9/13放送の第48話「暴走マザーをくい止めろ!」 ・「吸い込む力の方が断然上だ!」「ハイパードライブは!?」 マザーから逃れようとするシャレコベック号。だが、マザーの圧倒的な力 の前に為すすべが無かった。ハイパードライブを使って脱出するにも始動 可能速度に到達していない。これ以上の出力アップも不可能で、このまま では船体も持たない。このピンチを切り抜ける事が出来るのか!? #BGMがカッコ良いぞ。(^^)/ ・「180度旋回!」「え〜!?」 社長の指示に驚く一同。死にたくないと嫌がるロックを蛇輪から引き離し 船を旋回させた社長はゴローにスピードメーターの読み上げを指示した。 それを聞いて社長の策を察したナナコさんは、次の指示の為の準備を始め た。自分の考えを理解して行動に移したナナコさんに満足気な顔の社長。 ゴローがメーターを読み上げる。“・・260……280……300!” “今だぁ!!”“ハイパードライブ・システム、始動!!” #逃げ切れないのなら、船の推進力+マザーの吸引力で短時間に始動可能 #速度にまでスピードを上げ、ハイパードライブで離脱か。成る程。(^^) ・「なにぃ!?」「あれは!? クイーン・マリーゴールド号!」 マザーの直前で異次元空間に突入して、吸い込まれる事無く離脱する事が 出来たシャレコベック号。だが、一難去ってまた一難! マザーの後方に 出現した船の目の前に、クイーン・マリーゴールド号が正面から迫りつつ あった! 回避する社長。側面を接触させながらも、正面衝突は避ける事 が出来た。社長達の咄嗟の判断と行動に感心するダイゴとドリスさん。 “彼らとならマザーを止める事が出来るような気がするよ”……ダイゴに とって、実に心強い「仲間」達である。(^^) #ドリスさんが赤くならなかったなぁ。良かった良かった。(^^;;; ・「社長! クイーン・マリーゴールド号から通信入っとりまっせ!」 通信を繋ぐと、メイン・スクリーンにダニエルの怒った顔が。(^^; 社長 に逆に怒鳴り返されて慌てるダニエル。(^^;;; そんな彼を押し退けて、 スクリーンに現れたカネアさま。ゴローがそこに居ると分かると、泣きな がら懇願する。“お母様を……お母様を、助けて!”と……。(;_;) その頃、マザーの管制室でアンは1人、物思いにふけていた……。(;_;) #泣き顔のカネアさまも萌える……しかもアップ。(*^^*) #さあ、ボクの胸で泣くがいい。って、をいをい。(^^;;; ##ど〜せ、ワシは壊れているんだ……。い〜んだ、い〜んだ……。(^^; ・「一人娘に心配掛けやがって、しょうがねぇなぁ、アンの奴……」 事の次第を聞かされてアンの悪口を言う社長に抗議するカネアさま。(--) 生きているのは確かなのか、というゴローの質問に、生命反応はあるけど 電磁波とかの影響で連絡が付かないと答えたカネアさまは、再び涙を浮か べてゴローに懇願する。(;_;) ゴローはカネアさまを励ますように明る い声で必ず助け出すと答え、社長も肯いた。そこへダイゴがやって来た。 “良く似ている。マザー次元トンネルの暴走は、私が必ず止めてみせる。  君のお父さん、ドンズの為にもね”……そう言うダイゴに「?」顔の カネアさま。その疑問に社長が答えた。「ゴローのオヤジ」だと。それを 聞いたカネアさまは喜んでゴローに話し掛けたが、ゴローの表情が何故か 暗い事に気が付き、再び「?」になるのだった……。 #泣いたと思ったら、今度は驚いて、次は笑顔。カネアさま〜。(*^^*) ・「私に任せろ! 入り口が無いなら開ければいい!」 マザーの出入り口は防犯の為に管制室で管理されている。非常用システム も動くか不明な状況である。どうやって入り込もうかと考えているダイゴ とドリスさんに、今まで形無しだったロックが声も高らかに任せろ宣言を した。(*_*) 「メガ・キャノン砲スタンバイだ!」(^^; それを聞いた ドリスさんは、もしダイゴ・システムに命中したら太陽系が吹っ飛ぶ、と 大声で猛反対。ダークゾーンと人魂を背負って落ち込むロック。