デジカメの部屋V Nikon COOLPIX 950
最終更新日 : 2002/02/6. 

はじめに ●1週間使ってみて ●真夏の怪奇現象
 ●Nikon純正本革ケース!?イエローストラップ ●夕焼けがきれいでした 
冬の夜空 ●カノープスの撮影に成功 ●Newワイドコンバーター

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はじめに(2000年7月16日)

2000/7/15、3台目のデジカメを購入しました。今度はNikonのCool Pixです。

今後、徐々に更新していく予定です。

とりあえず、

7/16 2cmまで近寄れるマクロで腕時計(…1993年に買った時計です)を撮ってみました。(photoshopでリサイズ 65KB)

7/16 夜、月食の様子を撮ってみました。(トリミング、組み写真等の加工済み 149KB)


1週間使ってみて(2000年7月23日)

 以前使っていてFinePixは、購入したときから感じていたのだが、とにかく遅いカメラであった。シャッターインターバルは、フラッシュ無しでも8秒前後、フラッシュの充電が始まると、10秒を余裕で越した。それに対してCoolPixは1秒に1枚は撮れる。バッファメモリがいっぱいになるまで(Normalで10枚程度)は、ほぼストレスなくシャッターが次から次へと切れる。「速さは力!」 その結果、「シャッターチャンスを逃すことが激減」した。

 また、マニュアルモードと強力なマクロ機能なども大変有り難い。やりたいと思うことはほとんどできるというのがすばらしい。シャッター速度優先、絞り優先、マニュアルフォーカス等々、得たいと思う絵を容易に作り出すことができる。使いこなす楽しさやマニアックな雰囲気は他のカメラではなかなか味わうことができないであろう。購入の祭、OlympusのC-2020Zと迷ったが、やはり操作性は、Nikonの方が上だと思う。(C-2020Zはふだん職場で使っているが、起動が遅かったりメニューが大変わかりにくく、よく間違う。)

 マグネシウム合金のボディは、手にすると何とも言えない重量感や安心感がある。手にズシッとおさまり、グリップもなかなかよい。赤色のワンポイント等、Nikonの一眼レフカメラの雰囲気を感じさせるデジカメだ。所有する喜びさえ感じる。買ってよかったと感じるカメラだ。

 解像度の高さは特筆もので、以前の富士の解像度の低さから比べ、大変解像度の高い優れた画像が得られる。また、昨今の300万画素の解像度ほどはないと思うが、必要にして十分の解像度や、300万画素モデルの破綻したノイズだらけの画像と比べたら格段によいと思う。おまけに値段も3分の2。

 同時に購入したCF(コンパクトフラッシュ)カードは、8倍速を謳ったLEXAR Mediaの64MB。Nikon付属のSanDisk製の8MBのカードも決して遅くはないのだが、バッファいっぱいまで撮影して書き込みが終わるまでの時間は、LEXARの方が実測値で2〜3割速い。(無圧縮モードで撮影後、書き込みが完了するまでの時間では、Nikon(SunDisk)が45秒前後LEXERが35秒前後で、10秒程度の差がある)しかし、かなり熱を持つようなので少し心配でもある。

 一方、悪い点といえば、とにかく見にくい液晶だ。FinePix500と比べれば液晶モニタの画素数は多く精細なのだが、晴れた日中の野外では、ほとんど見えない。日中は光学ファインダの方がよいと思う。OlympusのC-2020Zも職場で使ったことがあるが、Nikonとは比べ物にならないほど見やすい。液晶に関しては何とかして欲しい。

 もう一つ、悪い点としては、(慣れの問題かもしれないが)起動するとTele端になることがいまいち困ることがある。他の機種がWide端やズーム中域なのに対し、理解できない。

 

