11/13放送の第6話「託された運命」 <これまでの粗筋> クリスタルによって記憶を取り戻し始めたソロン。その中でヘリング博士 が言う。「地球を救うには宇宙船にあったレインボー・システムに賭ける しかない。起動する為には7つのクリスタルが必要だ」と。 地球の危機!? それを救うレインボー・システムと7つのクリスタル? 謎を解く為に、ソロンのスコープに映し出された山を目指して一同は出発 した。それがファラァの言うブルアイ山なのだろうか? ソロンの記憶の中の山を探してイリスは走り続ける。街に立ち寄って映像 を住人に見せるが知っている人は見付からない。ブルアイ山を知っている 人も居なかった。ガッカリするファラァに、苦笑いして元気付けるリック とロッド。そんな2人に微笑み返すファラァ。(^^) これだけ探しても見付からないという事はソロンの記憶が間違っているの かも知れないと言うロッド。諦めるのは早いと言い返すリック。済まなそ うに謝るファラァに、気にする事は無い、自分達も真実が知りたいのだか らと言うリック。ロッドが格好良いとリックを誉めたその時、イリスが道 を曲がり損ねて横滑りを起こし、谷底へ落ちてしまった。(^^; 席から放り出されたファラァがロッドの上に尻餅状態。「重い」と言われ 思わず顔が真っ赤になるファラァ。(=^^=;;; 誉めると調子に乗ってすぐ 失敗するとロッドに文句を言われて苦笑いのリック。ソロンは操縦を交代 するとパネルを操作する。と、キャタピラの所から4対の足が出て来た。 この足を使ってイリスは崖を登って行く。 ブルアイ山探しを続ける一同の前に寂れた村が。ここで分からなかったら 諦めても良いと言うファラァ。自分は幻を見ていて、ブルアイなんて何処 にも無いのかも知れないと言うファラァに諦めるなと言うリック。これは 自分達の謎を解く旅でもあるからとファラァを元気付けた。 村に入って行くリック達。しかし、人が住んでいる気配はあるのに誰も姿 を現さない。変に思っていると数人の村人が現れ、オドオドしながら食料 を差し出した。どうやら盗賊と勘違いされているらしい。聞きたい事があ るだけだと言い出したその時、少女の叫び声が! 見れば崖の上に本物の 盗賊団。発砲しながら崖を下って来た賊のリーダーが「砂漠のひまわり」 と名乗りを上げる。アイツらの仲間と間違われるとは良い迷惑だと御機嫌 斜めのリック。(--) バイクと戦車で村の中を走り回っては村人を追い掛け、家を壊す盗賊団。 やめてくれと進み出た村長に今月分の食料を要求するリーダー。しかし、 既に差し出したから残りは何も無いと言われて怪訝な顔に。村長が指差す 方には見慣れない戦車があった。名前を騙られたとあってはタダでは済ま せられない。手下がバイクで取り囲む。そんな中、リックはイリスの上に 座って笑顔でお茶を飲んでいた。(^^;;; 何者だと問うリーダーに、砂漠のひまわりという盗賊団から宝物を奪い返 した人の噂を聞いていないのかと挑発するリック。それを聞いて怒り出し たリーダー、砂漠のひまわり西地区営業所のキャントが本部のお頭に恥を かかせたお返しとばかりに銃撃を始めた。手下もそれに続く。これは堪ら んとソロンに助けを求めるリック。(^^; ソロンが反撃を開始した。波動砲で蹴散らし、バイクに体当りを掛ける。 その様子を見ていただけだった村人も、優勢なのを知ると手にクワを持ち キャントを取り囲む。最後まで残っていた手下まで逃げ出すと、さすがに 心細くなったキャント。銃を放り出すと大慌てで逃げ出して行く。(^^;;; 盗賊団を追い返して大喜びの村人達。そんな中、ロッドが時計を拾った。 逃げる時に落としていったようだ。貰っても良いかと聞くロッドに持ち主 に返すべきと言うリック。と、時計を見たリックの表情が一変した。その 時計には見覚えがあった。裏に書かれた名前を見て、それは確信となる。 その時計はヘリング博士の物だった。どうして盗賊団が祖父の時計を持っ ているのか? 確かめる必要がある。リックはイリスに飛び乗ると、崖を 登って逃げているキャントに威嚇攻撃をした。(^^;;; 縛り上げられ、イリスのアームに吊るされたキャント。(^^; 時計は賊が ねぐらにしている洞窟にあったと言う。洞窟まで案内したら下ろしてやる という約束で道案内させるリック。その頃、洞窟にいる親分は、キャント 達の帰りが遅いのでイライラしていた。(^^; 森を抜け、遂に洞窟がある岩山を目にしたリック達は驚きを露わにした。 その山はソロンの記憶の中にある山だった。しかし、ファラァの探してい るブルアイ山では無かった。喜び半分の一同の後ろでキャントが呟いた。 案内したんだから下ろして、と。(^^;;; 森の中で野宿する一同。木に縛り付けられたキャントが、夜は苦手だから 勘弁してと泣き言を言う。(^^; 明日になったら警察に連れて行ってやる と言うロッド。電気が点いてるから夜でも明るいと冷たく言い放つ。(^^; その頃、リックとソロンは洞窟を見に行っていた。見張りは1人。しかも 居眠りの最中。(^^;; 役に立たない見張りをバケツに閉じ込めて洞窟に 入って行くリック達。