2/26放送の第21話「突入! ブルアイ山」 前回のあらすじ 最後のクリスタルは古代遺跡の街にあった。様々な不思議な現象とパロの 攻撃に見舞われたが、リック達は遂にクリスタルを見付けた。しかし、手 を伸ばした瞬間、クリスタルが消えた……。結局、黄金の像の中にあった クリスタルはパロに奪われ、ファラァも連れ去られてしまった。リックは ファラァを助け、クリスタルを取り返す事を心に誓った。 これからどうするのかロッドに聞かれ、ブルアイ山を探すと言うリック。 そこに行けばファラァやアビスに会えると賛成するソロン。それに奪われ たクリスタルを取り返さないといけない。しかし、肝心のブルアイ山の場 所が分からなかった。どうやって行くのかとロッドが聞いたその時、ふと 何かの気配を感じた一同。見れば、空にアビスのホログラムが! 怯えて リックの後ろに隠れるロッド。(^^; ブルアイ山に来るかと聞くアビスに ファラァとクリスタルの為に行くと答えるリック。それを聞いて、思い通 りに事が運ぶかなと楽しげに笑うアビス。やれると信じてる、それが自分 に与えられた使命だと言うリックに、アビスは招待すると言った。信号を 送ってやるから追って来いという。楽しみに待っていると笑いながら消え たアビスに向かって、絶対に取り戻すから楽しみに待ってろと怒鳴り返す ロッド。(^^;; これでブルアイ山の場所が分かる。さっそくリック達は 出発した。(^^)/ ブルアイ山の秘密基地。その中の司令室にアビスとファラァは居た。隙を 突いて逃げ出すファラァ。しかし、ドアの向こうには見張りの兵が居た。 銃を突き付けられ立ち止ったファラァに、世話を焼かすなと叱り、こっち に来て映像を見ろと言うアビス。戻って来たファラァに、アビスは破壊さ れた街、火山と溶岩流、汚染された空の映像を見せた。これが今の地球。 しかし、自分がクリスタルを手にすれば元のように美しく変わると言いな がら、澄んだ空の下に広がる文明都市、緑豊かな自然の風景の映像を映し た。自分が地球を変え、お前が後継者となって地球を支配するのだと言う アビスに、どうして支配なのか、誰も地球を支配する事など出来ないと言 って泣くファラァ。それを見たアビスは、何故だという顔をした。 涙を流すファラァ。涙が頬を伝わり、腕にしている金の輪に落ちる……。 と、リックの腕輪が点滅を始めた。ファラァが呼んでいるのか、何かあっ たのかと心配するリック。ソロンはターボ・エンジンを始動するとイリス のスピードを上げた。 もう足が動かないと言って立ち止ってしまったカンデル。(^^; 何処まで 行く積もりなのかと聞かれてムッとするお頭。(^^;; この辺で諦めると いうのはと提案するヨレテルに、馬鹿を言うな、意地でもクリスタルを手 に入れるんだと怒鳴りつけるお頭。(^^;;; 意地だけでは飯は食えないと 突っ込まれ、反論を始めようとしたお頭の耳に何かが聞こえてきた。部下 と見に行くと、ガキ共ことリック達の戦車がやって来ていた。(^^) 神は 我々を見捨てなかったと喜ぶお頭。(^^; 前方の「何か」を見付けて急ブレーキを掛けたソロン。座席から投げ出さ れてしまったリック達。(^^; 「いらっしゃ〜い!」 止まったイリスに 声を掛けたのは、砂漠のひまわり3人組だった。(^^;;; またか、と頭を 抱えるリック。(^^; 退いてくれと言うリックに、通す訳にはいかないと 答えて座り込みを続ける3人。(^^; 退かないと怪我するよと警告しても クリスタルを渡せと返事をする諦めの悪い3人に、リックは実力行使に出 る事に。イリスを進ませたのだ。(^^;;; 本気かもとジタバタする部下。 が、イリスは直前で止まった。(^^; そこまでしてクリスタルが欲しいの かと呆れて聞くリックに、全部とは言わないから1つくらい分けてくれて も良いだろうと交渉するお頭。(^^; 駄目だと言うリックに、人情が無い のかと言い返すお頭、囃し立てる部下達。