最終更新日:2001/05/02

フランス旅行(1998年 6月15日〜23日)
−サッカーワールドカップ観戦−   

帰国後、友達や知り合いなどに送ったmailを写真とともに紹介します!

みなさまお元気でしょうか?
私は6/10〜13の中国への出張及び15〜23のフランスへの旅行より
無事に帰ってくることができました。
もう一部の方には話をしましたが、改めて今回の海外体験談を報告致します。
まあ、長いので暇なときに読んでください。
何かの参考になれば幸いです・・・     

*先ずは感動・興奮のWカップを伝えないといけませんね!

  「フランスVSサウジアラビア」

  Wカップに合わせて作られたスタッド・ド・フランス(フランス競技場)で行 われた試合。
  試合が始まる前から騒いでいる奴。パフォーマンスして盛り上げている奴。
  ペインティングしてる奴。
  私達も顔にペインティングをしてフランスのユニフォームを着て、フランスを応援しました。
  (ほとんどがフランス人なので、フランスを応援しないとヤバイでしょう)
  試合前から「アーレ!フランス!」の大合唱! 点が入れば大歓声!
  ブーイングも凄かったです! 特にジダンが退場になったときは、もう凄かったです!!! 
  この試合は4:0で地元フランスが勝ったので、終わってからも賑やかかったです。
  大声で国歌を歌ってる奴。ガスホーンを鳴らしてる奴。etc.
  もう本当に大興奮でした...

フランスvsサウジの写真       フランスvsサウジの写真

  「日本VSクロアチア」

 心配されていましたチケットについては、旅行会社が必死に手配したお陰で現地にて
 受け取ることができました。
 日本戦に関しては、1050F(約25,000円)のチケットを4,000F(約100,000円)
 で入手したようです。(最初に手配したブローカーはドロンしたそうなので2重支払いの
 ようです)
 今回のWカップでは各旅行会社ともかなりの損害なんでしょうね。(チケット問題について

 試合会場のナントまでパリからバスで5時間程。
 競技場に着くと「えっ、ここってフランス!?」って思うくらい日本人ばっかりでした。

 "君が代"なんて何年振りに歌ったんだろう??? なんか背筋がゾクゾクしました。
 紙吹雪が舞った瞬間には...感動・興奮でした!

 試合の感想は、クロアチアの選手はうまかったなーと。ただ前線に放り込むだけ
 なんだけど、個々の能力が高くボール奪えなかったですね。
 日本も昔と比べたらずいぶんレベルは上がっていると感じたけど、自陣でのパス
 ミス・余裕の無さが目立ち、まだまだ世界の壁は厚そうです。
 前半33分の中山のシュート...中山ってあんな上手かったっけ?って思った
 くらい、いいトラップしたのにね。残念でした。
 上機嫌のクロアチア・サポーターが叫ぶ中、またバスに揺られてパリへ帰りま
  した・・・

日本vsクロアチアの写真  


  試合前のウォーミングアップ風景をパチリ!
  この大きさではわかりにくいけど、写真中央手前
  にいるのが中田ヒデ選手。

日本vsクロアチアの写真



日本の攻撃!

クロアチア応援団の写真





  クロアチア先制直後のクロアチア・
  サポーター達の様子。
  大歓声と発煙筒で喜ぶ。
  

フランスWカップのチケット

これがフランスWカップのチケットです!

あとは思いついたままに・・・

*今回乗った飛行機はヴァージンアトランティック。他航空会社でも一部導入されて
   ますが、エコノミー席でもモニターが各席に設置。映画・ゲームなど自由に楽しめ
  た。私は"スーパーマリオ"に夢中でした。長時間便では嬉しいサービス。

*ホテルは2年前にブラジルに行った際に泊まった釣り宿に勝るとも劣らない立派な
  設備でした・・・(^^;
  スーツケースを開ければ歩けない。部屋にある電話は外線使えず。シャワールーム
  はカーテンがないから、座って浴びないと水浸しになる。もちろんエアコンなんてものは
  ない。ベッドが柔らか過ぎる。
  まあ、良かったのは後で紹介する「香港酒家」と東駅に近かったことくらいでしょうか???

