オフィシャル Terragen FAQ
インターフェース
- アニメーション
- レンダリング(描画)の問題
- コミュニティ
- システム
- テクニック
- 登録
- 用語集
最終更新日 December 31, 2002.
- ときにレンダリング中に黒い点々が表われることがある。これは最終的に保存される画像には影響がない。
- ウィンドウズで「大きなフォント」を使っているときにはインターフェースは見映えがよくない。残念ながら、これに関してはほとんど何もできない。
- アニメーションをレンダリングした後、ビットマップ・ファイルのシーケンス画像はどうしたらよいですか?
シーケンスを AVI, MOV, MPEG などに変換するにはサードパーティーのユーティリティが必要である。私は個人的に Bink! をお勧めする。このソフトは独自のフォーマットを使って画質を落とすことなくはるかに小さなファイル・サイズにすることができる。
AVI ファイルには Fast
Movie Processor を使うといいし、また MPEG ファイルには AVI2MPEG
を使うことができる。もちろん、そのほかにもフリー/シェアウェアのプログラムがある。フリーの DivX コーデックはAVIファイルをエンコードするときにはきわめて有効である。
- アニメのレンダリング中にコンピュータがクラッシュしました――終わっていない部分を続けるにはどうしたらいいですか?
そのためには世界ファイルと地形ファイルが保存されていなければならない。
テキストエディタでスクリプトファイルを開く。最初のほうに次のような行があるだろう:
initanim c:\anim1\anim, 1
この行の最後の数値をレンダリングする次のフレームの番号にする(すでに100フレームが描画されているとしたら、この数値を101にする)。次にすでにレンダーされたフレームのフレーム定義を削除する――Camera
Path Editor やTerranim,Change では、フレーム定義の最初がフレーム番号を示すコメント(セミコロンで始まる行)でマークされている。
Terragen を起動し、世界ファイルと地形ファイルを読み込む。次に新しいスクリプトを実行すると、アニメーションの続きが描画される。
レンダリング(描画)の問題Rendering Problems
- 空が地面まで届かず、黒い部分が残る。
雲のダイアログ・ボックスで、空のサイズ (Sky Size) を大きくして、もう一度やってみる。
- イメージをレンダーすると、色が混じり合わず、代わりに「帯」ができる。
これはスクリーン・モードがトゥルー・カラー (24/32bit) でないときにだけ起きる。実際に保存されたイメージにはそのような問題は生じていない。
最終的なイメージに帯が見られる場合には、大気のレンダーの精度を上げなければならないだろう。
- 画像をレンダーしていると、最後に画像全体がグレーになってしまう。
1 プレビューでは見えていなかった地形の後ろに入っているかもしれない。この場合には、カメラを上に移動する。
2 画面の色数を最低でも24ビット(トゥルーカラー)にする。
3 ビデオカードのベンダーから最新のドライバを入手する。
- イメージの一部が正しくレンダーされず、地形の一部が欠けているように見える。
カメラが地形の下や水の下にもぐっていないことを確かめること! カメラのZ軸を手動で入れた場合、またときにはその他の理由でこれが起こる。地表上の高さを固定する
(Fixed Height above Surface) チェックボックスをチェックし、適性値(デフォルトは1)を入れると解決することができる。
それでもだめな場合は、背面の除去 Backface Culling (レンダー・コントロール ・ダイアログのレンダー・セッティングにある)をオフにしてみること。
- レンダリングの時間を短くするにはどうしたらいいですか?
(雲のダイアログの)空の大きさ (Sky Size) を小さくしてみること。多くの場合、空が必要ない部分まで覆っているのだったら、値を小さくしてもかまわない。
- ズーム値を低くすると変に見えるのはなぜですか?
現実の世界のカメラは「球面」レンズを使っているが、Terragen はまだその効果を模倣していないから。
- Terragen ギャラリーはどこにありますか?