真夏の怪奇現象(2000年8月30日)〜E950の高温下での挙動について〜

 この夏、E950をトルコ旅行にもっていった。シャッターチャンスを逃さないのはもちろん、意図した露出で撮影できるマニュアルモードは、とても重宝した。がちっと決めたいときは決まるし、室内撮影や逆光といった被写体をとる場合も、とても快適に使えるカメラだ。強力なマクロやシャッター速度優先、絞り優先モードも使いやすい。ふだんは、ほとんどオートでよいし、いざ気合いを入れて撮影使用というときも、こちらの要求に応えてくれる奥の深いカメラであることを再認識した。使えば使うほど好きになる。また、旅行中、電池がよくもつということも強く感じた。液晶を多用する撮影でも、電池の消耗をあまり心配せず撮影に専念できる。

 他にも、ワンボタン+ダイアル操作で、解像度の変更や画質変更、露出補正などがすばやくできるのも大変便利だった。メニューに入らずに変更できるというのは大変ありがたい。カバンに入れても、回転レンズのおかげで思いの外かさばらず、カバンから取り出し、モードダイアルを撮影モードにしてからレンズを回転させ、レンズキャップをはずすと、すでに撮影可能になっている。即写性、起動性もなかなかだ。

 しかし、弱点もないわけではない。

レンズがもう少し広角側だと、室内撮影などでは有り難い。(現行38mmなので、35mm程度だったらなぁ、と思う。)ワイコンを購入したいと強く思う場面があった。

屋外の撮影では、液晶モニタが見にくい。これは改善して欲しい点だが、もう慣れた!?

高温の炎天下、ハングアップしたり、モードが切り替わらない場面がときどきあった。これって何?ふだんはまずないことだが、暑すぎるとダメなのかなぁ。(トルコでは、日中35度を超える日が続き、40度近い炎天下での撮影の際、モードダイヤルを回しても反応がない(反応が数秒〜ひどいときは忘れた頃に)という症状が出た)ふだん、使っているとそれでなくても高温になるE950だけに心配だ。8月後半を過ぎ、こういう現象は再現しなくなったが、やはり高温下では弱いのか。(真夏の怪奇現象!?)

 この夏使ってみての雑感だが、「きれいに撮れて使いやすいカメラ」といった感じだ。

 

本革カメラケースが届く(2000年9月8日)

 8月29日の夜、何気なく海外のデジカメサイトをネットサーフィンしていたところ、Steve's Digicamsというサイトにたどり着いた。するとそこ(2000.8月15日の記事)で見付けたのが、Nikon COOLPIX 9xx用の本革ケース。思わず、リンク先になっているHenry's Cameraというカナダのトロントにあるカメラ店のページに飛んでみた。

 日本やアメリカ、ヨーロッパでは発売されていないNikon製COOKPIX専用の本革ケース(Nikon Canada純正)が売られていた。特徴といえば、本革製であることはもちろん、単三の電池が4本収納でき、予備のコンパクトフラッシュカードが併せて収納でききることだ。おまけに値段が、わずか$20.40USということだ。

 迷わず購入。海外通販は初めてだったが、Henry's Cameraのホームページに、「安心して利用できる通信販売の会社」という認定を受けているといったような旨がはっきりと明記されていて、また、Steveのホームページ(上記)でも、Steve本人が購入したようなので、信用して購入することにした。住所や電話番号等を英文レターの書き方の本を引っ張り出して記入し、クレジットカード(VISA)の番号や有効期間などを入力して送信すると手続き完了。とても簡単だった。

 待つこと10日、郵便小荷物という形で配達された20cm角ぐらいの段ボールの中には、緩衝用の発泡スチロールがつめられ、その中に納品書とともにしっかり梱包されていた。開封すると、商品代金が$20.40US、注文フォームでは空欄になっていた送料が、わずか$5.85US。合計$26.25USだ。今週末の相場で、2850円(1$=108.5597円)。 国内では販売されていない(手に入れることができない)Nikon純正COOLPIX950専用(900・910・990もOK)本革ケースがわずか2850円だ。いい買い物をしたと満足している。