 泊まったホテル:EST HOTEL(エスト ホテル)
          49,BOULEVARD DE MAGENTA 75010 PARIS
          TEL:01-42-40-15-99
         FAX:01-42-40-59-40

*今回なんと初めて海外で病院に行きました。重たい物(スーツケースなど)や長時間
  移動などの疲れからでしょうか?腰痛になりました。寝返りうてない、
  ちょっと力を入ると激痛が走り、最悪の状態。友達も心配してくれ旅行会社や病院に電話
  して くれて・・・
  ただ言葉の壁にぶつかったようで、電話した意味はなかったのですが。(^^;
 病院は日本語が通じる個人院。待合室は応接室みたいで診療室は社長室みたいで
 病院って雰囲気じゃなかった。
 診断の結果「軽いギックリ腰」ということで、痛み止めの注射をお尻に打ってもらい、薬の
 処方箋を書いてもらって、薬屋へ。
 薬屋では言葉の壁ってものを痛感しました。
 フランス語で薬の説明やらをされてもわかるわけないじゃん!
 でも、コルセットを薬屋のパリジェンヌに巻いてもらったのは収穫でしたが・・・(笑)

*診察料と薬代で4万円近くもかかってしまいました。本当に海外旅行保険に入って
  いて良かったと思いました。

*フランスでは湿布やアンメルツみたいなスースー系の薬は一般的に使わないようです。
  薬局に行ってもなかったです。
  フランスに行くときは持っていきましょう!

*パリ市内の公園や観光地には公衆トイレがあるのですが、全て有料です。
  (大体、70円くらい)
  全体的には公衆トイレは少ないので、レストランでは必ずトイレに行っておく
  ことをお薦めします。

*とにかく毎食パンで日本人にはご飯が恋しくなる中、助かったのがホテル近くに
  あった中華料理屋「香港酒家」。
  フランスは何でも高かったが、とりわけ食事代の高さは日本以上かなと。
  その中でその「香港酒家」は手頃な値段でご飯が食べられたので良かったです。
  それに・・・そこで働いていた娘の可愛いこと。もう一目で気に入っちゃいました。(笑)
  3日連続で行きました・・・

*日本食屋(やすべえ)に一度行ったけど高かったです。つまみ1品35F(約900円位)は
  しましたからね。日本なら350円程度のものなのに。
  まぁ、パリで日本酒もいいかなーと。

*中央郵便局近くの「レスカルゴ・モントルグイユ」で食べたエスカルゴは、美味しかった
  です。
  エスカルゴも良かったですが、ロブスターのサラダは盛り付け・味とも最高でした。
  ワインも美味しかったし・・・
  でも二人で750F(約19,000円)もかかりました。

*カフェがいたる所にある。ビールが飲みたくなったら、「ドゥー・ビエール!(ビール2つ、
  おくれ!)」ってな感じで、適当なカフェに入っては飲んでました。
 生ビール250tのグラスで大体10F(約250円)でした。

 フランス語わからなくてカフェで食事したい時は"Do you have a English menu?"と聞いて
 英語のメニューをもらいましょう。
 私達はフランス語メニューで悪戦苦闘しました。頼んだはいいが、何が出てくるのかわから
 なかったです...(^^;;;

カフェで一杯

喉が乾いたら、カフェに立ち寄りビールを飲む!
  幸せなひととき・・・

*私の腰痛などあり、よくTAXIを利用したんだけどフランスの運転手って気が短いのか
  知らないけど、手を上げるやら指さすやらしながら「何やってんだよー どんどん行けよー」
  (たぶんそんなこと言っていたんだと思う)って盛んに言ってた。
  何か怖いなーと思うけど、お金渡して降車する時は、「メルシーボク!」って微笑んでくれ
  ました。この変わり様って???

  そうそう、パリではTAXIは基本的に流しはありません。TAXIって標識がある場所から乗り
  ます。(乗り場は、たくさんありました)
  時間帯によってなのかわからないけど、いくら待っても来ない時がありました。
  あの日は確か、夕方7時くらいでしたね。あちこちのTAXI乗り場に行っては待って、結局拾え
  たのが1時間後くらいでした。
  今、思えばメトロ(地下鉄)使えば良かったんですけど...

*メトロ(地下鉄)にも乗ったけど、非常にわかりにくかったです。上下線がわかりにくかった。 
  どっちのホームから乗っていいのかわからなくて、現地の人に聞きました。
  値段はパリ市内なら一律8F(約200円)でTAXIに比べ、はるかに安い。
  メトロ利用して市内観光するのも交通費が安く済み、いいと思いました。
  でも、夜はあまり治安が良くないらしいので、メトロは避けてTAXIを利用してくださいと
  言われました。
  あっ、それと大事なこと。乗り降りの際は、ボタンを押すか取っ手を引かないと扉は開きま
  せん。 (昔の二俣線の電車みたいですね...)

  #二俣線:現在は天竜浜名湖鉄道。

*今の時期フランスって日照時間がとても長いです。
  夜9時になってもまだ明るい。
  10時頃になって薄暗くなってくる。でっ、朝6時には明るくなってる。
  こんなとこ住んでたら、夜更かししちゃいますね。きっと...