(^^;;; #ロックてば、またしても情けない状態に……。(^^;;; 活躍は無い!? ・「この船の装甲の強さは?」「え〜!? 体当たりする気っピか!?」 ダイゴの言葉に驚くウッチーとカナビー。ゴローも何か言おうとしたが、 それをあえて無視して話を続ける。壁の薄い所なら装甲強度170以上で 突き破れそうだと。それを聞いたロック、シャレコベック号の装甲強度は 98だと言う。更にそれを聞いた社長が怒り出した。元々の強度は180 だった筈だと。(--# 謝り、整備が行き届かなくてと言い訳するロック。 #む〜……。船もキャプテンに似て、情けなくなっている。(^^;;; ・「お任せ下さい、カネア様」「は!?」「ダニエル!?」 ロックの話で、ダイゴの突入案も不可能と知ったカネアさまが社長に詰め 寄った時に通信が入った。この時を待っていた、アンを追い込んだ責任を 果たす機会を、と。そんなポンコツ海賊船では、マザーに穴を開ける事は 出来ない。しかし、装甲強度200を誇るクイーン・マリーゴールド号な ら……。ゴローと社長が止めようとする。カネアさまもMAMに命令して ダニエルを止めようとした。だが、それは出来なかった。MAMのメモリ はダニエルによってシャレコベック号に移されてしまっていたのだった。 パネルを操作し、マザーに突撃を掛けるダニエル。ゴローとカネアさまの 制止の声を無視し、最後に“さらばです。カネア様”と、悲しげな笑みを 浮かべながら手を振り、カネアさまに別れを告げ、回線を切った……。 “ダニエル!……おばか〜!!!”……カネアさまの悲痛な叫び。(;_;) #カッコ良すぎるぞ〜。(;_;)/~~~ ・「カネア様……このダニエルに出来る、せめてもの罪滅ぼしを受取って   下さい。たとえこの身が滅びようとも貴方の幸せを願っております」 そう言って涙を流すダニエル……。(;_;) 小生意気なジャジャ馬娘、カネア様と結婚をしてコスモロード社を我が物 とする野望。その野望もアンへの復讐を決意した時に無くなった。そして 復讐を果たした結果、アンを追い込み、カネア様を悲しませる事になって しまった。マザーの暴走が自分の所為かは分からないが、少なくともあの 部屋で起こった爆発にカネア様が巻込まれたのは自分の所為である……。 お目付役として、カネア様には随分と苦労をさせられた。何度も辞めよう と思った。それでも辞めなかった。それは「野望」の為だけだっただろう か? 最初の頃はそうだったかも知れない。しかし、お目付役として何時 もカネア様の側にいる内に気付いた。父親を早くに亡くし、母親にも余り 構ってもらえないでいるカネア様の寂しさに……。そんなカネア様に知ら ず知らずの内に「情」も湧いていたのだろう、今まで続けてこれたのは。 しかし、野望も潰え去り、何もかもが終わった今、カネア様の「寂しさ」 を知っている自分に罪滅ぼしとして出来る事、やるべき事は1つ……。 「これ以上、寂しい思いをさせない」……それは、代わりがきくお目付役 の自分が犠牲になったとしても、代わりがきかない「母親」を救う事。 “カネア様ぁ〜〜〜!!!”(;_;) 目をカッと見開き、死を覚悟して最後に叫び呼んだのは、親兄弟では無く カネア様の名だった。「情」は何時しか「愛情」に変っていたのか?(;_;) そして、クイーン・マリーゴールド号はマザーに激突した……。 #ダ、ダニエル〜〜〜!!!(;_;)/~~~ ・「ダニエル……アンタって人は……」「カネア……」  「ど〜して余計な真似しか出来ないのっ!?」 カネアさまの言葉にズッコケル一同。(^^;;;; ダニエルが心配では無いの かと文句を言うゴローをジト目で睨むと説明をする。強力なエア・バッグ が付いているから、あれ位のショックではダニエルは傷ひとつ無い、と。 ダニエルの不憫さに同情するカナビーとウッチー。(^^;;; アンを助ける だけでも大変なのに、助ける人が増えたとプンプン怒るカネアさま。(^^; それを見て、開いた口が塞がらないゴロー。(^^;;; 何にしても、これで 入り込む事が出来るという事で。