最終更新日:2002/4/28
前から行きたいと思っていた「立山・黒部アルペンルート」へ
行くことができました!
景観は想像していた以上に素晴らしかったです。
このページは2部構成になっています。
ぜひ両方のパターンをご覧ください!!!
(10時と22時を境に背景画像も含めると20枚の画像が変わります。)
「立山・黒部アルペンルート」とは?
富山県の富山市から、北アルプスの立山連峰と後立山連峰を貫き、
長野県の信濃大町に抜ける山岳ルート。
「立山・黒部アルペンルート」の交通機関
地名 | <=> | 地名 | 交通機関 | 距離 | 時間 | 交通会社 |
富山市 | <=> | 立山 | 電車 | 34km | 50分 | 富山地方鉄道 |
立山 | <=> | 美女平 | ケーブルカー | 1.3km | 7分 | 立山開発鉄道 |
美女平 | <=> | 室堂 | 高原バス | 23km | 50分 | 立山開発鉄道 |
室堂 | <=> | 大観峰 | 立山トンネルトロリーバス | 3.7km | 10分 | 立山黒部観光 |
大観峰 | <=> | 黒部平 | ロープウェイ | 1.7km | 7分 | 立山黒部観光 |
黒部平 | <=> | 黒部湖 | 地下ケーブルカー | 0.8km | 5分 | 立山黒部観光 |
黒部湖 | <=> | 黒部ダム | 徒歩 | 1km | 15分 | |
黒部ダム | <=> | 扇沢 | 関電トンネルトロリーバス | 6.1km | 16分 | 関西電力 |
扇沢 | <=> | 信濃大町 | 路線バス | 18km | 40分 | 北アルプス交通 松本電鉄 川中島バス |
2001年4月29日現在のdataです。
最新情報や詳細については各交通会社等にお問い合わせください。
4月28日19時半に出発し、翌日の2時半、富山に着きました。
富山着後、仮眠のためサウナに行きましたが、デリケートな自分は
ほとんど眠れなかったです・・・(^^;
だって仮眠するところって動物園なんだもん。
もう多種多様の”いびき”に加え”歯ぎしり”までも・・・それに床に寝て
いる奴はいるし、ガウンがはだけてお宝丸出しの奴いるし。(^^;
もう異様な雰囲気でした・・・ホント参りましたね。
それに時間に遅れてはいけないっていうのもあって、結局眠れぬまま
朝を迎えてしまいました。
景気づけに朝からビール1本飲んじゃいましたけど。(笑)
7時に富山を出発して立山駅へ。
8時前に着いたけど自家用車とバスがすごいのなんの・・・
添乗員曰く、過去最高の人出かもしれないと。
「立山駅(標高:475m)」から「美女平(標高:977m)」まで、ケーブルカー
で行くんだけど、人の多さに制限が出ていまして、一般客はケーブルカーを
利用できず(団体予約客のみケーブルカーを利用できる)、「立山駅」から「室堂」
まではバスでの移動とのことでした。
自由度の低い団体ツアーは好きではないんだけど、この時ばかりはツアーで
良かったと思いました!
立山駅構内にあった記念撮影用の看板。
さぁ出発だぁー!!!
「立山」から「美女平」へ向かうケーブルカーです。
遠くから見ると、勾配はそれほどでもないかと思いましたが、
近くにいくとかなりの勾配でした。
「立山駅」を出発して、すぐにトンネルに入ります!
トンネルを抜けました!
「美女平駅」に着きました!
ここからは”高原バス”に乗り換えです。
「美女平」から「室堂(標高:2,450m)」までは、高原バスで移動。
上に行くほど雪の壁が高くなっていき、「室堂」の手前が有名な”雪の大谷”
です。
今年は昨年より3mほど低い16mとのことでしたが、近くで見ると高いん
ですよ。
この時期だけに許されるウォーキング(4/20〜30限定)は短い時間でしたが、
できましたよ。感動でした!
”高原バス”に乗り込めー!
