1/1放送の第13話「湖の幻影・前編」 荒野を走るイリス。その中で突然うめき声を上げたロッド。急に頭が痛く なったらしい。続いてファラァが寒気を訴えた。気温が下がって来たと言 うソロンの言葉を聞き、リックも寒気がすると言い出した。(^^; 第5の クリスタルを求め、一同がやって来たのは湖のほとり。霧が立ち込めてい て湖は良く見えない。昼間なのに薄暗く、何かが出て来そうな不気味な場 所だった。本当にこんな所にクリスタルがあるのか気にするリックに、今 まで地図に間違いは無かったと言うソロン。確かにそうだが、リックはこ の場所が気に入らなかった。 湖の上空を飛ぶ飛行船。その中で笑い声を上げる砂漠のひまわり。壊滅の 危機にあったが、宝の地図を手に入れて復活を図ったらしい。(^^; と、 飛行船が突然傾いた。(^^;; 何事かと聞く砂漠のひまわりに、墜落しそ うだと言う部下。それを聞いて頭を抱える砂漠のひまわり。今乗っている 飛行船の修理に多額の金を使っていたのだ。(^^;;; しかし、そんな事は お構い無しに、飛行船は霧に包まれた湖に墜落してしまう。(^^;;; 騒がしくなり始めた湖。そのほとりに釣り糸を垂れる1人の老人がいた。 地元の人のようだが、やけに眼光が鋭い。(^^; 何とか岸に辿り着いた砂漠のひまわり達。(^^; 寒いと震えながら文句を 言う3人。特に砂漠のひまわりはご機嫌斜めだ。(^^; どうせ飛行船では 水の中に入れないからと部下に言われ、一瞬怒ったものの確かにその通り という訳で、どうやって水の中で宝を見付けて引き上げて来るかを考える 事にした砂漠のひまわり。それを考えるのはお頭の役目だと言われて再び 怒り出すが、頭脳労働はダメだからここはお頭が頼りと部下に煽てあげら れ、スッカリその気になる単純なお頭。(^^; 手掛りを求めて走るイリスの前に1台の車が現われた。乗っている男女が イリスの事を馬鹿にすると、挑発するかのようにイリスの周りを走り始め る。怒ったロッドがターボで追い掛けようと言うが、リックは放っておけ と無視する事に。その頃、例の老人は相変わらず釣り糸を垂れていた。 クリスタルの反応を調べるソロン。感じるけれどハッキリと捉えられない と言うソロンに、やっぱり湖に入らないと駄目かと言うリック。ファラァ も何か感じるらしい。ただし不吉なものを。ロッドも不安がる。と、その 時、雨が降り始め、次第に雨脚が強くなってきた。イリスは少し手を加え れば水に入る事が出来るが、今は雨宿りが先。慌ててイリスに駆け込んで 行くリック達。雨を気持ち良いと言って1人喜ぶロッドにリックが言う。 これは酸性雨だと。ちょっと考えて、それが意味する事が分かったロッド は大慌てでイリスの後を追い掛けて行く。(^^;;; 雨宿りをする場所を探していたリック達は1人の老人を見付けた。それは 釣りをしていた老人だった。休む場所は無いかと尋ねるリックに、老人は 付いて来いと言わずに歩き出した。突然立ち止ると振り向き、宝捜しかと 尋ねてきた老人に、言葉を濁すリック。(^^; イリスを先導して行く老人 を怪しむロッド。雨が上がり夕陽が空を赤く染める頃、イリスは湖のほと りにある宿に到着した。そこには例の男女が。やっと到着したとイリスを 笑い、宝は自分達の物、ハイテクの勝利だと勝手に盛り上がる2人。(^^; その頃、砂漠のひまわり達は湖のほとりで野宿をしていた。(^^; いくら 何でも寒すぎるし腹も減ったと愚痴を言う部下に、文句を言うな、自分の 足でも食ってろと怒鳴る砂漠のひまわり。(^^;; ホテルくらい探せばあ ると言う部下に、金はどうすると突っ込む砂漠のひまわり。(^^; 自分を 警察に突き出して賞金を受取り、その後に助け出して3人でホテルに泊ま ろうと言う部下に、自分の賞金が幾らなのかと再び突っ込む。(^^; 部下 の賞金は100クローゼ。そんな金額でホテルに泊まれる訳が無い、自分 でも使えないと分かっている頭を無理に使うなと怒鳴られてグサッと来る 2人の部下。(^^; どうしてこんな部下しか残っていないのかと溜め息を 吐く砂漠のひまわりだった。(^^;;; 夕食を食べ終えた一同に、もう寝ろと不機嫌そうな声で言う老人。それを 聞いて驚く一同。宿の外でフルートを吹くファラァ。音色に誘われて来た リックに聞かれ、小さい時に母から習った事を話す。