(^^;; 根負けして分かったと 言うリックに、交渉成立だと喜ぶお頭。(^^) しかし、それはクリスタル をくれるという事ではなく、1対1で決めるという事だった。(^^; それ を見ていたシェラザード、楽しそうな事が始まると嬉しそう。(^^;;; 心配そうにリックを見るロッド。ガキに負けたら恥だ、恥かいて取り返し の付く歳じゃ無いと突っ込む部下達に、うるさいと怒るお頭。(^^; 本当 に決闘をするのかと聞くロッドに、早く片付けてブルアイ山に行くと答え るリック。と、その時、フライパンが振り下ろされた!(^^; 頭を殴られ て目を回すカンデル。(^^;; 殴ったのはヨレテルだった。これを使うか と聞くヨレテルに、武器など要らん、素手で十分だと答えるお頭。構える リックに殴り掛かるお頭。しかし、リックは素早く身を躱す。大人を舐め るなよと飛び掛かったお頭は、リックに避けられて地面に顔から突っ込ん だ。(^^;; 遊ばれてる感じ、俺なら小僧が勝つ方に賭けると他人事のよ うに見ている部下達。(^^; 今度はこちらからとリックが飛び掛かった! と、ちょっと待ったを掛けたお頭。(^^; クリスタルは要らないのかと聞 かれ、要るさと答えながら銃を取り出した。-=o(^^) どういう積もりか とカンデルに聞かれ、見ての通り、銃で脅していると答えるお頭。それは ちょっと無いんじゃと言うヨレテルの言葉に弱気になるお頭。(^^; 負け た上に銃を出すなんて砂漠のひまわりの名が泣くぞと言うロッド。それを 聞いたお頭、ハッとして銃を見詰め、冗談だ、ちょっと重たかったからと 苦笑いをしながら銃を捨てた。(^^;; そして、用を思い出したと言うと 走り去った。(^^;;; これには開いた口が塞がらない部下達。(^^;;; 崖の影で座り込み、なんで小僧に、もう歳なのかと嘆いているお頭。(^^; そこにリック達がやって来た。お頭は強いよと言うリックに、そうだよな と元気になったお頭。(^^; 若い頃は素手で牛を倒した事もあるらしい。 聞きたい事があると言うお頭。クリスタルを手に入れた後はどうするのか 贅沢三昧をするのかと聞かれ、クリスタルは地球を救う為に必要だと答え るリック。それを聞いて驚く3人。クリスタルを集めて地球を救う。祖父 から託された使命なのだと聞かされて興味を持ったお頭は、詳しく聞かせ ろと言い出した……。 イリスに3人を乗せ、話をしながらブルアイ山に向かうリック達。別れ道 に差し掛かり、イリスが止まった。ここでお別れだと言うリックに、呟く ような声で礼を言うお頭。この後どうするのかと聞くリックに、別の物を 盗みに行くんだと答えるカンデル。と、カンデルの頭にお頭のゲンコツが 振り下ろされた。盗賊団は解散だと言うお頭。感心するロッド。詰まり、 未来が無いというなら、それなりの生き方をしなくては駄目と言うお頭。 そんなお頭にお願いがあると言うリック。手招きするリックに耳を寄せて 話を聞き、ニヤニヤするお頭。(^o^)@>(^^) ブルアイ山に向かうリック達を手を振りながら見送る3人。(^^)/~~ (^^) リックの話が気になるヨレテル。しかし、お頭はニヤニヤするだけで教え ない。(^^; 教えてくれと言う部下達に、夢が叶ったと言うお頭。何時か 話していた孤児院で「パパ」って呼ばれる夢が。リック達が戻るまで子供 達の面倒を見る事にしたと言うお頭に驚くヨレテル。(^^; 一方、お頭は 自分の世界に浸ってニコニコ顔。(^^;; 自分達はどうなるのか、再就職 はと聞く部下に、2人には洗濯と食事の係をして貰うと言うお頭。それを 聞いてガックリするカンデル。(^^; ヨレテルは洗濯している姿を思い浮 かべて何だか嬉しそうだ。(^^;; これからは楽しく生きるぞ、とお頭は 夢が叶って大喜びだった。(^^)/ ブルアイ山に向かうイリスを見詰めるシェラザード。ブルアイ山に行く。 それがどんな運命であっても決着は付けなくてはならない。それはリック だけでなくシェラザード自身の運命でもあった……。 