「美女平」から「室堂」までは、バスでの移動です。
「美女平」出発後は、それほど多くない雪も・・・
バスの中からも見所満載!
V字形したのは、「滝」なんですよ!!!
雪の壁が段々と高くなってきました・・・
さらに雪の壁が高くなりました!
”雪の大谷”までは、もう少し!!!
「室堂」に到着!
上記写真の中段中央から右にかけて雪の切れ間が
見えると思いますが、ここがあの有名な”雪の大谷”
となります!!!
除雪車です。
”雪の大谷”は5種類18台の除雪機を使って
作られているんですよ!
”雪の大谷”は、どうやって作られるのだろう?
氷点下5〜10℃の過酷な条件の中で、毎年約15人の男たちが
純白の雪原に道を切り開いているんです!
[除雪距離と日数]
・延長約28km(桂台〜室堂)
・3月上旬より約40日間
[除雪機械の種類と台数]
ブルトーザー(30t級) | 8台 |
ロータリー車(550ps) | 1台 |
ロータリー車(300ps) | 3台 |
バックホー | 4台 |
ショベルローター | 2台 |
「ロータリー車(550ps)」は、平成5年11月に導入され、
立山開山伝説にちなんで、「立山熊太郎」と名付けられた。
機関出力は550馬力で、このクラスでは全国で11台目であり、
除雪能力は4,000t/h、投雪能力は45mだってさ。
すげーパワーだね!!!
[雪の大谷(雪の壁)の除雪]
延長約300m(積雪15m〜18m)の区間を、
30t級ブルトーザー1台(ハイド板4.5m)で
上部より崩し、谷側へ押し上げ落とし、順々に
下部を切削しながら除雪していきます。この区間
だけで約10日間かかります。
”雪の大谷”です!
こんな恰好してるけど、やっぱ気温が低いんですよ。
ちなみにこの時(AM10時)は、3℃でした。
”雪の大谷”ウォークの通行証です!
ここを歩けるのは、4/20〜30までの
期間限定なんですよ!!!
やっぱいつかは行くべし!
”雪の大谷”です!
ホントにこの雪壁には驚きです!
「室堂」から「大観峰(標高:2,316m)」までは、トンネル内を走るトロリーバス
(電気バス)で移動。
このトロリーバスを乗る前に駅員が軽快なトークで笑わせるのが、人の渋滞で
イライラしている気持ちを落ち着かせてくれましたね。
トロリーバスは中間地点の対向車とのすれ違い箇所以外は、車1台が通れる幅しか
なくて、圧迫感がありました。
「大観峰」から見た”後立山連峰”と”黒部湖”は素晴らしかったです!!!
この景観は、写真じゃなくて生で見るのが一番!って思いました。
これが”立山トンネルトロリーバス”です。
擦れ違いのための待避所(中間地点)以外は
バス1台分しか通れない狭いトンネルなんですよ。
トロリーバスを降りると、雪のトンネルがあるんです。
そのトンネル抜けると、そこには・・・感動がある!
「大観峰」からは”後立山連峰”と”黒部湖”を
見ることができます。
この景観は写真では伝えきれないです。
ぜひ生で見てください!!!
「大観峰」から「黒部平(標高:1,828m)」までは、ロープウェーで移動。
アルペンルート縦断での最大の難関・・・???
とにかく混んでいるときは、1時間半待ちかそれ以上になるようです。
添乗員も1時間半〜2時間は覚悟して!と言っていたけど、1時間も待たないうちに
乗ることができました。
ただ団体予約なんで、その待ち時間ってのは自由時間に充てられるわけであって、
苦になりませんでした。逆にもう少し待ち時間があっても良かったです。
ロープウェーを待っている間には、またもや駅員の軽快なトークが始まり、写真集を
巧みに売っていきます・・・。
「大観峰」から「黒部湖」までは、このロープウェイを
使います。
ロープウェイを待っている間に、駅員が巧みな話術で
アルペンルートについて説明をする。
しかも巧みに写真集を売りさばいていくのは
大したものだ!
