2004.10.09(土)
『約束』 石田衣良著
 数週間前の『王様のブランチ』で紹介されていた本、『約束』を読んだ。
 その時の紹介者は「最初の1行を読んで涙が出てきた。」と言っていたので期待していた。私の場合、涙が出ることはなかったが、確かに感動する本だった。
 大切な人がいなくなり、人生の終わりのように落ち込みなかなか立ち直れない人も多いと思う。『世界の中心で…(ドラマ)』の朔太郎のように17年も落ち込んだままの人もいる。
 今回の本は、そのような境遇の人が、いかに新しい人生に希望を持つかが書かれている。短編小説であったことも飽きずに読むことができた理由であろう。
 もしこの各話は実はであるなら本気で泣けたような気がする。

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