2/19放送の第20話「ラストクリスタル攻防戦・後編」 前回のあらすじ 最後のクリスタルを探すリック達の前に現われた地下遺跡。そこでは戦火 を避けて移り住んだ人達が、少ない水を巡って街を二分して争っていた。 その街の不思議なピラミッドから続く、巨大な像のある広間でクリスタル の反応があった。しかし、パロの戦車部隊が現れ、イリスとワルキュリエ はピンチに陥ってしまう。と、その時、再び不思議な光が……。 眩しい光の中を進んで行くイリスとワルキュリエ。やがてイリスは天井や 壁に見た事も無いような絵や文字らしき物が書かれている部屋に吐き出さ れた。イリスから下りると部屋を調べ始めるリック達。ファラァが壁画に 触ると、その目が妖しく光った。驚きの声を上げるファラァに気を付ける ように言うリック。と、ファラァが壁の文字を読み出した。「入り口を探 せし者は、まず迷路より入れ。迷路の試練の向こうに鍵は待つ」 それを 聞いて驚くリックに、文字が語り掛けて来ると言うファラァ。磁場が狂っ ているのかナビゲーション・システムが使えないと言うソロン。とにかく 真っ直ぐ進むしか方法が無いという事で、リック達はクリスタルと出口を 求めて進み出した。それを見送るシェラザード。(^^; はぐれたのかと思 ったら、どうやら近くに居たようだ。(^^;;; 通路を進んで行くイリス。と、壁から金色に光る物が振り掛けられ、パロ にやられた回路が直った。(^^; 病気を治したのと同じ力だと言うロッド に驚くリック。このピラミッドには本当に不思議な力があるようだ。(^^; 壁の文字を解読しているパロ。「この迷路の中に鍵はある。クリスタルを 手に入れる手掛りになる」 そういう事かと納得したが、肝心の迷路の中 に入る方法が分からない。苛立ちながら壁に近付いて行くパロ。と、壁の 目の絵の1つが他と違う物があった。三角形を2つ組み合わせた六芒星の 形で、スイッチにも見える。それを押してみたパロ。すると、隣の目の絵 から光が溢れ出した。迷路への入り口が開いたのだ。さっそく戦車部隊を 突入させるパロ。その様子を見ていた我らが砂漠のひまわり3人組。(^^) 満足げに笑うと、続いて中に入って行く事に。(^^; 行き着いた部屋で迷路のヒントを探すリックとファラァ。その横で勝手に ドアを開けては閉めているロッド。(^^; と、ドアの向こうに光る多数の 目! 飛び出して来た猫に驚いて叫び声を上げると、頭を抱えて座り込む ロッド。(^^;; 声を聞き付けて来たリックに猫が沢山出たと言うが、猫 なんて何処にも居ない。で、リックにポカリとお仕置き。(^^;;; などと 遊んでいると、ファラァがヒントを見付けた。壁の文字を読む。「頭上の 星々、輝き満ちて、鍵を求めし者を導く」 ブツブツ言ってないで開けれ ば良いのにとドアを蹴り開けたロッドに、ドアの向こうから風が吹き付け た。驚くロッドとリック。下手に触ると危ないかも知れないという事で、 ロッドに何も触るなと言い付けたリック。隣のドアに移った一同。今度は 星の形がドアに描かれている。リックがドアを開けたが何も起こらなかっ た。星が目印らしいので中に入って行く一同。その頃、パロの戦車部隊に 金色の物が降り掛かっていた。それは金の粉だった。が、何も起こらなか ったらしい。(^^;;; 通路を歩いて行くリック達。左右には沢山のミイラ男が並んでいた。(^^; 気味悪がるロッドに、みんな一緒だから大丈夫だと言って励ますリック。 と、ミイラ男の1体が突然動き出すとガラスを破って現れた。驚く一同に 包帯を鞭のように叩き付けるミイラ男。と、石製の床にザックリと切り口 が! 避けながら銃で反撃するリック。見事に胴体に命中し、ミイラ男は 倒れた。ミイラなんだから大人しく寝ていれば良いのにと強がるロッド。 ホッと一安心していると、ミイラ男は再び立ち上ってきた! 今度は僕が とコマ爆弾を取り出したロッド。掛け声と共に投げ付けたコマがミイラ男 にぶつかると爆発! 