イリスに通信を入れて来たライムとカレン。地殻変動は最終局面に向かっ ていると言うライム。それはリックにも分かっていた。地球を救えるのは レインボー・システムのみ、これは最後の賭けなのだ。地球を滅亡と悪の 手から守ると言うリック。ライムからリックの事を頼まれたソロンは全力 を尽すと答えた。 製造中のコンバット・メタルをファラァに見せるアビス。「危険」を感じ 取って恐怖するファラァ。名前はフェンリル。レインボー・システムと新 たな支配者の守り神となる聞き、ファラァはフェンリルは守り神では無く 恐怖で支配する為の恐ろしい番犬だと見なした。新しい支配者とは自分で お前は地球という遺産を引き継ぐ存在だと言うアビスに、そんなのは嫌だ 地球は誰にも支配出来ない、そこに住んでいる皆の物だと言うファラァ。 それを聞いたアビスは、何故だと驚く。何故ファラァが後継者となりたが らないのかと……。 クリスタルで動かすレインボー・システムが何処にあるのか聞くロッド。 アビスはその在処を知っていて、それを動かそうとしていると考えている リック。だとしたら、システムはブルアイにあると言うリック。どうして 地球を救うのに支配が必要なのかと問うファラァに、人間は愚かだと言う アビス。その愚かさ故に戦争を繰り返したと。だから、愚か者を導く為に 支配者が必要なのだと。それを聞き、そんな世界を誰が望むのか、奴隷に なる運命を誰が受け入れるのかと言うファラァ。アビスは答えず、笑いな がら歩き始めた。そして言った。地球を救えるのは自分だけ、受け入れな ければ滅びるだけだと。レインボー・システムの制御装置は自分の手の内 にある、これを動かさなければ地球は滅んでしまう。まさに神の業。神が 人を守ってやる、それだけの事だと。それを聞いたファラァは、神の積も りなんて間違っている、人は神にはなれないと言った。が、アビスは我々 は選ばれた者だと言って笑うだけ。そんな愚かな妄想が沢山の人を犠牲に してきたと言うファラァ。自分の父母、その他にも色々な人達が。それも 神の業なのかと問うファラァに、あれは事故だと大声で否定するアビス。 そんな遣り取りを尻目に、パロはフェンリルの設計図を見ながら呟いた。 「ここに仕掛けておくか」と。そして、フェンリルを見上げた……。 ブルアイ山の近くで、シェラザードはイリスが無事に辿り着いた事を確認 した。イリスは着々とブルアイ山に近付いて行く。モニタに映った不気味 な塔のような物を見て、あれがブルアイ山かとリックに聞くロッド。間違 い無いと言うソロン。イリスを導く信号は、そこから送られていた。その 頃、ブルアイ山の内部では警報が鳴り響いていた。イリスを、リック達を 迎える為に……。6つのクリスタルが到着したと満足そうに笑うアビス。 ファラァはリック達の事を心配しながらスクリーンを見詰めていた……。 ブルアイ山を目前にしたイリスにビーム攻撃が! 自動防御装置の手荒い 歓迎だ。アームのミサイルで応戦するソロン。もうお終いなのかなと言う リックに、まさかと答えるソロン。あのアビスの作った防御システムなの だから何かがあると。少し考えて、正面から試してみようと言うソロン。 挨拶代わりにアームのミサイルを撃ち込む。と、ミサイルが爆発もしない で消え失せた。驚くリックに説明するソロン。建物は強力な防御シールド で守られていて、無理に侵入していたらシールドに飲み込まれて危ないと ころだったと。それを聞いて身震いするロッド。(^^; 再度試して欲しい と言うリック。ミサイルはさっきと同じく消え失せた。と、リック達の前 にアビスのホログラムが現れ、余裕の笑い声を上げた。それを見たリック は悔しそうに歯噛みする。 リック達が悩むのを楽しそうに見ているアビス。他の武器を試してみよう と言うリック。エネルギー・ブリットを撃ち込むソロン。しかし、効果は 無かった。地球を救うんだから、それ位のシールドは破ってくれと馬鹿に しながらリック達を応援するアビス。