いまではあまりにもたくさんのギャラリーがあるので、もはやそのすべてを網羅するリストはない。そのようなリストは TerraNet にあるが(ただしいくつかのリンクが壊れているのは避けられない)、ほかにも
Terragen Webring という手もある。
- TerraCon とは何ですか?
TerraCon は毎月行われている Terragen
のコンテストであり、Terragen ユーザーだけが参加することができる。
- メーリングリストにはどんなものがありますか?
現在ではいくつかのメーリングリストがあり、それぞれに特徴がある。詳しい情報や講読するには以下のリンクをクリック:
terragen
- メインのリスト。Terragen の使用法、ティップス、テクニックやユーティリティに関して質問ができ、 Terragen に関することならどんなことでも議論できるが、話題から外れたチャットは歓迎されない。
terragengalleries
- Terragen ギャラリーの新作アナウンスのためのリスト。自分のギャラリーのアドレスをぽすとすることができる。
terragenfriends
- Terragen ユーザのための全般的なチャット・リストだが、必ずしも Terragen に関係していなくてもよい。オフトピックも大いに歓迎される。
その他にもメーリングリストがあるのでリソース(Resources)
のページを参照。
- Terragen はマルチスレッドのソフトではない。二つの Terragen を起動させたいときとか、スローダウンせずにその他のプログラムを同時に使いたいとき以外は、マルチプロセッサのシステムを使うことにメリットはない。これに関しては今後のバージョンで変更があるかもしれない。
- ウィンドウズと MacOS 以外のコンピュータ/OSのサポートは当面は実現しないだろう。しかし、Terragen
を(少なくとも) Linux や Amiga にポートする計画はある。
- 視野(FOV)と画角(ズーム)を換算したいのですが。
FOV = 2*arctan(1/Zoom)
and Zoom = 1/(tan(FOV/2))
視野 (Field Of View) はラジアンで表される。 (degrees = radians * 180 / Pi).
写真家のために、視野、ズーム、焦点距離の換算表が ここにある。
- Terragen のテクニックを向上させる情報はどこで得られますか?
Carol Brooksbank が書いたすばらしいチュートリアルが http://caroluk2.crosswinds.net/terratut/
にある。これには Terragen の初歩的なユーザーやもっと経験を積んだユーザーにも役立つ情報が含まれている。これは現在、Terragen
0.8. 用にアップデートされている。
Jo Meder がすばらしい地表マップのガイドを書いているが、 http://www.planetside.co.uk/terragen/smgdl.shtml
から入手できる。
Terragen について学ぶためのもうひとつのよい方法は Terragen Mailing
List に参加することだ――ここでは800人以上のユーザが Terragen のティップスやテクニックを交換したりコンテストで競い合ったりしている。
- DEM ファイルとはなんですか?
DEM ファイルとはデジタル標高地図 (Digital Elevation Maps) のことで、現実の世界(少なくともアメリカ)のデータから構成されている。サードパーティーのプログラムを使って
Terragen にインポートすれば、実際の場所の画像をレンダーすることができる。もっと詳しい情報は Terragen Resources
ページを参照のこと。
- だれが Terragen を書いているんですか?
Matt Fairclough (マット・フェアクラフ)です。また Terragen には私 John McLusky (サポートと登録を担当)と、Terragen
の Mac へのポートやその他の手伝いをしている Jo Meder がかかわっています。
- どうやって登録したらいいですか、どんなメリットがありますか?
登録は Terragen Page からできる。現在は
US$79 であり、Terragen 1.0 の直前のリリースまで無料でアップデートでき、(たぶん)最終バージョンでもディスカウントされる。また優先的にメールによるサポートが受けられ、レンダー・サイズに制限がなく、将来的にはもっと多くのボーナスがあるだろう。あなたにはきっと必要でしょう、ぜひ登録を!
