MEGATON TAYLOR

Album Covers





Tumbling Dice
Mick Taylor  Nicky Hopkins  Bobby Keys


ついにこの音源を聞ける日が来たのでした・・(嬉泣)
92年に三回だけ行われたタンブリングダイス名義の全公演収録3CDがリリースされました。
フロリダの小さな会場で録音されたこの音源はとにかく生々しくギター、サックス、ピアノと三人の
担当楽器を殺すことなく好バランスで収録されていますね。
やっぱ聞き所と言えば「Edward」ですかね。こいつのライヴ音源なんてそうそうお目にかかれないのですが
それにオリジナルどおり、いやそれ以上にボビーが絡み、更に輪を掛けてテイラーのスライドが粘りつく。
「Can’t You Hear Me Knocking」は近年、遂に本家ストーンズもライヴで披露しましたが
ギター中心で無くボビーの為のものであるという出来映えでしたからねぇ。
で、ダイスでの
この曲はどうかというと92年という本家がまだ一度も演奏した事の無いという時代を配慮すると
本物のメンバーが本物の音で演奏してるよ〜って感じなんですね。 これはまさに「Sticky Fingers」の世界の再現なんですよね。
この店の宣伝文句がまたなかなかツボついてて
この3人がいなかったら、
あの時代のSTONESサウンドが成立しなかったことを改めて確信することが出来ます。

近年のSTONESに不足している要素がすべて詰め込まれたといっても過言ではない
みたいに書いてるけどホントそのとおりだと思うんだよね。これ書いてる奴はよく判ってるなぁと(笑)
その他の曲もそこかしこでボビー、テイラー、ニッキーがフレーズの交換、掛け合いをする場面があり
ジャムの様相を呈してる部分があってそれがまた素晴らしいんです。ニッキーが亡くなってもうこのメンツでのライヴでは
二度と観ることが出来なくなっちゃったけどこれだけの音が今ごろヒョッコリとリリースされるのは凄い事だと思います。
3日間とも音質は素晴らしいです。生々しい楽器音がほとばしっています。
プレスCDってとこもマニアには嬉しいですしこれはテイラーファンならずとも買っておかないといけないアイテムですな。


[以下ショップインフォをそのまま掲載]
ミック・テイラー、ボビー・キーズ、ニッキー・ホプキンスによる92年に3回限りの公演しか行なわれなかった
幻のバンド「TUMBLING DICE」がついに登場です。
テイラー自身のインタビューによると、この「TUMBLING DICE」は、企画したプロモーターの命名によるもので、
集められたメンバーは、テイラーの他、SAXのボビー・キーズ、キーボードのニッキー・ホプキンスという
70年代ストーンズ・サウンドを支えた主要人物たちで構成され、
約20年ぶりにあのストーンズ・サウンドが再演された正に幻の公演といえるものです。
(このバンドは、好評だったため翌年93年にマイアミ、ニューヨークなどで数回再演されましたが、この時はニッキー・ホプキンスは不参加です。)
ストーンズ脱退後、頑なに「元ストーンズ」の肩書きを拒否し、フュージョン系の音楽を追及してきたテイラーは、
80年末ごろから自らのフェイバリット・ブルース・ナンバーをプレイして原点回帰を図りはじめ、
このバンドでかつての旧友たちとの演奏を通じて、
ついに「元ストーンズ」という呪縛から開放されたと言えるような記念すべき公演です。
演奏曲目は、ジョンメイオール&ブルースブレーカーズでおなじみの「Hideaway」、オールドブルースナンバーで
STONES時代も演奏された「You Gotta Move」「Little Red Rooster」。
そしてニッキー・ホプキンスのソロアルバム「夢みる人(The Tin Man was a dreamer)」に収録のファンキーなナンバー「Edward」。
アルバムでは、ジョージ・オハラ名義でジョージ・ハリソンがスライドギターを弾いていますが、
ここでは、テイラーのスライドギターが炸裂しています。これは最初で最後とも言える大変貴重なテイクで、
今公演のクライマックスになっています。ボビー・キーズのソロ・パートとしてキャノンボール・アダレイの「Mercy,Mercy,Mercy」では、
暗黒街を想起させるボビー独特のSAXを堪能できます。
そして3ショウすべてで披露される「Can’t You Hear Me Knocking」での3人の掛け合いは、
正に「STICKY FINGERS」のあの音が再現されます。これを聞くと、この3人がいなかったら、
あの時代のSTONESサウンドが成立しなかったことを改めて確信することが出来ます。
ニッキー・ホプキンス亡き今となっては、見果てぬ夢になってしまったこの幻の「TUMBLING DICE」。
近年のSTONESに不足している要素がすべて詰め込まれたといっても過言ではないこの音源は必聴です。
音質はオーディエンスとは思えない安定感で各楽器ともクリアな極上音源で、
STONESテイラー期のあの濃厚なサウンドが見事に蘇ります。300枚完全限定のプレスCDでリリースです。
3月19日発売*本作はMASTERPORTレーベルのタイトルではありません。

極上隠密ステレオ
ノンレーベル

Disc1:
92/04/29 : Kendall, Froida, Charcoals
Introduction
Hideaway
Mercy Mercy Mercy
You Gotta Move
Edward
Instrumental Blues(unknown)
Can't You Hear Me Knocking
I Wonder Why
Outroduction

Disc2:
92/5/01 : Coral Springs, Florida, Charcoals
Band Introduction
Hideaway
Mercy Mercy Mercy
You Gotta Move
Edward
Instrumental Blues(unknown)
Baby What You Want Me To Do
Can't You Hear Me Knocking
Little Red Rooster
Outroduction

Disc3:
92/5/02 : Coral Springs, Florida, Charcoals
Introduction
Hideaway
Mercy Mercy Mercy
You Gotta Move
Edward
Instrumental Blues(unknown)
Can't You Hear Me Knocking