10/2放送の第1話「旅立ちのイリス」 世界規模で勃発した戦争。 7年という長期に渡った戦火は、各都市に壊滅的な被害をもたらした。 それから10年が経ち、生き延びた人達の手によって復興も始まった。 そんな街の1つから、この物語は始まる……。 ゴルマンに滞納している家賃の支払いを迫られる子供達。その日を暮らす のに精一杯の感のある子供達に10万クローゼなどという大金があろう筈 が無い。リーダー格のロッドが泣き落としを謀るが残念ながら失敗。(^^; 重機を使って建物を取り壊し、強制排除をしようとするゴルマン。ロッド は重機の前に立ちはだかると建物を守ろうとする。と、そこへ1台の戦車 がやって来て重機の動きを止める。中から現れた少年がゴルマンと交渉し 支払いに3日間の猶予を取りつけた。少年の名はリック。親のような存在 で子供達に慕われていた。リックの無茶な約束に呆れるソロン。彼は人型 をした自律型ロボットで、リックの良きパートナーのようだ。 家賃を稼ぐ為に仕事に出掛けたリック達。しかし、子供達の手で3日間で 10万クローゼを稼ぐ事は不可能だろう。そんな時、リックが1枚の張紙 を見付けた。それには「クリスタルを見付けた者には1千万クローゼ」と いう賞金稼ぎ的な事が書かれていた。これからの事を考えると金は多い方 が良いのでクリスタル探索行に参加すると言い出すリック。危険だからと 反対するソロンを押し切る形で主催しているアカデミーに向かう。 アカデミーは見上げんばかりの大きな建物だった。と、ここでトンでもな いアクシデントが。ロッドが勝手に戦車を操縦し、停めてあった高級車に ぶつけて大破させてしまったのだ。更に借金が増えてしまった一同。(^^; 探索行の受け付けをするリック。しかし、受け付けは既に締め切られてい た。事情があるからと頼み込むリックに困り果てる受け付けのお姉さん。 と、そこへ1人の男が現われて、二つ返事で受け付けを許可してくれた。 喜ぶリックだが、男がアカデミーのお偉方と知ってビックリ仰天。(^^; と、ソロンが突然苦しみだした。彼の記憶回路に昔の出来事が呼び起こさ れる。記憶の中の男の手には、アカデミーの男と同じ紋章の指輪が……。 平常に戻ったソロンを見て一安心のリック。しかし、ソロンが探索に行く と言い出したのを聞いて驚く。さっきまでは反対していたのに、突然一転 して積極的になったのだから無理も無い。ソロンが言うには、クリスタル 探索は自分の失われた記憶を取り戻せる事に繋がるらしく、しかも嬉しい 事にソロンにはクリスタルの在処が分かるらしい。 アカデミーの男と通信で話をする謎の男。そして謎の言葉。 「イリスが来た」 イリスとは一体……。 ライバルたちは既に探索行を始めている。遅れを取り戻すかのように出発 するリック達。出遅れてはいるが、リックにはクリスタルの在処が分かる ソロンという頼もしい仲間がいる。楽勝楽勝、と思ったが……。 砂漠で巨大な竜巻に襲われたリック達。逃げるリック達を追い掛けて来る 竜巻の動きは、まるで意志があるかのようだった。このままでは巻込まれ る! と思った時、前方に捨てられた大きなランドシップを発見。間一髪 というところで内部に逃げ込んで事無きを得た一同。 ホッと安心する間も無く、新たなアクシデントが。頭上に閃光が走ったと 思うと1人の少女が現れたのだ。ソロンが少女の生体反応を調べる。単に 気を失っているだけで健康体らしい。と、その時、測定器のメーターが振 り切れると煙を吹き出して壊れた。そして男の声が聞こえてきた。見れば 怪しい男の巨大な姿が。その男の顔を見て驚くソロン。男の名はアビス。 ドクター・アビス。ソロンの良く知っている人物らしい。 -- 鈴木 順一 woodybell@mail.wbs.ne.jp (kanea-marigold@geocities.co.jp) http://www2.wbs.ne.jp/~woodybel/