断末魔の叫びを残してミイラ男は消えた。破片が床 の星印に吸い込まれていく……。 誉められて喜ぶロッド。(^^) 油断は禁物だと言い、先に進もうと促した ソロン。歩き出した一同。リックが床に描かれている星印を踏むと、床が 崩れ、先に歩いていたソロン達を巻き込んで落ちて行く!(^^;;; 4人は 六方を白と黒の市松模様に塗り分けられた部屋に放り込まれ、床に叩き付 けられた。が、かなりの高さから落ちたのに不思議にも怪我は無かった。 仕掛けが多いから無闇に動かない方が良いが、進まない訳にはいかない。 迷路を辿らないと元の場所に戻れないのだ。この文字の中にヒントがある と言うファラァ。白い部分に書かれた古代文字に込められたメッセージを 感じるのだと言って歩き出したファラァ。それを見て、慌てて気を付けて と声を掛けるリック。(^^; 女性の像が並んだ部屋に行き着いた砂漠のひまわり3人組。(^^; 鼻の下 を伸ばし、ナイスバディのお姉さんだと感嘆の声を上げる部下達。(^^;; これが古代の芸術という物かと感心していたお頭だったが、やっぱり視点 は芸術では無かった。こんな事をしちゃったりしてと言い、「ワオ!」と 叫びながら像の1つに飛び付くお頭。(^^;;; 負けじと飛び付く部下達。 と、何故か像が廻り出した。(^^; どうしてかと不思議がりながらも抱き 着いたままで居る3人であった。(^^;;; ヒントを求めて歩き回っていたファラァが、床に描かれている目の絵を踏 んだ。すると部屋が揺れ始め、床が持ち上がって行き、リック達は再び別 の部屋へと運ばれて行った。その頃、砂漠のひまわり3人組は逆に床から 下に落ちて行っていた。(^^;;; リック達が着いたのは、これまた不思議 な部屋だった。無重力空間なのか空中に浮かんでいる一同。(^^; 何とか してくれとリックに言われ、腕を組んで考え込むソロン。と、そこへ天井 から砂漠のひまわり3人組が現れた。(^^;; 思わぬ登場に驚くリック。 ここで会ったが百年目とばかりに喜ぶお頭がリックに殴り掛かる! が、 空振り。(^^; しかも身体がクルリと一回転。(^^;; こうなったら銃で 一気に片を付けてやると言うお頭、リックに向けて至近距離からの発砲! だが、弾はヘロヘロ〜っと曲がりながらユックリ飛んで、リックに当たら ない。(^^;;; これには一同の目が点に。(^^;;; 運の良い奴という事で クリスタルを渡したら許すと言うお頭に、イリスの中だから此処から出な いと渡せないと言うリック。それを聞いて、部屋の壁を叩き始める部下。 慌ててリックが制止するが時既に遅し、壁が崩れると重力が戻って一同は 床に落ちて行った。(^^; しかも、崩れた壁が猫のような化け物になると 一同に向けて目からビームを発射! 反撃するお頭。飛び降りてきた怪物 が一同を睨む。2つのグループの一方、反撃したお頭の居る方に狙いを付 けた怪物。(^^; リック達は今の内にと言って逃げ出した。(( ( (^^;/ お頭達も怪物の隙を突くと何とか逃げ出した。(^^;;; ブルアイ山の秘密基地。そこには、ピラミッドの中の様子を見ながら笑う アビスが居た。いよいよその時が来る、最後のクリスタルが目の前に現わ れ、そして全てが自分の物になると言って……。 文句を言いながら通路を歩くパロ達。と、前方から何やら聞こえてきた。 部隊に止まるように指示すると様子を窺がう。すると、間も無く声の主が 現れた。(^^; 石の怪物に追われている砂漠のひまわり3人組が。(^^;;; 突然飛んで来たビームに驚くパロ。(^^; 化け物が来るという事でパロは 部隊に攻撃命令を出した。これに大慌ての3人組。(^^; 後ろからは怪物 がビームを発射しながら追い掛けて来るは、前からはパロ達に攻撃される はで散々な目に。(^^;; 怪物が大人しくなったのに気が付いたお頭は、 元来た方に向かって走り出した。(^^;;; 分かれ道に行き当たったリック達。ファラァは右に行こうと言う。理由は 星印が右にあるから。