*フランスに着いたばかりは「涼しいなー」と感じたけど、後半は暑かった。
  パリで日中30℃近くはあった。「日本VSクロアチア」が行われたナントはなんと35℃に
  も上昇。
  本当に暑かったです。

*ポリスがいたる所にいました。Wカップ開催中ということで、厳重体制でした。
  競技場へ入るときは、必ずバックの中身をチェックし、ボディーチェックです。
  観光地(ルーブル美術館など)や中級・高級な店に入るときも必ずバックの中身はチェック
  されました。

*店は日曜日が定休日となっていることが多いです。
  ブランド品の店は、全て日曜日は休みなんじゃないかな。

*けっこう物乞いが多かったです。特に観光地に多い。乳飲み子抱いた母親や子供まで。

  エッフェル塔での出来事。友達にしつこくつきまとってた子供。友達が「NON!NON!」と
  決してやらなかったのに腹を立てたか(?)私のところへ来て、いきなり、火を付けたばかりの
  煙草を奪い足で踏みつぶすという報復手段に出やがった。

  「何するんだ!」って思い、その子を見たらゼスチャーで「煙草は体に悪いからダメ!」と・・・
  おっしゃる通りで...(^^;

*最後に今回行った観光地についてのコメントを。

  「ノートルダム寺院」
  らせん階段ではかなり足がピクピクきました。でも上から見る景色は良かったです。
  歴史ある立派な寺院に感動しました。

 「ルーブル美術館」
  広すぎて何処に何があるのかよくわからなかったです。
  広さは台湾の故宮博物館以上だと思われます。
  (途中でくじけたので、正確な広さは体感してません...)
  とりあえず「モナリザ」と「ミロのヴィーナス」は、しっかりと見てきました。

  ルーブル美術館

#写真はルーブル美術館の入り口前。

 「凱旋門」
  頂上までのらせん階段はノートルダム寺院と同様に疲れましたが、
  頂上から見える放射線状に延びていく道路の景色は良かったです。

凱旋門の上から

#写真は凱旋門の上から。

 「エッフェル塔」
  日曜日に行ったせいか、メチャ込みでした。景色を見るよりエレベーターの
  待ち時間の方が長かった...
  あの2階から3階までのエレベーターは怖かったです。
  体力と高所に自信のある方は階段(下が丸見え)をお薦めします。

エッフェル塔

 「ベルサイユ宮殿」
  フランス貴族になった気分でした。
  庭とインテリアは本当に凄かった。

ベルサイユ宮殿
#写真はベルサイユ宮殿の内部。

 「シャンゼリゼ大通り」

  オー!シャンゼリゼ〜!って歌うの忘れた...(^^;

チケット問題について

チケット問題が公表された時、私は中国(珠海)にいました・・・
その時に友達とやり取りしたメールを紹介します。

今後は同じ問題が起きないようにしてほしいですね!!!

友達からのメールです。


届いたら了解のメールください。

昨日、日本旅行協会らしきところで記者会見をして旅行業者、
代理店別にフランスW杯チケット確保に関する危険性を報告
していました。
或るところでは代理店がツアー自体のキャンセルを掛け始めた
そうです。
公示では「日本−アルゼンチン戦」17500枚に対し、12500枚
が確保できていないようです。
城選手や中西選手の家族も入れないとフジテレビの報告です。
インターネットではJTBが2700枚に対し、1500枚不足。
近畿ツーリストが2737枚に対し、2682枚不足。
日本旅行が1800枚に対し、1600枚不足。
日本通運が1700枚に対し、1600枚不足。

現在、現地でも10倍の値段でダフ屋が動いているらしいです。

その後の日本戦も確保が危ういらしいです。
ちなみに原因はあてにできないブローカーを仲介しているから
らしいです。

友達への返事です。

昨日(6/12)になりますが、珠海(中国)から香港に戻りました。
途中、スリの軍団に遭い(被害はなかったですけど)、ちょっと怖い思いをしましたが...
この話しはまた別途。

中国にてMG(モバイルギアの略)使えず返事遅れましたが、Wカップのチケット危ない件、
理解しました。
今回の出張、Wカップ観戦前ということで嬉しくて、会った人には全て行く旨を話していたため、
今回の情報は仕事中(中国にて)に聞きました。
香港のホテルにチェックイン後、自宅にTELしたところ、旅行会社より宅急便にて書類有り。
内容は「当社パリ支店の最新情報によると好転の兆し。ただ保証は出来ない。今回のツアー
参加に関してはキャンセルするか、保証できない旨を承知のうえ参加のこと」
香港にいては何も出来ないため、帰国後、最新情報を入手したいと思う。

可能性があるのなら、(フランスへ)行きましょう。

「日本VSクロアチア」の記事に戻る。

最後までお読み頂きありがとうございました!!!


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写真は「i-disk(justsystem)」に保管しました。(2001/05/02)