(--; そのアメーバー・シールドは 自信作だからと独り言を言うアビス。それを聞いたファラァはシールドの 正体を見抜き、リックに心の声でその事を伝えた。テレパシーで繋がって 居る事を知って喜ぶロッド。(^^) 細胞なら核があると言うリック。それ をバイオ・スキャナーで探すソロン。思った通り核があった。そこが弱点 だ。照準を合わせ、エネルギー・ブリットを撃ち込む! と、ブリットが シールドを突き抜けた。これで通れると喜ぶリック達。(^^)/ それ位で 喜んでいては困る、歓迎セレモニーは終わりにして、そろそろ中で本題に 入ってもらおうかと言うアビス。心の声でリックに呼び掛けるファラァ。 テレパシーの事には気付いていないようだが、何時までも反抗的な態度を 取るファラァに、アビスは苦々しげな表情をした。 建物の周りを入り口を探して走るイリス。建物というより、それは巨大な 木に見えた。凄い木だと感想を漏らすロッドに、あれはアメリシウムとい う特殊な金属で、放射能を帯びているから気を付けてと言うソロン。何処 から入れば良いのかと悩むリック。と、外を見ていたロッドが入り口らし い物を見つけた。暫く見ていると、青白いスパークを放っていたそれは上 に向かって開いて行った。これはアビスの罠なのか? 迷っていても仕方 が無い、リックは中に入る事にした。イリスに続いてシェラザードも中に 駆け込んで行く。暗い通路の中を進んでいくと前に明かりが見えた。怖い からやめておこうと言ってリックに抱き付いているロッド。(^^; 通路を抜けると、そこには狭い足場があり、石の橋が掛かっていた。後ろ で扉が閉まる。どうやら進むしか無いようだ。意を決して進み出す。と、 頭上から石の柱が落ちて来た! 崩れ始めた橋を落ちそうになりながら進 むイリス。何とか渡り切り、向こう側の入口に入ると再び扉が閉まった。 リック達の無事を喜ぶファラァ。(^^) 勇気だけは認めると言うアビス。 映像がイリスからシェラザードに変わった。仕事は忘れていないようだな と感心するアビス。 暗い通路の中を行くイリス。と、行き止まりになった。どうしようかと考 えていると床が持ち上がり始めた。驚いたロッドがリックを見る。リック は黙って窓の外を真っ直ぐ見詰めていた……。付けて来たシェラザードと 一緒に、イリスは上階へと導かれて行った。 終点に着いた。床が回転し、進むべき方向を示す。不安になったロッドが リックに抱き付くと泣き出した。このまま戻れないのかと言って。落ち着 けと言うリック。危険は今までも有ったけど皆で乗り越えて来たと。我々 には進む道しかないと言うソロン。もう後戻りは出来ないのだ……。 レーダーで出口を見つけたソロン。そちらに向かって進んで行くイリス。 シェラザードも後を追う。何故か落ち着かない様子で……。建物の中から 出たが、夕刻なのか暗くて良く見えない。幽霊が出そうだと言って怖がる ロッド。(^^; ソロンがサーチライトを使って辺りの様子を探り始めた。 と、ライトが何かを捉えた。巨大な像のような物を……。 スクリーンを見て、不安げな表情をするファラァ。わざわざクリスタルを 運んで来てくれた事に礼を言うべきかと言うアビス。ライトがイリスを照 らし出した! 像の目が光り、スパークが走ると動き出す。コンバット・ メタルが外装を壊して現れた。と、アビスの声が響く。ここが終点だと。 通路から沢山の歩兵が現われて驚くロッド。コンバット・メタルがイリス に向かって踏み出した。アビスのホログラムが現われ、残りのクリスタル を渡すように言う。どうすれば良いのかと考え込むリック、恐怖で声も無 くリックにしがみ付くロッド、歯噛みするソロン。アビスが指示を出す。 「攻撃、準備!」と……。 -- 鈴木 順一 LOOKIN' FOR THE RAINBOW woodybell@mail.wbs.ne.jp (kanea-marigold@geocities.co.jp) http://www2.wbs.ne.jp/~woodybel/