でも、母の事を思い 出すから長い事吹いていなかったらしい。母親の思い出って何故暖かいの かと聞くファラァに、リックは目を逸らして言葉を濁した……。部屋に戻 るリックとファラァ。その途中で、ファラァは廊下に貼ってある1枚の写 真に目が止まった。そこには1組の男女が写っていた。 リック達が部屋で寝ていると、例の男女の騒ぐ声が響いて来た。文句を言 いながら布団を被るロッドとファラァ。老人は廊下の明かりを消して歩い ていた。ドアの隙間から覗き込み、踊っている男女の姿を見ながら、欲に 駆られた愚か者と悪態をつく。どうやら宝捜しをする連中を良く思ってい ないようだ。外は嵐になった。ロッドがトイレに行こうとして廊下に出る とそこは真っ暗。おまけに稲光が。一緒に行ってとリックを起す。(^^;;; 用が済んで紙が無い事に気が付いたロッドはリックに紙を取ってと頼む。 リックは赤い紙か青い紙かと怖い話をしてロッドを驚かした。(^^;;; 雨の中、ワルキュリエの肩に乗って物思いにふけるシェラザード。そこへ アビスからの通信が入った。雨で何かを洗い流そうという顔をしていると 言うアビスに、大きなお世話だと文句を言うシェラザード。どうして人間 に戻りたいのか聞くアビスに、何故ファラァにもクリスタルを狙わせるの かと逆に質問をぶつけた。ファラァが手に入れるならばそれでも良いとの 答えに、悪魔だとののしるシェラザード。だが、シェラザードはその悪魔 と約束をしていた。通信が切れたモニタにイリスを映し出すアビス。古代 に飛来し埋もれていた宇宙船からレインボー・システムを見つけ出したの は確かにヘリング。だが、システムとクリスタルを手に入れて地球を支配 するのは自分だと言う。 リックは夢を見ていた。幼い頃の夢を。そこには今は亡きヘリングも居て オモチャの車とコンバット・メタルで楽しく遊んでいた。が、車を踏み潰 され、ヘリングの姿が消えた。そして、ソロンと共に追手から逃げる場面 に……。ファラァも夢を見ていた。嫌な夢を。居なくなる両親。アビスが そしてパロが自分を見て笑っている。悲鳴を上げる幼いファラァ。場面が 変わり、そこにはブルアイ山があった。しかし、そこにリックの姿は無く 代わりに化け物が……。 目が覚めたファラァ。気分を落ち着けようと水を飲もうとするが、ポット からグラスに注いだ水は真っ黒な泥水だった。それを見て驚くファラァ。 ロッドが寝言で母を呼ぶ。と、寝ているロッドに誰かが呼び掛けてきた。 女性の声はロッドの母を名乗り、父も居ると言う。2人は今日はロッドの 誕生日、早く家に帰ろうとロッドを誘った。それを聞いたロッドはベッド から下りると、誰かに付いていくように歩き出す。途中、廊下の写真の前 を通り過ぎると、写っていた男女の姿が消えた。(^^; 雨の中を1人歩い て行くロッド。と、遂に家に着いたらしい。大喜びで駆け出すロッドの前 にあるのは湖だった。 朝になった。雨も上がり良い天気だが、ロッドの姿が見当たらない。多分 散歩にでも出たのだろうと言うソロン。水を飲もうとしたリックに、その 水は飲んでは駄目だと言うファラァ。しかし、リックは美味そうだと言い 水を飲んでしまう。ファラァが心配そうな顔をするが、どうやら大丈夫な ようだ。(^^; 無い知恵を振り絞った砂漠のひまわり。(^^; 辿り着いた結論は潜水服を 着て人魚になる事だった。(^^;; 似合うか心配だと言う部下に、似合う かは問題では無いと怒鳴る砂漠のひまわり。(^^; その頃、宝捜しの男女 も湖に繰り出していた。乗って来た車は水陸両用らしく、車体の後部から スクリューが現れた。どうやら一番乗りはこの2人になりそうだ。 ロッドを探すリック達。ロッドは桟橋で釣りをしている老人の後ろで眠っ ていた。(^^; これからケーキを食べるところだったのにと文句を言われ ガックリくるリック。(^^;;; ファラァに何時から此処に居るのかと聞か れ、どうしてこんな所に居るのかと首を傾げるロッド。今まで黙っていた 老人が言った。此処を離れろと。母さん達が居るといってロッドは嫌がる が、宝捜しに取り付かれると不幸になると言われ、一同は声を無くした。 湖に入って行く水陸両用車を見て、良い考えが浮かんだという部下。砂漠 のひまわりに耳打ちすると、直ぐに取り掛かれとの指示が。珍しく良い考 えなので忘れない内にやれと言われ、仕事はもっと日が高くなってからと 言う部下。