(^^;;;; #ダニエルが目を廻しているのは、エア・バッグが強すぎたからか?(^^; ##ワシの涙を返せ〜!!!(--# まんまとハメられた。(^^;;;; ・「社長、直ぐ出発しましょう!」「慌てるんじゃねぇ」 気が急いているゴローに、付いて来いと言う社長。2人が行った医療室に 頭痛の件で少し休めと社長に言われた桂さんが眠っていた。付き添ってい るブッキーが小声で鳴き、それに社長が小声で答える遣り取りが笑える。 社長が言う。コイツの顔を見たら、絶対無事に戻るぞ、って気になるだろ うと。ゴローが無茶な事をしないようにと、社長が気を遣ったのだろう。 “桂さん。オレ、何も出来ないかも知れないけど、とにかく全力を尽くす  よ。そして……そして、きっと無事に戻るから”……ふと見るとゴロー が桂さんの手を握り締めていた。(^^; それに気が付いた社長とブッキー の目が点に。(^^;;; 調子に乗るんじゃねぇ、とゴローを引き摺って行く 社長を見送ったブッキー、振り返ると桂さんを心配そうに見詰めた……。 #今回は笑えるシーンが多くてホッと出来るなぁ。はっ!……ま、まさか #「嵐の前の静けさ」ならぬ「(更なる)悲しみの前の笑い」か!? ・「アンの方はワシが何とかするとして、マザーを止める手立ては?」 YATダブでマザーに乗り込んでいく一同。アンは社長が助けに行く事に して、問題はマザーの暴走を止める方法だった。反重力マニピュレーター を使いダイゴ・システムの中枢部に圧力を掛ける事によって、上手く行け ば正常な状態に戻るはずと言うドリスさん。それを聞いたゴローは、まだ 反重力マニピュレーターはテスト段階、前回は上手く行ったけど今回は、 と不安を漏らす。だが、ドリスさんには自信があった。ダイゴの保証付き だと言う。未完成ではあるが、ある程度のコントロールは出来るらしい。 「ある程度」という言葉が気になったゴローだが、それについての返事は 無かった。残った問題、漏れ出した反重力エネルギーの方は、避けて進む しか手は無いとの事で、考え込む社長。 #避けて進むって言ってもねぇ。何処からでも漏れ出して来るから。(^^; ・「親分! ご安心を! 俺が親分の代わりに行きやすぜ!」 突如として現れたロック。(^^; どうやら忍び込んでいたらしい。(^^;;; どうしてお前がここにいるんだ、と怒る社長に、ロックは美化150%で “フッ……やだなぁ。私がアネゴのピンチを放っておける訳無いでしょ” だが、そんな自信も、YATダブの揺れがマザーの影響を受け始めた為と 知ると、もろくも崩れ去った。(^^;;; そして、ダニエルが決死の覚悟で 開けた穴に突入していく時に叫び声をあげたのはロックだけだった。(^^; ダブの突入を確認したナナコさん達。だが、ハチベーの言葉通り、問題は これからだった。手を組み、アンの無事を、そしてゴロー達の無事を祈る カネアさま。彼女に出来る事は祈る事だけ……。 #ロックってば……。(^^;;; マザー内で活躍あるのか?(^^;;;; ・「え〜〜〜〜〜っ!? どうして俺がダニエルを助けなきゃ・・・」 ダニエル救出部隊隊長兼隊員を命じられたロック。(^^;;; 2人の邪魔を するんじゃないぞと言われて拗ねたゴローを笑うドリスさん。(^^; アン の事を頼まれ、任せとけと返事をする社長。そして、3部隊は行動を開始 した。もとい、ダニエル救出部隊のロックは座り込んだままだった。(^^; ダブに残ったウッチーとカナビーは、各部隊を見送り、無事を祈る……。 防御システムが麻痺しているためか、幸運にもシャッターは開いていた。 これなら早く目的地に辿り着けそうだった。ただし、反重力エネルギーの 漏れによる妨害が無ければ……。まるで迷路の様なマザー内部を掛け行く 2部隊。アン救出部隊の社長は少々てこずっているが、ドリスさんがいる 暴走停止部隊は早くも目的地の制御室に到着した。 #これまたBGMがカッコ良いぞ〜。(^^)/ ・「わぁっ!?」「な、何だ?」 ドリスさんがパネルを操作し、制御室の入り口が開いた。