10/23放送の第3話「クリスタルの行方」 第1話、第2話の粗筋に続いて第3話が始まる。 イリスを出発させたリック。女性はシェラザードと名乗った。街まで乗せ て欲しいと言うシェラザード。彼女は盗賊に追われていると言った。と、 後ろから何かが飛んで近付いて来た。それはシェラザードの人型ロボット だった。人の生き血が大好きな化け物と聞かされて慌てるリックは、ロボ ットがミサイル攻撃を始めたので更に大慌て。外で何が起きているのかと 聞くソロンに、とにかく逃げろと指示を出す。 逃げるイリスに対するロボットの攻撃が続く。攻撃と言っても威嚇程度。 しかし、シェラザードとロボットの関係を知らないリックには一大事だ。 渓谷を走るイリス。リックは逃げ込めるような場所が無いか辺りを見廻す が、適当な場所は無い。シェラザードがロボットに攻撃の終了を伝えた。 最後に放ったミサイルが前方の石柱に命中し崩れて来る。それをギリギリ かわしたイリスだったが崖に衝突してしまう。思ったより使えそうな戦車 だと満足げなシェラザード。やはり何かを企んでいるらしい。 シェラザードの所為でこんな事になった、これでは次の街まで行けないと 文句を言うリック。当のシェラザードは全く気にしていない様子。そこへ ソロン達が顔を出した。シェラザードの事をモデルか女優かと言うソロン の言葉にズッコケるリック。再び開口一番ブルアイの事を聞くファラァ。 シェラザードはファラァに何かを感じたようだ。 イリスの修理は大体終わったが、時間を無駄にした事を悔むリック。留守 の間にゴルマンが何か言い出さないかと心配なのだ。クリスタルを手に入 れて直ぐに戻れると元気付けるソロン。その頃、子供達の住む家では夕食 の準備がされていた。と、そこへトラックがやって来た。約束の日までは まだあるが、取り壊しの準備をしていると言うゴルマン。そんなゴルマン を水掛けと投石で追い返す子供達。 シティ306に到着した一同。「またね」と、再び会うような挨拶をして 去って行くシェラザードにウンザリ顔のリック。クリスタルの在処が気に なるロッド。ソロンが探知をしてみるが、色々な信号が交錯していて正確 な位置は分からなかった。 岩山に囲まれた塔。その中にドクター・アビスは居た。どうやらイリスの 動向を監視しているらしい。アビスと一緒に居る男はアカデミーでリック に声を掛けた人物。クリスタル探索はアビスが糸を引いているようだ。 朝になり、昼になり、そして夜になった。今日はクリスタルを入手出来な かった。約束の期限まで残り1日。絶対見付けてやると意気込むリック。 そしたらブルアイにと頼むファラァ。焼き立ての芋で舌を焼いて大慌ての リックの様子を笑う一同。と、そこへシェラザードがやって来た。街に人 が溢れていると言う。明日、オークションがあるらしい。闇のオークショ ンか、何か匂うなと言いながら芋に食い付いたリック再び大騒ぎをした。 どうやら芋が焦げていたらしい。 イリスの横で野宿をする一同。ふと、ソロンが横を見るとリックの姿が無 いのに気付いた。リックは少し離れた所に座り込んで考え事をしていた。 とても不安だと言うリック。暗い夜の向こうには朝があると信じているの に、ずっと夜が続いてしまうような気がすると。ソロンに祖父の事を聞く リック。本当に死んでしまったのかと。ソロンには分からなかった。10 年前の事故の時に記憶回路が完全に壊れてしまったから。祖父に逢いたい と言って落ち込むリックを元気付けるソロン。クリスタルはリックの祖父 ヘリング博士とも関係がある気がすると言って。 翌朝、リックとソロンはオークションに出掛けた。ガラクタに見える品に ついた5万クローゼと言う金額に、自分達は危険な目に遭う事をして苦労 して金を得ようとしているのにと文句を言うリック。金はあるところには あると言うソロン。それは良いとして、目的はクリスタルである。リック はソロンにクリスタルの探知をするように言った。 イリスの上空を飛行船が行く。船底の紋章を見て一騒動ありそうだと感じ たシェラザード。その横でファラァがバケツを取り落とすと怯えだした。 頭を抱えて座り込んだファラァは「リックが危ない」と口走る。どうやら ファラァには予知能力があるらしい。 次なる品をチェックするソロン。と、反応があった。赤い宝石の付いた金 細工。遂にクリスタルを見付けた。しかし、ここはオークション。競りを して買わなくてはならない。3千クローゼから始まった競りは次第に金額 を上げていく。7千が出たところで、リックが7千5百を出して競り落と しかに見えたが、まだ終わりにはならなかった。斜め前に居たオバサンが 1万を出したのだ。意地のリックと見栄のオバサンの一騎打ちが始まる。 そして、オバサンが10万クローゼを出したところで競りは終わった。 リックは何故か「10万」という数字に縁があるようだ。 オバサンが品物を取りに行った時にそれは起こった。銃声が響くと盗賊団 砂漠のひまわりが乱入して来たのだ。慌てふためいて逃げる客達。その頃 ロッド達はオークション会場に向かっていた。しかし、操縦に馴れていな いロッドは、イリスをマトモに走らせる事が出来ない。歩きの方が早いと 判断したシェラザードは、イリスから降りると素晴らしい身のこなしで会 場へと向かって行った。 会場に警察が到着した。銃撃するが、盗賊団は防弾シールドを仕込んだマ ントでかわしながら金品を拾い集めていく。もちろんクリスタルも。煙幕 を張って引き上げて行く盗賊団。危険が去ったので逃げる事にしたソロン だが、リックは反対方向、盗賊団が向かった方へと駆け出して行く。危険 だから戻ってと叫ぶソロンの声を無視して。 -- 鈴木 順一 woodybell@mail.wbs.ne.jp (kanea-marigold@geocities.co.jp) http://www2.wbs.ne.jp/~woodybel/