モード
ポイントの属性
ボタン
プレビュー
ハイト・グラフ
コントロール・パネル
太陽と雲
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Terranim を起動して最初にしなければならならのは地形をインポートすることだ。ツールバーの 'Import Terrain'
ボタンを押すか 'File' メニューからそれを選ぶこと。地形をロードした後、 'Control' ボタンを押してコントロール・パネルを開くと、マップの表示のし方、つまりグレースケール
/ カラー (Greyscale/Colour) を選ぶことができる。この段階で Terragen で使う予定の水のレベル (water level)
も設定しておくこと。地表からのデフォルトの高さ (default height above terrain) ボックスではコントロール・ポイントを追加
/ 挿入 (add/insert) したときに Terranim がその高さを計算するし方を設定することができる。さあ、これで自分のパスを生成することができる。 |
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現在のパス (Current Path) : ここでいま編集したいパスを選ぶ。ターゲット・パスはコントロール・パネルの正しいボックスが選ばれないかぎり使うことはできない(後述)。また、ターゲット・パスには高度なプロパティ (advanced properties) はなく、カメラ・パスしかそれを持たない。 |
点を加えるモード (Add Point Mode) : |
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ひとつかそれ以上の点を選んでから、適切なボックスに設定したい数値を打ち込んで保存 'Store' ボタンを押せば、どの属性であれ変えることができる。数値を変えたくなければキャンセル 'Cancel' ボタンを押して元の数値を復元することができる(もちろん保存ボタンを押した後ではこれは有効ではない)。新たに追加された Terranim の機能は数式を受けつけることであり、例えば、選んだ三つの点がそれぞれ 10, 20, 30 の速度値 (Velocity) を持っていたとする。速度ボックスに 40 と入れればすべてのコントロール・ポイントの速度が 40 になるが、もしも *2 とタイプしたらすべての数値が2倍になって 20, 40, 60 になる。ほかにも /, +, - をタイプすることですべての選択したコントロール・ポイントの数値に数式的な変更を加えることができる。 |
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ポイントの属性ボックスの 'Advanced' ボタンを押すと左のようなウィンドウが開く。このボックスではその他の数値をそれぞれのコントロール・ポイントに設定することができ、それらがパスになめらかなカーブを描かせたのとまったく同じ機能によってスクリプトに挿入される。特定のコマンドを使いたいときはリストからそれを選んで
'Use This' チェック・ボックスをクリックすること。するとポイントが選ばれていれば数値をタイプすることができる(カメラ・パスだけ)。数値の記入はメインのツールバーのときとまったく同じで、複数の数値を調節
/ スケールするのに *, /, +, - などを使うこともできる。 この高度なボックスの利点はすべてのリストされるコマンドが付加的なコマンドだということであり、だからユーザは好きなようにコマンドを加えたり除外したりできる。これは後で Terragen が変更されてもっと多くのスクリプト・コマンドが使えるようになったとき、ユーザはそれらをサポートする Terranim のバージョンを待つことなく自分でそれらを加えて使うことができるということを意味する。現在のところコマンドは 'terranim.ini' ファイルを編集することによってしか加えられないが、将来はもっとユーザ・フレンドリーなインターフェイスで編集できるようにするつもりである。 |
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マップをフィット / ウィンドウの整列 (Fit Map / Align Window) : マップのウィンドウを現在読み込んでいる地形に合うようにリサイズし、同時にウィンドウをメインのツールバー・ウィンドウの右端にくっつける。 プレビュー・ボタン (Preview Button) : OpenGL プレビュー・ウィンドウを開いたり閉じたりする。 コントロール・ボタン (Control Button) : アニメーション、プレビュー、ユーザ・インターフェイスに関連した多くのプロパティを設定することができるコントロール・パネル・ウィンドウを開いたり閉じたりする。 |
地形インポート・ボタン (Import Terrain Button) : |
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プレビュー・ウィンドウはアニメーションの OpenGL プレビューを表示するので Terragen でレンダリングする前にどんなふうに見えるのかを大まかにつかむことができる。プレビューは非常に遅い場合があるのでそのときにはコントロール・パネルのポリゴンの大きさ
'Size of Polygons' を自分のコンピュータに合うように調節すること。 註: これらのスピードの問題のために OpenGL プレビューはいちばん速く進むようになっており、このためにコントロール・パネルで設定されているフレーム・レートのとおりには再生されないので、最終的にアニメーションがどれぐらいの速さで動くのかをはっきりと確認することはできない。 |
また、ポリゴンのサイズを大きくすると、アニメーションはよりスムーズに速く再生されるが、精度のほうは落ちてしまう。つまりプレビューでは地面のなかを通り抜けるように見えても実際にはそうなっていない。またふつうはデフォルトの4で十分な精度が得られる。さらにハイト・グラフも地面のなかを通り抜けているかどうかを確認するのにきわめて有効である。水もまたプレビューのなかに表示され、偶然に水面の下に入ってしまわないように確認するときにとても便利だ(例えば、できるだけ水面に近づきたい場合)。水面下に入ると上に暗いブルーと普段は下に隠れている地形が見える。プレビュー・ウィンドウはサイズを変えることができるが、やはりこれは再生されるアニメーションのスピードに影響を与える。 |
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ハイト・グラフによってパスが地面や水面の下を通らないようにコントロール・ポイントのZ軸を調節することができる。ポイントはマップのときと同じように選ぶことができるがマウスまたは上下の矢印キーで上下にしか動かすことができない。グラフのスケールは左端に表示され、地面や水面の下に入ったパスは赤くなる。ポイントを現在の高さの範囲よりも外側にドラッグするとグラフのスケールは自動的に更新され、またコントロール・ポイントを上下に動かした距離は現在のスケールに対応する。ハイト・グラフも角や端をクリック / ドラッグすることでサイズを変えることができる。 |
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アニメーション・コントロール (Animation Control) : 「フレーム / 秒 'Frames/s'」変数は速度がどのように計算されるかを決めるので、最後にアニメーションを圧縮するときのフレーム・レートに設定しなければならない。前を見る 'Look Ahead' が選ばれていると Terranim はスクリプトを生成したりアニメーションをプレビューするときにターゲット・パスを無視して、たんにカメラ・パスの前方を見る。オート・バンク 'Auto / Bank' は Terranim にカメラ・バンクの数値をカーブの加速度に基づいて自動的に計算するように命令する。ターゲット・パスを使う 'Use Target Path' は読んで字のごとしだが、同時にオート・バンクも解除される。 |
全般的な設定 (Overall Settings) : |
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下のチェックボックスを選ぶと太陽と / または雲のアニメーションを設定することができる。太陽の高度 (altitude) と向き (heading) の最初と最後の数値を設定すると Terranim は単純な直線的な補完法を使って数値を計算しスクリプトに書き込む。雲の場合は Terranim は向き (heading) と速度 (velocity) の数値を Terragen に渡すだけで、後は Terragen がそれらを動かすプロセスを処理する。 |
最後に
以上で Terranim のチュートリアルを終わるが、将来の更新情報はこのチュートリアルとそのダウンロード・バージョンに表記される。エンジョイ :)