室内に3人が見 た物は、荒れ狂う反重力エネルギーと無数に設置されたダイゴ・システム だった。その無茶な設計に驚くダイゴ。数を増やしたところでエネルギー の制御が出来る訳では無いのだ。この状況を見たダイゴは、当初の予定を 変更した。反重力マニピュレーターで1基ずつ処理していては間に合わな い。全部の処理が終わる前に地球に到達してしまう、と。どうするのかと 問うゴローに「考えがある」と答え、制御室内に駆け込んで行くダイゴ。 “必ず、必ず止めてみせる”……ダイゴは決意をあらたに……。 #「考え」とは一体……。まさか……。 ・「そっこら中からエネルギーが吹き出してやがる!」 まるで漏れ出した反重力エネルギーに追われるように走り回る社長。保守 作業用の通路を抜け、一般通路に出たは良いが行き止まり。通路が崩れて しまっていたのだ。アンが居るのは上の階。どうしようか、と考える暇も 無く、後ろから反重力エネルギーが迫って来た。意を決して飛び上がり、 崩れた通路の鉄骨にしがみ付くと登って行く社長。 #もし、落ちたら……底が見えないほど深い穴の底に叩き付けられるのが #先か、反重力エネルギーにやられるのが先か……。(*_*) ・「ドリスさん、まだ?」「これでいいわ。スイッチを入れるわよ」 暴走を止める準備をするダイゴの後ろで、反重力マニピュレーターの準備 をするドリスさんとゴロー。スイッチが入れられ、しばらくすると制御室 内の反重力エネルギーが無くなった。成功したと喜ぶゴロー。だが、室内 に漏れ出した反重力エネルギーを抑えたに過ぎず、喜ぶのは早いという。 問題はダイゴ・システムだと。それを聞いたゴローはダイゴに駆け寄る。 “オヤジ。オレにも何か出来る事があれば言ってくれ” “気が散る。黙ってろ” “オレ、手伝いたいんだ。マザーを止める方法って、どうやるんだい?” “黙ってろと言ったのが聞こえなかったのか?” “…………” #ダイゴのゴローに対するこの態度は一体? 嫌な予感が……。(;_;) ・『許してくれ……ゴロー』「ハッ……」「ブキィ?」 突然目を覚ました桂さん。ゴローのオヤジの声が確かに聞こえたと言う。 そんな桂さんを心配そうに見詰めるブッキー。その頃、コックピットでは カネアさまが痺れを切らしていた。マザーの中の様子を知りたいと言うの だが、電磁波の影響で通信が出来ないと答えるハチベー。その事は自分も 知っている。ゴロー達に自分でもそう言っていたのだから。通信不能なら 生命反応の確認をと考えたカネアさまはMAMに指示を出す。が、MAM の返事は予想外だった。シャレコベック号の性能が低いために自分の能力 を十分に発揮出来ないと言う。それを聞いて悲しむカネアさま。(;_;) “大丈夫よ”……声のした方向を見ると、そこには桂さんが立っていた。 どうして分かるのかと問うカネアさまに、桂さんの返事は無かった。ただ 無表情に立っているだけだった……。 #クイーン・マリーゴールド号、カナビー、シャレコベック号。これらは #大きさ、性能の違いはあれど、MAMが動く事からコンピュータ部分は #互換性があると言う事に。(^^; 何かスゴイや。(^^;;; ・「何やってんだアン!! さあ、引き上げるぞ!」 管制室に辿り着いた社長はドアを蹴破って中に入るとアンに声を掛けた。 が、アンは横目で一瞥をくれただけ。その目には生気が感じられず、空ろ だった。動こうとも喋ろうともしないアンに近付いた社長は彼女を一喝。 お前らしくも無いと言われ、私の何を知っているのと聞き返すアンに対し 社長は下らない失敗にいじけて閉じこもるような奴の事なんか知りたいと も思わないと嫌味で返す。アンの返事は、好きなように思いなさい……。 何時もなら怒って言い返して来るのに、そうしないアンに驚く社長。アン は続けた。マザーの失敗でコスモロード社はお終い、自分の夢は全て消え てしまった、もう残された物は何も無い、と。自嘲気味に力無く笑って、 良い気味でしょうね、と言うアンに掛ける言葉が無い社長。