簡単なムービーの作り方

 

MPEG 521k

MPEG 417k

  Terragen で利用できるムービー作成プログラムには、現在、 Terranim Camera Path Editor の二つがあります。 Terragen 自身でもスクリプトが使えるようですが、 上記のプログラムを利用したほうが簡単でしょう。 どちらもフリー・ソフトです。 CamPathTerranim もバージョン・アップがひんぱんに行われているので、一概にどちらがいいとは言えませんが、現在 (10/12) のところ、(個人的な意見ですが)カーブのなめらかさや OpenGL によるプレビューなどの点で Terranim に軍配が上がるでしょう。しかし CamPath もそれ以上に豊富な機能(4WDや曲芸飛行の模倣など)を持っているので、用途によって使い分けるのがいいでしょう。
  また、オフィシャル・ガイドの「Terragen でアニメーションを作る」のページにも以下のソフトの使用法が解説されていますので、そちらもあわせてご覧ください。



Terranim の使い方

  Terranim の入手先はこちらです(またはここ)。ダウンロードしたアーカイブを解凍し、生成されたファイルを Terragen 自身の フォルダにコピーすればインストールは完了です。メニューの "Terragen" のなかの "Run Terranim" で起動できます。作者の Daniel Parnham さんの許可をいただいてチュートリアルを翻訳しました。オフラインで見ることができる圧縮版もあります。


Terranim チュートリアル(日本語版)

チュートリアル圧縮版(85k)



Terragen によるレンダリング

  以下は以前に作成した自前のチュートリアルの後半です――
  では、Terragen にいま使ったのと同じ地形ファイルを読み込みます。 大気や太陽の設定など、すべては静止画のときと同じです。(注――ただし、カメラ位置の Fixed Height Above Surface のチェックを必ず外してください。そうしないとカメラが上下に揺れます。)そしてメニューの "Terragen" のなかの "Execute Script" で先ほど保存したスクリプト・ファイルを指定すると描画が始まります。最初は粗い画面でやってみることをお勧めします。それから、画面サイズはかなり小さくしておいたほうがいいです。 どっちにしても動画はサイズが大きくなるし、レンダリングにも時間がかかるので、大きな画面でやる人はいないと思いますが。

出来上がりをチェック

  先ほど指定したフォルダに大量のBMPファイルができていると思います。 私はここで Irfanview というフリーの画像表示ソフトを使って出来上がりの調子を見ています。最初の001のファイルを表示し、 キーボードのスペース・キーを押すと次々と画像が先に進みますので、 擬似的なアニメを見ることができます。これで問題があるときは Terranim でもう一度細かい設定をするといいでしょう。

動画ファイルに変換する

  生成されたBMPをAVI作成ソフトに読み込めばいいわけですが、 そのままだと画質が悪くなります。というのも、Terragen はまだアンチエイリアスを 実装していないために、画面全体に細かいジャギー(ギザギザ)存在していて、 アニメ化した場合にはムービーのちらつきの原因になるからです。そこで先程の Irfanview の登場です。これにはバッチ・コンバーションと呼ばれる 複数の画像のフォーマットなどをいっぺんに変換する機能がありますのでこれを利用します。Irfanview のメニューの "File" の "Batch Conversion" がそれです。 ここから先程作成した複数のBMPが入っているフォルダを開け、"Add All" でそこにあるすべてのファイルを読み込みます。 次に左下の変換先のファイル・フォーマットをBMPにし、 右下の "Advanced Option" で画像のサイズが半分になるように指定します。 つまり出来上がりを 200x100 のアニメにしたい場合にはレンダリングするときは 400x200 でやらなければなりません。さて、"Risize" のところに縮小する大きさを 指定し、必ずその下の "Use Resample Function" を選んでください。 これだと画質を落とさずに縮小することができます。 あとはさっきの画面のいちばん上の "Start" を押せばいいのですが、 その前に出力先のフォルダを指定しましょう。そうでないと元のBMPとごっちゃになってしまいます。
  さてこれでAVI作成ソフトを、と行きたいところですが、まだだめです。 AVI作成ソフトにもよるのかもしれませんが、私の使っているものだとBMPのフォーマットの形式が違うみたいなことを言われて受け付けてもらえませんので、他のバッチ変換ができるソフトを使います。 Irfanview のように画像サイズまでバッチ変換できるソフトは少ないのですが、たいていの画像ソフトでは画像フォーマット(BMP,JPG,GIF)のバッチ変換はできます。私の場合は Emilie という スライドショー・ソフトを使っています。これは多数の画像を整理するときにも重宝しますし、 作品を閲覧するにも最適なのでお勧めです。上記の名前にリンクを張っていますが、「ベクター」などにもあると思います。 Emilie の場合には「フォーマット変換」でBMPを指定します。 BMPからBMPに変換(?)するわけですが、これでAVIソフトが受け付けてくれる形式になるようです。(かなりいい加減なやり方ですが、もっといい方法があったら教えてください。)
  さて、いよいよAVIの作成です。BMPからAVIへの変換ソフトには AVIMakerなどフリーのものもあります。 またAVIからMPEGに変換するには、私は TMPGEnc というやはりフリーソフトを使っています。
  以上で簡単な説明を終わりますが、私もまだアニメは始めたばかりなので至らぬ点、 間違っている点などもあると思いますので、何かお気づきのことがありましたらメールを頂きたいと思います。