閉じた状態(COOLPIX950で撮影) 開いた状態(COOLPIX950で撮影)
COOLPIX950は、カメラのグリップ部分がふくらんでいる分、電池とCFカードが入ると、ちょうどフラットになる。990では、グリップ部が一回り大きいので、ジャストフィット!? www.nikon.caという刺繍が見える。ポケットには単3の電池が4本と、予備のCFカードがケースごと入る。ポケットは、中で2つに仕切られている(写真は、電池とCFを重ねてあります。)
この画像はFinePix500で撮影 この画像はFinePix500で撮影
ケースの入り口が広く、グリップのふくらみがちょうどフィットするため収まりもよく、取り出しやすい。 材質は適度な硬さの天然皮革で、裏にはベルト通しがあり、使い勝手も上々。(ポケットには電池が見える。)

イエローストラップが届く(2000年10月11日)

 10月4日に、ニコンネットショップに注文しておいた「ループストラップ イエロー【ニコンネットショップ専用商品】(6611)」が、今日、届きました。  注文から、ちょうど1週間でした。値段は、1800円に送料が500円、消費税が115円で、計2415円でした。純正品(標準添付品)が800円なので、1000円高いというわけです。でも、それだけの価値を感じる人には、おすすめです。

 先日、東北に旅行に行ったとき、EDレンズをくっつけたNikon D1を使っている人を目撃しました。肩からニコンのロゴが入ったイエローストラップを下げていました。高級感漂うD1にとてもあっていました。
 そのD1ほどではありませんが、届いたものは、標準添付品とは違って、質感が高く、8mm幅のベルトと黄色の幅広の部分との接合部も、革製です。また、以前まん中あたりにしか付いていなかった滑り止めも、幅広部全てにつき、造りもとてもしっかりしています。もちろん、「いかにもニコン」といった感じが強くなりました。下の写真は、COOLPIX950と上記本革ケース、今回購入のイエローストラップの3点セットです。

COOLPIX950本体とNikon純正本革ケース、そして、イエローループストラップ

 今のところ、税込み6万円弱で購入した本体以外に、本革ケースが送料込みで2850円、ストラップが、送料税込みで2415円で、合わせて5300円ほど、このデジカメに投資してしまいました。次は、ワイコンとテレコンかな?

ワイコン購入(2001年2月22日)

1円玉の直径は2cmです。レンズキャップは72mmです(前後にキャップはついています)。布製のきんちゃく(収納ケース)が付属しています。(E950で撮影) 東京へ泊まりの出張があり、1日目の研修の後、秋葉原に行ってきました。何件か回って念願のワイドコンバータを手に入れました。黄色と黒のNikonの箱の表記は、「Nikon WC-E63 Wideangle Converter」でした。定価14800円の物ですが、多くの店で11000円から12800円くらいで売られていました。通販では、だいたい11800円(20%引き)が相場でしょうか。ちなみに某大型店で10800円(税込み11340円)で購入しました。
 手にした第一印象は、「でかい、重い」です。重量は説明書によると150gあるそうです。150gといえば、富士のFinePix40iや4500の本体重量(SM・電池をのぞく)が155gですから、コンパクトなデジカメ1台分です。う〜ん。何とも言い難いです。ずしっとくる重量感、質感は、安心感にもつながり、それだけつくりもしっかりしていうということでしょうか。
 さて、E950のそもそもの焦点距離は、広角側で38mm(35mm判換算)です。標準よりやや望遠側が最も広角ですので、特に室内撮影や、建築物の撮影、被写体まで撮影距離をあまり取ることができない場合などに不便を感じます。このワイコンを取り付けることにより、合成焦点距離が24mm(35mm判換算)になり、そういった不便も解消されます。何枚か撮影してみましたが、周辺部のひずみも感じられず、画質の低下や明るさの低下も実用上問題ないレベル(全く気にならない程度)です。弱点を上げるならば、大きさと重量、スピードライトが使えないなどですが、仕方ない事と割り切ることができるので問題なしです。
 上から見るとこんな感じです。(富士DS-20で撮影)この角度から見ると、「怪しい」カメラです。(富士DS-20で撮影)この角度が一番かっこいいなと思って撮影しました。(富士DS-20で撮影)

 現在までにE950に対して、上の本革ケース、イエローストラップと合わせて、約16600円の投資です。

 


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