2005.02.17(木)
『となり町戦争』三崎亜記著
 主人公が住む舞坂町とそのとなり町との戦争の話。戦争といっても銃撃戦とかの戦闘は一切なし。いつの間にか始めって、いつの間にか終わってしまう、よくわからない戦争。
 この戦争を行うのは行政。いかにも行政的な手法、行政的な手続き、行政的な回りくどい説明をうまく表現している。
 町民の行政に対する不満、行政の何とかしたくてもすることの出来ない事情の両者とも理解できる。
 戦争の意味はよく理解できなかったが、意外と面白かった。

Diary