暗いのはイヤだと喚く見張り。(^^; 連中は暗いの が怖いから昼しか働かないのか?(^^;;; 洞窟に入ると、ソロンが失われた記憶を少しずつ思い出し始めた。奥の部 屋でヘリング博士からデータをインプットされた事、ここで博士はアビス と共にレインボー・システムの研究をしていた事を。リックも5歳までこ こに住んでいたと聞かされ、驚いて辺りを見廻すリック。銃のオモチャ、 ランタン、置き時計。そこには見覚えのある物があった。ここに住んでい た事を思い出したリックは立ち上ると駆け出そうとする。そんなリックを 引き留めたソロン。何やら良い考えがあるらしい。 夜が明けた。一緒に行きたいというファラァとロッド。危険だから連れて 行けないと断わるが、何か思い出すかも知れないと頼み込むファラァに負 けて連れて行く事に。そんな訳でキャントが1人でお留守番。(^^; 熊が 出たらどうするんだと泣き付くが、熊だってお前なんか食わないと冷たい ロッド。(^^;; 走り去るイリス。と、何処からか獣の唸り声が。(^^;;; 熊かも知れない……。冷や汗のキャント。こんな時は……そうだ、死んだ 振りだ。『う〜、ガクッ……』(^^;;; 朝靄に煙る洞窟前で歯磨き中の手下その1は、やって来たイリスに驚くと 慌てて洞窟内に走り込んだ。朝に弱いので御機嫌斜め支店長が様子を見て 来いと手下に指示を出す。が、まだ日が昇ったばかりで営業時間ではない と言われてしまう。(^^; こういう時は例外だと怒鳴ったものの、やる気 が出ない支店長。などと間抜けな話をしている間に2回目の砲撃。堪らず 外に出る一同。 リックに洞窟から出て行けと言われて、寝起きにプラスして不機嫌になる 西地区営業所長アビット。更に額のひまわりマークを笑われて怒り心頭。 手下に命じて襲わせるが、走り出したバイクが次々と落とし穴に落ちたり バラバラに分解してしまう。更にチェーンを引っ掛けられて派手に引っく り返る。戦車もハンドルが取れてしまい操縦不可能に。(^^; 連中が寝て いる間に仕込んでおいた作戦が大成功に。(^^; 営業時間になったと言いながらバズーカ砲を持ち出した手下2人。引き金 を引くが何故か発射しない。何と砲身に詰め物が。(^^;;; 暴発しそうに なったバズーカを放り出すと逃げる2人。投げられた先にはアビットが。 逃げる間も無く、暴発に巻込まれたアビット。(^^;;; 西地区営業所の店 じまいは近い……。(^^; 盗賊団を追い出したリック達は洞窟内を調べ始めた。しかし、ファラァは 何も思い出さないし、使えそうなデータは何も残っていなかった。やっと 見付けた手掛りとなる場所だから何か情報を掴まなくてはと焦るリックに ロッドが黄色い車のオモチャを差し出した。それはリックが祖父に作って 貰った物だった。スイッチを入れるとタイヤが回り出した。10年以上も 経っているのに壊れていない事に驚くリック。と、その時、ソロンがハッ として顔を上げた。タイヤの回転音を聞いて、再び記憶を取り戻し始めた ソロン。一見するとただのオモチャ。しかし、それには大切な機能が隠さ れていた。イリスと同じく地球を救う為の重要な機能が……。 記憶を辿るソロン。銃声を聞き、博士が心配になって戻ったソロン。銃で 撃たれて倒れたヘリング博士が言った。これを持って行け、と。しかし、 侵入者が直ぐそこまで来ていた為に、受取らずにリックの所へと戻った。 追い付いた侵入者が車を手にする。が、博士の思惑通りにオモチャと判断 し、投げ捨てた。 車をテーブルに置くと屋根を外し、ボンネットを開けると中のスイッチを 押すソロン。光りだした車に驚くリックの前で、ソロンは車内のレバーを 操作した。すると、ヘッドライトが点灯して、空中に地図を映し出した。 そこには6つの赤い点があった。それは、クリスタルの隠し場所を示して いた。残り6つのクリスタルがあればレインボー・システムを起動する事 が出来る。レインボー・システムとは、古代に飛来した宇宙船から発見さ れた地球の環境を作り替えるシステムの事だった。そして、地球の危機と は大規模な地殻の変動……。 と、その時、一同に声が掛けられた。驚いて振り返ると、そこには1人の 男、科学アカデミーの理事長が立っていた。それは表向きの顔でしか無い と言うソロン。アビスと共に地球征服を目論むプロフェッサー・パロ。そ れが男の正体だった。自分に必要な物の手掛りを得る為にリック達を利用 していたらしい。 オモチャを渡せと言われ、断わるリック。ソロンも渡す訳にはいかないと 言い切った。これはリックが託された物、博士を殺したパロには渡す事は 出来ないと。それを聞いて驚愕するリック。生きていると信じていた祖父 が殺されていて、殺した張本人が目の前に現れては無理も無い。睨み合う リックとパロ。リックの心に憎しみの炎が燃え上がる……。 -- 鈴木 順一 LOOKIN' FOR THE RAINBOW woodybell@mail.wbs.ne.jp (kanea-marigold@geocities.co.jp) http://www2.wbs.ne.jp/~woodybel/