と、その時、 天井から反重力エネルギーが吹き出そうとしているのに社長が気付いた。 慌てて椅子から立たせて連れて行こうとするが、残ると言い嫌がるアン。 “馬鹿野郎!!”『ドスッ』……アンの腹部に社長の突きがヒットする。 “お前がどうなろうと構わんが、子供が悲しむのだけは、我慢出来ねぇん  だよぉ!”“カネア……”……娘の名を呼んで気を失ったアンを担いで 逃げ出す社長。その直後、室内を反重力エネルギーが襲った! #小道具のロケットの使い方が上手いなぁ。(^^) ・「へぇ〜……」「お疲れはん」 ロックがダニエルを助け出して帰って来た。社長の命令なので嫌々ながら 助けに行ったら、気持ち良さそうに寝ていた。(^^; 怒り心頭のロックは ダニエルを放り出す。(^^;;; もうお腹一杯……って、ダニエル〜。(^^; 気を取り直したロックはアンの所へ行こうとするが、そこへアンを担いだ 社長が戻って来た。大喜びのロックは大声を出しながら飛び付いて行くが 目前で社長の下駄が顔面ブロック。(^^; 無理矢理連れて来たから、目が 醒めたら暴れ出すじゃないかと怒られて、バラバラに崩れ落ちる。(^^;;; キャプテン・シートにアンを座らせた社長は、発進の準備の指示を出すと ゴロー達の様子を見に行くと言って駆け出して行った。そして社長の下駄 の音と入れ替わりに、ロックの「い〜んだ節」が……。(^^;;;; #コイツのような情けない奴って、ロックの方が情けないぞ〜。(^^;;;;; ・「よし! 繋がった」 ダイゴの作業を少し離れた所から見詰めるゴロー。そこへ社長がやって来 た。救助の方は済んだので、一旦シャレコベック号に戻るとドリスさんに 伝える社長。この部屋に漏れ出していたエネルギーは何とか出来たけれど 肝心のダイゴ・システムが……とドリスさんに言われ、ダイゴを見詰める ゴローを見る社長。ハルカさんの言葉通り「オヤジを見ている」ゴローに 何を思ったのだろうか? #「距離」を置いて見ている事が気になったのか、それとも、「見る」事 #しか出来ない(手伝いたくても手伝えない)歯痒さを感じ取ったのか。 ・「待ってくれ」 後で必ず迎えに来るからと言って立ち去ろうとした社長に、ダイゴが声を 掛けた。戻るのなら、ゴローとドリスさんを一緒に連れて行って欲しい、 取って来てもらいたい部品があるのだと言う。それを聞いたゴローが抗議 した。そんな用事なら自分達で無くても、社長でもいいだろうと。しかし ダイゴは、必要な「RR37」という部品はドリスさんにしか扱えないと 言う。それを聞いたドリスさんが「?」顔で聞き返そうとした時に、社長 がダイゴの真意に気付き、それを留めた。ドリスさんも社長の行動の意味 を理解し、ハッとして口を閉ざす。行って来てくれと強い口調のダイゴに どうして自分まで……と、納得がいかないゴローは抗議を続けた。が、 “ゴロー君、行きましょ”……ドリスさんもゴローを促す。“だけど” “ゴロー! 俺の手伝いをしたいと言ったのはお前じゃないか。頼むよ” しばらく考えていたゴローは納得して、取って来ると言って走り出した。 その後ろ姿を見送っていたダイゴが向き直ると、社長は無言で肯いた。 “オヤジ、オレが見てないからって絶対に無茶するなよ!” “ああ、分かってる”……その返事を聞いたゴローの顔は、オヤジの役に 立てるという喜びに溢れていた。(;_;) シャレコベック号に戻るダブの 中で、ドリスさんは社長に小声で話し掛けたが、社長は無言のまま、振り 向く事すらしなかった。マザーに1人残ったダイゴは、心の中でゴローに 詫びていた。『ゴロー…………済まない……』(;_;) #やっぱり……。(;_;) ・「あ〜! カネア様〜〜〜! カネア様ったら、カネア様〜!」 シャレコベック号の格納庫にダブが収納された。降りて来る社長達を迎え に、息せき切って走って来るカネアさまと桂さん。それを見たダニエルは 泣きながら駆け寄ってカネアさまを抱き締めようとしたが、あっさりと横 をすり抜けられてしまいウルウル状態。(^^; アンの身を心配するカネア さまに、気を失っているだけで心配は無いと言う社長。