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        第88弾   日本の歴史認識の文脈を読む
 

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 日本民族優越意識に満ちた、この優れた評論――
『日本の歴史認識の文脈を読む』を日本の中学校・高校
の歴史教科書に採用する運動を多くの人が手を携えて
繰広げようではないか。
 
    最新の新しい歴史教科書を創る会

 

 

     

国家無罪民族無罪

   本の歴代政府及び日本の多くの政治家は、従軍慰安婦強制連行南京虐殺といった戦争中の個別的な負の遺産を基本的には認めていない。それらは日本民族という珠玉についたほんの僅かな瑕(キズ)――瑕瑾(かきん)に過ぎないからだ。それをさも民族の本質から発した犯罪であるかのように懺悔し、謝罪するのは 自らの民族を傷つけ、貶める自虐行為以外の何ものでもない。また、そのような趣旨に添った民族否定につながる批判も非難も、自虐史観そのもので、認めるわけにはいかない。

   家無罪・民族無罪とも言うべき 熱意に向けた止み難い意志の発動である。無罪は犯罪性を認めないことによって成立する。少なくともそこから出発した。すべては国を思う気持からである。 

   民党の次期総裁候補の1人である安倍晋太郎