・ではありません(^^;;)。
たまたまお店に行ったら、入り口に何やらポスターが・・・制服を着て頭に黄色のリボン(?)を付けた赤い髪の女の子(あかり)が振り返っている・・・
「へぇ〜何か出たんだぁ〜」
その時は、その程度にしか思ってませんでした。がっ・・・なにげに通り掛かった18禁ゲームの新作コーナー。
「あれ?あのパッケージ・・・どっかで見たような・・・」
体は正面、顔は横、視線の先には例のパッケージ。そのままの体勢で、私はしばし記憶の糸を探り・・・
「うぞっ?なんでっ!?」
「なんで、18禁ゲームのポスターが店の入り口にデカデカと張ってあるのぉ〜?!」  

この時期、私は一年程続いた「自宅には寝に帰るだけ」と言う生活から脱したばかりで、暫く18禁ゲームどころか、お店にもろくに行ってなかったんですが・・・
いつのまにやら、オープンなメディアになっちゃって(*_*)ウルウル
もしかしたら前にもポスターが張ってあった事もあったの「かも」知れませんが・・・私が見てなかっただけ?       

ええ、買いましたとも。何も迷わずに『がっしっ』とばかりに掴んでレジまで一直線。
「えんぷてぃ」の表示が点滅してる車にガソリン入れるのも忘れて、これまた家まで一直線。

そのままの勢いで、LET’s Play!

ゲームは・・・説明するまでもない?
でもいちお、しときましょ。要所要所で出てくる2〜3択(4択もあったっけ?)の選択肢を選択していく事で展開が変わっていく現代モノ(近未来??)の学校が「主な」舞台のアドベンチャー・・・うんにゃ『ビジュアルノベル』です。   

特筆すべきは、なんと言っても『マルチ編』
ドジで、おっちょこちょいで、あわてんぼで、純真で、一生懸命で、何にも考えてなさそなのにちゃんと考えがあって・・・、すぐにオーバーヒートして(^^;;)放っとこうにも放っとけないメイドロボット(試作機)。プレイ中に初めてマルチに出会ってマルチを放っとける人は・・・
(放っといた人はドラッグしないでネ)  

鬼やっ!! 

そんなこんなで迎えた「マルチの」エンディング。
「うっ、ううぅっ、マルチ、よかった、よかったぁ〜〜!!(;_;)」

「マルチを造った人、ありがとぉ〜!!憎いよっコノッ、このぉ〜(;_;)」

あっ、これ書いてて、思い出してまた目頭が・・・(;_;)
このゲームを買って、マルチのエンディングを迎えてない方っ!
貴方はソンしてますっ!!
いやっ!マジでっ!!
そんな人はいないって?(^^;;)


(5) 鬼畜王ランス(WIN95版)  

 名前の通り、泣く子もわめく(約一名例外>リセット)『がき大将』ランス君の国取り合戦ゲーム(^^;;)です。
がっ!タイトル通り、ランス君がホンモノの『鬼畜』になるかどうかはプレイヤー次第でしょう。
このゲーム、見るべきはランス君の『がき大将』ぶりと、男っ振り。それと『ひねくれっ振り』
「こ・こいつ・・・素直じゃないぃぃ〜!!」
そんなランス君を見る事が出来るかどうかも、プレイヤー次第。
「お〜お〜、やるときゃやるねぇ〜」
そんなランス君を見る事が出来るかどうかも、プレイヤー次第。
「ランス君・・・やっぱり君の大事なヒトって・・・照れ屋さんっ」やっぱり、そんなランス君を見れるかどうかも・・・以下同文(^^;;)
とにかくイベント数が多い。ランダムで起こるもの、固定イベント、確率で起こるもの・・・
恐らく、何も考えずにプレイしていったら、半分も見れないのではないでしょうか?
特に「くぅ〜泣けるぅ〜」って訳でも無いんですが・・・
とにかく小ワザ(各イベント)が上手くて、なかなか飽きさせずに最後までプレイさせてくれます。
エンディングは何種類(7〜8種類?)かありますが・・・私はシイルのエンディングが好きです。
「自由奔放なランス君らしいやっ」
そんな感じです(^^;;)


(6) 夢幻夜想曲 リニューアル(WIN95/98版)

 大分前にネットのお知り合いのしりゅうさんから薦められたものの、近場のPCショップでは既に店頭から消えていた為に『おあずけ』を食らっていた作品です(^^;;)
それが今回『リニューアル』と称して再販されたのを機会に、ようやく手に入れる事ができました(^^;;)
ゲームの舞台は、日本の伝承等で言えば『迷ひ家(まよいが)』的な『特定の条件を満たした者のみが迷い込める』洋館です(^^;;)
ゲームとしては、その洋館の中を歩き回ってイベントを起こしていく『基本的に』一本道のアドベンチャー。
最終的にはキャラの数分+3個のエンディングへ分岐しますが、各エンディングはエンディング間際のセーブデータがあれば、すぐ見れます(^^;;)
お話的には『幸せとは・・・』をユーザに問いかけるモノかも知れません(なにぶんにも、私の中でまだまだ未消化なもので、この程度しか言えない・・・汗)
久しぶりに『何か』をプレイする側に『訴えん』とする『姿勢』を持った作品に出会えたと思います。
私は・・・
ストーリーテラーが『何か』を『訴えん』とする姿勢を忘れたら最期(最後では無し)。
なんて思っているもので、このゲームは非常に心地よくプレイする事が出来ました。
結局最後まで『ボロボロ泣く』と言う事は有りませんでしたが、この姿勢を評価して・・・
オマケで『お気に入り』入り(^^;;)
とは言え、お話の中へユーザを引き込む力は『十分』あると思われます(^^;;)
今後このお話が私の中で消化されていくに従って、ここの記事が変わるかも知れませんが・・・
まだやってない貴方っ!!
コレを逃したら・・・
チャンスは無いゾッ!!
やっとけっ!!