取りあえず医療室 に連れて行くと言う桂さんを見て驚く社長。十分寝たからと言う桂さんの 顔には久しぶりの笑顔が戻っていた。(^^)/ アンを抱えて走って行く桂 さんを追うカネアさまを見送るダニエルにも安堵の表情が。(^^)/ #やっぱり桂さんは笑顔が一番。(=^^=) ダニエルも〜。(^^; #カネアさまは全部ぅ。(*^^*) ・「さあ、ドリスさん。RR37を。そいつを持って早く戻らないと」 ゴローに声を掛けられたドリスさんは、思わず目を逸らしてしまう。(;_;) ウッチーはゴローの言葉に驚く。カナビーも何故そんな物が必要なのかと 不思議がる。この2人は「RR37」が何なのかを知っているらしい。 “「RR37」っちゅうたら……” “その昔、どの家にもあった「トイレの洗剤」だっピ” それを聞いたゴローはショックを受けて、ドリスさんに尋ねた。返事は “御免なさい……”“ご、御免、て。御免て、一体? ドリスさん?” 状況が飲み込めずに当惑するゴロー……。(;_;) #嗚呼……せっかく明るい雰囲気になって来たと思ったのに……。(;_;) ・「お母様……」「あ……カネア……」 アンが気が付いた。泣いて喜ぶカネアさま。(;_;)/ “お母様……あたし、お母様が海賊だって構わない……” “カネア” “だから、だから……もう、あたしを1人にしないでぇ……”(;_;) “カネア……” マザーで社長に言われた事を思い出すアン。感極まって大泣きするカネア さま。気を利かせて、そっと出て行く桂さん。“良かった……”(^^) #本当に良かったですぅ。\(^^)/ ・『パンッ!』「ゴロー!」「騙したのかよ!?」 ダイゴの事で怒り、ドリスさんの頬を打つゴロー。全部知ってて、知って いてマザーに置き去りにしたのか、オヤジがプロトタイプの時と同じ方法 を取ると知っていて、とドリスさんを責めるゴロー。ウッチーとカナビー が必死に押さえつけ落ち着かせようとする。が、今にも振りほどきそうな 勢いのゴロー。社長は黙ったまま成り行きを見守り、ダニエルとロックは 何も出来ずに立ち尽くしていた……。 #ゴローよ、またも女性に手を上げてしまったのか。(--) ・「他に方法があって!?」 したくてした訳ではない、自分達には何も出来ないのだ。この状況を何と か出来るのはゴローのオヤジただ1人だと言うドリスさん。だからと言っ て、アンタなんかにオレの気持ちが分かるものかと言い、ウッチー達を振 りほどくとドリスさんに殴り掛かるゴロー。と、その時、今まで静観して いた社長が動いた! ドリスさんを押し退けるようにしてかばったのだ。 その結果、ゴローのパンチの直撃を食らって吹っ飛ばされた社長。 #少し間を置いて落ちて来るキャプテン・ハットが印象的。 ・「彼女にアイツを置き去りにさせたのはワシだ。腹が立つなら・・・」 責任は自分にある、好きなだけ自分を殴れと言う社長に、ゴローは殴り掛 かって行った。ウッチーと桂さんが思わず叫び声を上げるなか、ゴローは 社長との距離を詰め……そして、社長ではなく、後ろの壁を殴り付けた。 “何だって、何だってオヤジは……”うな垂れるゴロー。 “ゴローちゃん……”ゴローを悲しげな顔で見詰める桂さん。 “ゴロー様のお父様が、きっと何とかして下さるわ” 『星渡ダイゴ……奇妙な因縁ね』マザーを見詰めるカネアさまとアン。 『ドンズ、俺、そして人類の夢、次元トンネル。もうコイツを止めるには  プロトタイプと同じ方法を取るしかないんだ。許してくれ、ゴロー』 “……くっ……オヤジ、オヤジの馬鹿野郎〜〜〜〜〜!!!” 様々な想いと共に、赤き悪夢「マザー次元トンネル」は、刻一刻と地球に 近付きつつあった……。 ・次回:捨て身のマザー停止作戦! 手に汗握る展開が期待出来そう。(^^) 桂さんは遂に覚醒か!?(*_*) -- 鈴木 順一 “良かったですね、カネアさま”(^^) woodybell@ppp01.infoPepper.or.jp http://club.infopepper.or.jp/~woodybell/