(^^; それもそうだと言う砂漠のひまわりだが、直ぐに勤務時 間を宣言。(^^;; 2人の部下は渋々と仕事に取り掛かった。(^^;;; 水の中を行く男女。女性のナビゲーションで運転し、次々とミサイルを発 射して遺跡を壊していく男性。邪魔な物を取り除き、水の濁りが無くなっ たら仕事に取り掛かろうした2人の前に妖しげな影が現われた。その影は ガラスに取り付きコツコツと叩き始めた。それを見て幽霊だと驚く2人。 影がもう1つ増えて更に驚き、慌てて逃げて行く。湖から上がると水陸両 用車を捨てて逃げて行く2人を見てニヤリとする砂漠のひまわり。幽霊は 部下の変装だった。(^^;;; イリスの改造をしているソロンに水漏れはしないのかと確認するリック。 水の中でも動けるように設計されているから大丈夫、水が漏れるどころか 潜水艦並みだと言う。しかし、問題は酸素。2時間しかもたないらしい。 作業をしている横で話をしているロッドとファラァ。あれは幽霊ではない と言うロッドに、そう思うなら本物の両親だと言ってロッドの気持ちを尊 重するファラァ。改造が終わり、イリスは湖に入って行った。 水陸両用車を奪った砂漠のひまわり達も湖に入っていた。砂漠のひまわり は右に旋回しろと指示を出すが部下は左に旋回する。(^^; 右も左も分か らないのかと文句を言いながら、どうしてこんな部下しか残って居ないの かと嘆く砂漠のひまわり。(^^;; 前途多難だと思われたが予想に反して アッサリと宝が見付かり大喜びする一同。(^^)/ その頃、イリスも水中 を「泳いで」いた。(^^;;;;; 潜水服を着て外に出た砂漠のひまわり達。待望の宝を手にして大喜びだが 何か変。宝石を歯で噛んだら簡単に砕けてしまったのだ。(^^; ダイヤが 簡単に砕ける筈が無い。偽物だと分かってガッカリの一同。(^^;;; と、 その時、部下が砂漠のひまわりの後ろに何かを見付けた。(^^; ユラユラ と揺れる黒い影……。幽霊!?(*_*) 大慌てで水陸両用車に戻ると逃げ 出す一同。(^^;;; クリスタルの反応を求めて進むイリス。なかなか見付からないでいると、 突然ファラァが止まるように言った。これ以上進んでは駄目だと言われて また幽霊かと言うリック。そんな言い方は無いと文句を言うロッド。と、 その時、前方から何かが近付いて来た。 幽霊から逃げる砂漠のひまわり達。宝が偽物で幽霊が本物、それが逆なら 良かったのにと文句を言う一同。そんな一同の前に何やら現われた。(^^; それは憎きガキ共が乗っている戦車。(^^;; こんな所で借りを返せると は未だ運が残っていると張り切る砂漠のひまわり。ミサイル発射を指示す るが部下は操作に慣れていない。(^^; とにかくボタンを押せと怒鳴られ 適当に押しまくるとミサイルが発射した。(^^; 突然飛んで来たミサイルに慌てるリック達。ソロンがモニタを拡大した。 そこには、アッカンベーをしている砂漠のひまわりの顔が。(^^;;; また かとウンザリする一同。こちらも御挨拶という事でミサイルを撃ち返す。 撃たれたら撃ち返せ、どうせ人のだと目茶苦茶な砂漠のひまわり。(^^;;; 再びボタンを適当に押しまくってミサイルを撃ちまくる部下。負けまいと 撃ち返すイリス。どっちも無茶苦茶だ。(^^;;; モニタに何かが映っているのに気が付いたリック。何か黒い影のような物 が沢山辺りに漂っている。幽霊かと怖がるロッドに、幽霊は信じないのだ ろと言うソロン。ファラァは険しい顔をして無言のままだった。大勢での お出迎えにビクビクする部下達。逃げようと言い出すが、リック達が逃げ ていないのに先に逃げたら笑い者になると却下する砂漠のひまわり。今こ そ甦った砂漠のひまわりの実力を見せる時と大張り切り。レーザーで幽霊 を攻撃し、見事に霧散させた。それを見て完全復活だと大笑いする砂漠の ひまわりだったが、どうも様子がおかしい。バラバラになった幽霊が集ま ると巨大化したのだ!(^^;;; しかも光り始める始末。(^^; それを見て 驚く一同。(^^; -- 鈴木 順一 LOOKIN' FOR THE RAINBOW woodybell@mail.wbs.ne.jp (kanea-marigold@geocities.co.jp) http://www2.wbs.ne.jp/~woodybel/