(7) 加奈 〜いもうと〜(WIN95/98版)

 ゲームは、最近珍しくも無くなったビジュアルノベルタイプで『読み物』系のアドベンチャー(^^;;)
主人公(プレイヤー)は『藤堂 隆道(とうどう たかみち)』と言う、慢性腎不全の妹を持つ少年・・・と言うか少年〜青年(^^;;)
入退院を繰り返し、家よりも病院に居る事の方が多くて、両親の関心を独り占めしているような妹を、最初は憎んで居るような主人公でしたが、とある事件をきっかけにして『憎しみ』の対象でしかなかった妹を『守るべき者』として認識する様になります。
この作品は、主人公が大切に思う妹や、妹と同じ様に『死』に近しい場所で強く生きている叔母、とその娘・・・
そういうキャラクター達との関わりを通して『死』と言う重いテーマに挑んでいる作品です。

私的には、文句を付けるとすれば『子供の筈なのにとても子供には見えない絵があった事』その一点のみ。
後は文句を付ける気にもなりません(^^;;)
システムにオリジナリティが無い・・・?
そんなもん知るかっ!
メーカーが嫌い・・・?
だからなんだっ!
後半に入らないとH画像が無い・・・?
そんなもん期待するなっ!
全ては・・・
ストーリーを楽しめっ!!
これに集約されます(^^;;)
とは言っても、モノがモノだけに、言葉面どおりに『楽しい』訳ではありませんが(^^;;)
私は何度も泣きました・・・
ええ泣きましたとも(^^;)
エンディングでも無いのに、そりゃぁ〜何度も泣かされましたとも(^^;;)
恐らく、私の涙腺は加奈と同じぐらい緩い(^^;;)んで、三割減で考えても・・・
泣けます
エンディングは6つありますが・・・
『なに?それ(ーー)』と言うハズレはありません(^^;)
1プレイ中に目頭を熱くさせられた回数だけでなら、今まで私がプレイした作品の中で・・・
No1です!
久しぶりに『やってよかった』と思えた作品でした(^^;)
泣きたい人は・・・
絶対買えっ!!
『妹属性じゃないし・・・』なんて言って食わず嫌いしている貴方っ!!
貴方はソンしてますっ!!(^^;;)

PS.出来る事ならベストエンドは最後に見る様にしましょう(^^;)
と言うか、ベストエンド以外のエンドこそ、このゲームの本領かも・・・(^^;;)


(8) 恋ごころ(WIN95/98/2000版)

ゲームは要所要所で出てくる2択程度の選択肢を選びながらシナリオを読んで行くタイプの読み物系アドベンチャー(^^;;)
主人公は『リョハン』なる大陸の導師(^^;)お話は、彼がとある小さな村に道場を構えて弟子を取る様になるトコロから始まります。とは言え、主人公はまだ、師匠から離れて一人歩きを始めたばかりの若い導師(^^;;)始めこそ、師匠を師匠とも思わない?(^^;;)弟子達とのドタバタコメディー色が強く、結構笑わされますが(^^;;)、各キャラ別のシナリオに突入してからはシリアスメインで、どのキャラにも泣かせてもらいました(^^;)
プレイ時間は初回4〜5時間、2回目以降はシナリオが分岐するトコまで(メッセージスキップを使って)30分〜1時間弱、各キャラ別のシナリオに入ってから1時間程と、結構長くて、繰り返しプレイするにはちょっぴりキツいかも知れませんが・・・
そんなもん・・・
後半の為に我慢せいっ!(^^;)
(でも、攻略情報は欲しいかも・・・大汗)
私的には、居眠り娘シアン(^^;;)のシナリオが一等泣かせてもらいました(^^;)
久しぶりにポロポロと涙がこぼれた作品だったと思います(^^;)


取り敢えず「これだけはっ」と思っているモノを列挙してみました。
以降新たにプレイして良かったと思えたもの(あぁ〜でもお金が・・・)や「ああっ、アレを忘れてたっ」と言うのを追加していく予定です。 

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理由:ディレクトリ構成も含めて大改装を行う事が将来的に起こるかも知れないので(既に一回やっています、それ以前にブックマークに追加していた方、ごめんなさいっ)ここを直接ブックマークに追加すると「ある日、突然見えなくなる」と言う事が起こるかも知れません(すいませんっ!!殆ど「思いつき」で追加/更新してるもので)

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