ファラァのテレパシーを信じ、リック達は右の通路 を進んで行く。隠れながらリック達の後を付いて来たシェラザードは、何 か考えがあるのか左の通路を進んで行く。暫くして、リック達は石の扉に 行き着いた。そこには「頭上の星、形を描きたる時、扉は開ける」とあっ た。ソロンに扉の上にある星をなぞるように言うファラァ。言われた通り にすると扉が開いた。中に入ると部屋の中央に小さなピラミッドがあり、 その頂上にクリスタルがあった! 大喜びで駆け寄るロッド。(^^) と、 突然ロッドの足元が崩れた! 慌てるロッド。何とかバランスを保って落 ちずに済んだと思ったが、も一度崩れて落ちてしまった! と思ったら、 ソロンがロッドの手を掴んで落ちずに済んだ。(^^; ロッドに注意をして いると部屋が揺れだし、見ればピラミッドが崩れ去った。が、クリスタル は落ちずに空中に浮かんでいる。どういう事なのかと考えていると、偶然 リックとファラァの手が触れ、2人に電気なようなものが走った。その頃 パロ達はリック達の居る部屋の前にやって来ていた。しかし、扉の開け方 が分からずに立ち往生。ふと見ると壁に換気用らしい穴が。それを伝って いけば壁の向こうに行けると分かり、ニヤリとするパロ。 どうやってクリスタルを取ろうかと考える一同。と、ファラァにリックの リックにファラァの考えている事が声になって頭に響いて来た。それに気 が付いて驚く2人。どうやら、さっき手が触れて衝撃が走った事が原因ら しいが詳しくは分からない。ソロンに言われて床の文字を読むファラァ。 ヒントはあった。「心を開き、信じた道を行け。足跡は決して裏切る事は ないだろう」 詰まり、自分を信じろという事らしい。その頃、通路の壁 の穴から入り込んだパロが、部屋の天井の穴から物欲しそうな顔をしなが らクリスタルを見詰めていた。(^^; この道はクリスタルに続く、道の先に地球の運命がある……。リックは目 を閉じると、何も無い空間に足を踏み出した。と、リックの足の下に道が 現れた! それを踏み締めながら、一歩また一歩とクリスタルに近付いて 行く。これが自分が信じた道、地球を救う為の……。何気なく目を開けた リックは、自分が歩いている道を見て驚いた。道が燃えている!? と、 突然道が消えてリックは落ちた。慌てるリックにファラァが心の声で呼び 掛けた。自分を信じて、燃えていても熱くなかった筈だと。それを聞いた リックは手を伸ばすと消えていた炎の道を掴み、よじ登ると再び道を歩き 始めた。遂にリックはクリスタルの所まで辿り着いた。喜んで手を伸ばす とクリスタルが消えた。驚く一同。そんな一同を柱の影から見詰めている シェラザード。どうやら別の道を進んでも、この部屋に着いたようだ。 古代文字を読んでいるファラァの所に走って行くリック。ヒントには続き があった。「信じた道を行け。鍵は現れた。ここより出でて、ジェイカー の星の輝きたる場所、ライオンの元へ」 クリスタルは別の場所にあると 言うファラァ。さっきの広間の像がライオンではと分析したソロン。多分 星が像の入り口の目印になっているのだろう。話を盗み聞きしていたパロ は、クリスタルが手に入ると思わずガッツポーズ。(^^; と、手を動かし た拍子に穴から小石を落としてしまった。(^^;; 小石はロッドの頭に。 パロに気が付いたロッド。先を越されては大変だと、急いで広間に戻ろう としたが扉に星印が無くて開ける事が出来ない。と、そこに毎度のお助け 人シェラザードが現れ、天井の穴からロープを下ろすのだった。(^^)  広間に戻って来たパロは像の元に駆け寄ると、光っている星印を押した。 すると、隠し扉が開いた。遅れて広間に到着したリック達。既に像の前に パロの戦車があり、部下が警戒している。正面から行くのは得策で無い。 階段の裏に廻るとコッソリと像に近付くリック達。光る星印を押し、扉の 中に駆け込んで行く。しばらく進むと道は3つに分かれていた。1つずつ 進んでいては先を越されてしまう。