「立山・黒部アルペンルート」で一番の難関はロープウェイ。
とにかく待ち時間が長い。1時間半〜2時間になることも・・・
この日は1時間半〜2時間を覚悟していたのですが、
1時間ほどで乗ることが出来ました。
ロープウェイからの景観。
スキーしている方も見えました。
このロープウェイの特徴は、途中に鉄塔がないこと。
だからロープはダラリと垂れ下がっています。
「黒部平」では昼食。
(ここでも一般客が2Fレストランの利用ができない制限あり)
昼食後は近づいてきた「黒部湖」「黒部ダム」を上から見る。
「黒部平」からの景観。
ここでの景観は「大観峰」と同じく”後立山連邦”と”黒部湖”が
素晴らしいです。
でも「大観峰」で見るのとは違うんですよ。
写真でも違いが伝わりますかね?
「黒部平」から「黒部湖(標高:1,455m)」までは、地下ケーブルカーで移動。
先に乗ったケーブルカー(立山駅→美女平)とは違い、ずっとトンネルの中を
移動します。
地下ケーブルカーのトンネル内です。
なんかモグラになった気分でした・・・
これが地下ケーブルカーです。
やっぱり急勾配です・・・
「黒部湖」から「黒部ダム(標高:1,470m)」までは、徒歩で移動。
ダムを歩くだけだったら、ほんの10分もあれば「黒部湖」から「黒部ダム」まで行く
ことができます。
でも、せっかく来たなら展望台へ!!!
ただ、これがメチャ疲れます!
次のトロリーバスの乗車時間による制限があったから、一気に上ったんだけど・・・
ホント息が上がりました。
でもダムの景観は素晴らしかったです。
ただ水位が低いのが(放水も行われていない)、残念でしたが・・・
まぁ、その時期にまた来いってことですかね!?
#2001年の放水期間は、6月26日〜10月15日となっているようです。
この門を出ると、そこは「黒部ダム」!
このダムはホントでかいです!
ダムの上から湖側と放水側を撮ってみました!
この時期は水位が低く、放水は行われていませんが、
それはそれで違った景色が見られて
良かったと思っています。
#湖側と放水側の写真は、時間帯によって変わります。
ダムの上です。
これだけの水を支えるダムだから、やっぱり大きいです。
黒部ダムを一望できる展望台へ行ってみました。
でも、これがなかなか疲れるんですよ。
Shigeyは次のトロリーバス乗車時間の関係で一気に
上ったので、ホント息が上がりましたね。
左上に見える円状の建物の上が展望台です。
ここまで来るだけでも大変なんですよ。
展望台から見た”黒部湖”と”黒部ダム”。
ここからは”黒部湖”と”黒部ダム”が一望できます!
ちょっとここまで上がるのは大変ですが、
ぜひ休みながらでも上ってみてください!
”黒部湖”と”黒部ダム”を見たら、疲れが吹っ飛びますよ!
ダム建設での171柱の尊い殉職者慰霊碑です。
「尊きみはしらに捧ぐ」と刻まれています。
「黒部ダム」から「扇沢(標高:1,433m)」までは、トンネル内を走るトロリーバス
(電気バス)で移動。
とにかく人が多くて、フルーツバスケット状態でバスに乗り込みました。
トンネル内の走行は、やっぱり”モグラ”になった気分でした。
「黒部ダム駅」もメチャ混み・・・
改札はずっと奥なんですよ。
関電トンネルトロリーバスです。
トロリーバスって電気自動車なんですよ。
だからパンタグラフが付いています。
「扇沢」に着きました。
駐車場には自家用車とバスがいっぱい。
「扇沢」着後は回送したバスが待っていて、それに乗って帰ってきました。
14時半頃に着いたから、「立山駅」〜「扇沢」の行程約6時間半っていったところ
ですね。
もっとのんびりと見ていたい所もあったけど、団体ツアーだし、とにかくかなりの
人出だからしょうがないですね。
まぁ、一通りは見られたし、写真もいっぱい撮れたので満足でした!!!
また違う時期に訪れてみたいです!
最後までお読み頂きありがとうございました!!!
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