登録は商業的利用には必須です。
登録はウェッブ(クレジット・カード)か電話でしてください。 ウェッブでの契約はまったく安全です。
- 「商業的利用」とはどういうことですか?
Terragen の画像からお金を得る場合、またはその画像を有料の製品に使う場合、それは商業的利用であり登録が必要です。画像を自分の(無料でアクセスできる)ウェッブサイトに掲載するだけなら登録する必要はありません。
- 私は非商業利用ユーザですが、キーを無料でもらえませんか?
申し訳ありませんが、ダメです。
- 登録しました――いつキーファイルが届くのですか? それをどうすればいいのですか?
残念ながら、私たち (Planetside Software) はワーキングデイにしか新しい登録ユーザに関する情報を受け取れません。そのため、週末に登録したら、Eメールでキーが届くまでに一日か二日かかります。このキーが届いたら、それをメインの
Terragen のディレクトリに入れて、Terragen のロックを解除してください。登録キーは12時間以内に届くように努力しています。
- バンク (Bank) カメラのチルト tilt (傾き)の角度。バンクの負の値は半時計回りのチルトに相当する。
- キャニオニズム (Canyonism) 谷の底をシャープにし、砂漠の峡谷に似た効果を生じる(通常は、あまりに顕著な結果は生まない)。
- コロナ (Corona) 天文学者の言う太陽のコロナを シミュレートするものではない。それは太陽の回りの光輪であり、一部には
Terragen がまだレンズフレアをレンダーしないために、それを補うためのものでもある。太陽の円盤のふちをソフトにする効果がある。
- 密度 (Density) (もや Haze) もやの「効果」。
- 密度のコントラスト (Density Contrast) 雲のふちの「シャープさ」を変える効果があり、また通常の設定では雲はもっと暗くなる。この設定を低くすると、雲はいっそうソフトになる。
- 密度の推移 (Density Shift) 空がどれだけの雲に覆われているかを変えることができる。負の値を大きくすると
雲がなくなり、正の値を大きくすると完全に曇った空になる。
- 精度 (Detail) ディテールのレベルはプレビューにも最終的なレンダーにも適用される。ディテールを高くすると、描かれる三角形の数は少なくなる。
- 露出 (Exposure) たんに「明るさ」ではなく、この露出は本物のカメラの露出を模倣している。
- グラシエーション (Glaciation) 谷の底を平らにし斜面の急な変化をスムーズにすることにより、地形を変形する。
- ハーフハイト (Half-height) 大気の各要素の密度は標高が上がるにつれて薄くなる。ハーフハイトは大気の各構成要素の密度が標高ゼロの地点のちょうど半分になる標高を指定する。これらを下げると大気は「平べったく」なる。
- ヘッド (Head) カメラとターゲットが作る角。(訳註・太陽の向き heading と同じ)
- ピッチ (Pitch) 平面と視線とのあいだにできる垂直の角。
- プレビュー (Preview) 現在のセッティングの「感じ」をつかむために使われる小さな、ディテールの低いレンダー。
- リアリズム (Realism) 高く設定すると高い部分と低い部分の移行がスムーズなよりリアルな地形が生成される。もっと「ごつごつ」した景観を作るにはこの設定を低くするとよい。
- レンダリング (Rendering) すべての使われている設定からイメージを作るプロセス。
- 粗さ (Roughness) (波) 波の垂直の高さ。
- サイズ (Size) (波) 波の幅。
- スムージング (Smoothing) 地形のスムーズさを調整する。これを高く設定しすぎるとリアリズムの設定を妨げて望まない結果になることがある。
- サーファス・マップ (Surface Map) テクスチャーと同じ意味だが、画像ではない。サーファス・マップはユーザーが定義した標高と傾斜に依存する。
- サーファス (Surface) 地形と水のレイヤーを組み合わせたもの。
- ズーム (Zoom) ズームを増やしても単純にカメラをターゲットに近づけたのと同じ効果は出ない――視野の広さを変えるのである。
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