分かれて進む事に。リックはファラァ に銃を渡し、ロッドに無茶をするなと釘を刺すと左の道に。ファラァは中 央の道に、ロッドは右の道に進んだ。その頃、パロは既に炎の道を登って クリスタルを手にしていた……。 それぞれの道を進んで行くリック達。古代文字を読んでいるファラァに声 が掛けられた。声の主はパロ。近付いて来るパロに銃を向けるファラァ。 クリスタルの為なら撃てると言うファラァに、パロは撃てるものかと余裕 の表情で近付いて行く。クリスタルを差し出され、油断して手を伸ばした ファラァ。その隙を突いてファラァの手を掴み上げるパロ。銃を落として しまったファラァは心の声でリックに助けを求めた。慌ててファラァの元 に駆け付けたリック。しかし、そこには銃が落ちているだけでファラァの 姿は無かった……。 広間に連れて行かれ、戦闘機の前で抵抗するファラァ。それを像の上から 見ていたシェラザードが助けに行く。女の子は優しく扱えと言われたが、 パロはファラァの頭に銃口を押し当てると、勝負は決まったと宣言した。 そこにイリスに乗ったリック達が戻って来た。役者が揃ったようだと言い 不敵な笑みを浮かべるパロを見たリックは、ソロンにパトロクロスを呼ぶ ように言った。出動要請を受けて発進するパトロクロス。海を越え、山を 越え、パトロクロスはピラミッドに降り立った。リックはボウガンを装備 するとパロに宣戦布告した。しかし、パロは余裕の表情で傍らにある戦車 を見る。3台の戦車が変形を始めた。タイヤが格納され、砲塔が縮んで、 1体のコンバット・メタルに合体した。後を戦車・メタルに任せ、パロは ファラァを連れて戦闘機に乗り込んで行く。 戦車・メタルが攻撃を開始した。胸に付いているドリル・ミサイルを次々 と発射する! 避けたり手で払い除けるパトロクロス。しかし、払い除け たミサイルが足を掠め、パトロクロスは膝を付いてしまう。そこに突撃を 掛ける戦車・メタル。パトロクロスはボウガンで応戦するが足止め程度で 大した効果が無い。リックは武装の変更をし、クリスタル・ソードを手に した。中段に構えると戦車・メタルに向かって突進する! 戦車・メタル がミサイルを発射した。それを一振で切り捨て、更に踏み込んで行くと、 返す刀で戦車・メタルを切り付けた! 胴体を切断された戦車・メタルは 爆発し、パトロクロスは勝利した。しかし、ファラァと最後のクリスタル をパロに奪われてしまった。飛び去る戦闘機を見詰めながら誓うリック。 必ずファラァを、君を助けに行くと……。 広間でリック達を取り囲んだ街の住人達。リーダーのアベルとケインが、 水泥棒は重罪、罰せられなかった者はいないと言い放つ。ロッドは不味く て直ぐに吐き出したと言い訳するが、口に入れたら罪だと言って許してく れる気配が無い。(^^; と、その時、広間が揺れ出し、ヒビの入った像か ら水が吹き出した。驚き、そして喜びながら像に駆け寄る住人達。浴びる ように水を飲み始めたが、咳き込むと水を吐き出してしまった。奇麗な水 は初めだけで、後は汚染された水が出て来たのだ。この街も終わりかと言 うケインに、これ以上は水を巡って争い続けても無意味と答えるアベル。 しかし、今の地球に住み易い場所なんて無いと言うケイン。落胆する住人 達の中で、もっとも落ち込んでいたのはアルだった。水を探していた父の 死が無駄になってしまったのだから……。 イリスの上に座り込んでいるリックを見詰めているシェラザード。リック はファラァの事を考えていた。道は未だ続いているよね、と……。 ブルアイ山の秘密基地。パロの戦闘機をモニタで見ていたアビスは、全て の望みがこちらへと向かっている、ファラァと一緒に、と言うと楽しげに 笑い始めた……。 -- 鈴木 順一 LOOKIN' FOR THE RAINBOW woodybell@mail.wbs.ne.jp (kanea-marigold@geocities.co.jp) http://www2.wbs.ne.jp/~woodybel/