2004.12.15(水)
『消えた駅名 駅名改称の裏に隠された謎と秘密』今尾恵介著
 簡単にいえば、日本各地にある鉄道の駅の名前がどのように決まったか。どういう経緯で名称変更がなされたのかを細かく解説してくれている本である。
 北海道など馴染みのないところの解説は、サラッと読み、地元の駅や知っている駅の解説は、「こんな経緯があったんだ」と関心しながら読んだ。
 身近にある『遠州鉄道』の現・「八幡駅」も最初は「繭市場前」と呼ばれていたらしい。開通当時、この浜松地域は養蚕が盛んであったらしく、その場所に繭の市場があったため、そのまま「繭市場前」と名づけられたようだ。
 このほか『遠州鉄道』では現・「遠州小林駅」が以前は「新原」、「さぎの宮駅」は「共同」という駅だったらしいことも紹介されている。

Diary