Camera Path Editor の使い方

  こちらのほうが後発ですが、Terranim よりも豊富な機能が盛り込まれています。 いくらかバグがあるかもしれませんが、将来は有望かもしれません。基本的な概念は同じですが、いくらか使い勝手が違う部分もあります。 また、私も全部の機能がわかっているわけではないので、 基本的なことだけを説明します。




  基本的には Terranim とよく似ているので、特に違う点を説明します。
  CamPath はカメラが移動するポイントだけでなく、"Look At Path" という ものを指定できます。これを使うには "Use LookAt Path" をチェックしておきます。 画面の切り替えは "CameraPath" と "LookAt Path" で切り替えられます。カメラパスは最低でも2点が必要ですが、ルックアット・パスは1点でも機能します。 1点の場合には、カメラが移動しながらその同じ点を見つづけるという動きになります。例えば2点を設定すれば、カメラの移動とともに注視する点が滑らかに移動して いきます(点1から点2へ)。
  もう一つ面白い機能は、"Auto-Banking" ですが、 これはカメラがカーブを曲がるときに傾きが出ます。 ただし、ルックアット・パスを使用するとこの機能は使えなくなります。
  また v.2.0 から加わった面白い機能としては、メニューの "Special" 中の "Vehicle Cam" というものがあります。これは自動車のような地表を動く 乗り物の動きをシミュレートするもので、ですから地形のでこぼこが大きすぎると うまく機能しません。地表の凹凸に合わせてカメラが揺れるからです。
  この CamPath では各ポイントの選択は右クリックでします。 ポイントを削除するには選択しておいてから右の "Delete Point" ボタンを 使います。また、CamPath Terranim のように地表とカメラの高度を微調整するウィンドウがないので、ポイントを選択して、右の座標の "Absolute Height"(絶対高度)を変更するといいでしょう。
  では、カメラが地形や水面の下に潜っているかはどこで見るのかというと、 点と点を結ぶ線が赤くなっている部分がそれです。 ここの調整はけっこう難しいので慣れが必要です。また "Water Level" というボタンでは水面の高度を記入できます。 たんに地形に青い色の部分が表示されるだけですが、 けっこういい目安になると思います。
  さて、雲と太陽の動きは右上の "Cloud" "Sun" ボタンで行います。 雲だと流れる方向と速度、太陽は開始から終了(最初のカメラパスの点から最後の点まで)までに変化する値を記入します。"Heading"(東西南北の角度)と "Altitude"(高度)です。
  カメラの動きを見るには地形の画面の下の "Preview Mvie" を使います。 カメラの動き、バンクの角度、コマ数などが表示されます。
  他にもメニューのなかに別の機能があります。 "Options" の "Global Change Menu" では、 上の "Universal Speed Change" の窓に "50" の数値を打ち込むと カメラの速度が半分の速さになります。つまり同じカメラパスでも、 いままで50コマで移動していたものなら100コマで移動するようになります。25だと200コマになるはずです。
  Camera Path Editor ホームページから入手できます。ただし MSVBVM50.DLL というものが必要なので、 自分のHDにない場合には、上記のホームページのリンクからダウンロードして、解凍して Windows system ディレクトリに入れておいててください。
  以上で基本的な説明を終わります。私自身もよくわかっていない部分があるので、 間違った部分などあったらご指摘をお願いします。 また、どちらのソフトも活発に開発が進んでいるので、新たな機能が加わるかもしれませんし、 Terragen そのものが進化していますので、 これらのソフトはつねに最新のものをチェックしたほうがいいでしょう。

CamPath 2.20 の変更点です。
  カメラを固定できるようになった。固定カメラで周囲を見回すこともできる (ルックアット・パスを最低1点は指定すること)。 視野角(FOV)も変換できる。一部のウィンドウ構成の変更。地形ファイルは自由なサイズを選べる。

 


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