9/20放送の第49話「捨て身のマザー停止作戦!」 ・「暴走するマザー次元トンネルは地球に向かっています」 避難を呼び掛ける警察の飛行ロボット。道路は避難する人達で溢れ返り、 無数の宇宙船が飛び立って行く。そんな中、慌てる事も無く、腕によりを 掛けてビーフシチューを作っているハルカさん。ダイゴがマザーの暴走を 止める、そして無事に帰って来る。そう信じて……。(;_;) #踏みつけられた縫いぐるみが印象的である。ダイゴのやろうとしている #事が、帰りを待っているハルカさんの期待を踏みにじる事に繋がって。 ・「親分! あと1時間でマザーは地球とドッカ〜ンですぜ」 その言葉にハッとするゴロー。「もう私達に出来る事は何も無い」と言う ドリスさんに、オヤジがまだあそこに居ると文句を言うが……返って来た のは、ただ一言「御免なさい」だった。ゴローに社長が諭すように言う。 “お前のオヤジがどんな気持ちで1人残ったか考えてみろ。息子のオメェ なら尚更な”……それを聞いたゴローは歯噛みする。そんなゴローの様子 に慰めの言葉を掛ける事すら出来ない一同……。 #本当に「手は無い」のだろうか?(;_;) ・「はっ!? いけない!」 それまで黙り俯いていた桂さんが突然叫び声を上げた。まるで何かを感じ 取ったかのように……。見ると、マザーが爆発を始めていた。漏れ出した 反重力エネルギーに外壁が耐えられなくなったのだ。このままではオヤジ が危ない!“オヤジ……くっ……オヤジーーー!!!” 悲痛な叫び声を 残してゴローが駆け出す。社長とドリスさんの呼び掛けを無視し、桂さん の呼び掛けをも無視するゴロー。横を駆け抜けられたアンとカネアさまが ゴローから目を離し、ふと桂さんを見ると、その表情はまるで凍り付いた かのように青褪めていた……。 #キラキラ涙〜。(;_;) ・「ヤマモトさん」「放っときな。どうせワシらには何もしてやれねぇ」 ゴローの事を心配するドリスさんに、社長は放っておくしか無いと言う。 と、その時、コックピットにアンとカネアさまが現れた。それを見て喜ぶ ロック、驚き怯えるダニエルはロックの後ろに隠れる。(^^;;; 訳が分か らず「?」顔のロック。まだ休んでいろと気遣う社長に、そうはいかない と何時もの調子を取り戻しているアン。(^^) #ま、アンが気絶していたのは「社長の当て身」の所為だしね。(^^; ・「しゃ、社長!……済みませんでした、社長! 私は、私は・・・」 2人の話に割り込んで来たのはダニエルだった。土下座をし、泣きながら 詫びるダニエルに歩み寄ったアンの言葉は、意外にも優しかった。(=^^=) “自分を責めるのは止めなさい。全ては私が悪いの。許してねダニエル” その言葉に今度は嬉し泣きをするダニエル。(^^; 事情は分からないけど 良かったな、と貰い泣きをするロック。(^^;;; #いや〜、実にいいコンビになりそうで。え? もうなってるって?(^^; ・「あっ……そう言えば、ゴロー様どうなさったの? 様子が・・・」 ふと思い出した事を桂さんに尋ねるカネアさま。事情を説明しようとした 桂さんを遮るかのように鳴り響いた警報音、そしてハチベーの叫び声!! “親分! 大変ですぜ! YATダブが!”警報音は格納庫の扉が開いて いる事を知らせていたのだ。そしてYATダブが発進して行く。操縦して いるのはシャレコベック号のコックピットに居ない人……ゴロー!? #そう来たか〜。(^^; ・「しまった!!!」「ゴローちゃん!」 ゴローを止めようと慌てて通信を入れる社長。戻って来いと怒鳴る社長を 押し退けて、桂さんが戻って来るように呼び掛ける。が、ゴローは通信機 のスイッチを切ってしまった。「オヤジを助けるんだ」という想いに駆ら れたゴローを止める事は出来なかった。“オヤジ……”そう呟くと、更に アクセルを踏み込んでいくゴロー。パネルに拳を叩き付け、ゴローの行動 を予想出来なかった事を悔む社長、手を組んでゴローを心配する桂さん。 一方、ゴローはマザーに到着するや、適当な穴に目掛けて急降下。無事に マザーへの突入を果たしたのだった……。 #なかなかの操縦テクニックだ。第1話の時とは大違い。(^^;;; これぞ #「火事場の馬鹿力」ってね。(^^; ・「ゴローちゃん……」「あんた! ゴロー様の側に居たくせに・・・」 桂さんがゴローの無茶な行動を止めなかった事を非難し、このままゴロー が帰って来なかったら絶対に許さないと言って泣くカネアさま。(;_;) 言葉も無く俯いてしまう桂さん。(;_;) そんなカネアさまを窘めるアン。 アンに事情を説明するように言われて、社長がダイゴのしようとしている 事を話す。それを聞いて驚き、納得するアン。そして2人を助ける方法が 無いのかと問う。出来る事は無いと言う返事に、アンタが泣き言を言って どうすると怒るアン。それを聞いて、言われなくても分かってると怒鳴る 社長だが、分かっていても……。(;_;) そんな社長の様子に表情を曇ら せたアンは、今度はドリスさんに尋ねた。誰よりも次元トンネルを知って いる筈、何か方法は無いのかと。目を逸らすかのように俯いたドリスさん は「もしかしたら……」と呟くように答えた。それを聞いた一同の視線と 期待がドリスさんに集まる。が、ドリスさんは複雑な表情をして言い出し 難そうに考え込んでしまうのだった……。 #ドリスさんの考えとは一体? 最後の望みとなる事は確かだが……。 ・「よし、プログラム完成だ……これで反重力エネルギーを・・・」 その頃、マザーの制御室では、ダイゴが凄い勢いでコンソールを操作して いた。しばらくするとビープ音と共に、モニタに「PROGRAM:FINISHED」の 表示が。反重力エネルギーを閉じ込める為のプログラムが完成したのだ。 ダイゴ・システムを見上げ、そしてパネルに目を落とすと手を伸ばした。 そこには……黄色と黒で縁取られ、透明な防護板まで付いた赤いボタン。 防護板がスライドし、スイッチがオープンになった……。 #運命の扉(防護板)が開かれてしまった。(;_;) ・『さようなら……ハルカ、ゴロー……』『ガッゴッゴロ……』 心の中でハルカさんとゴローに別れを告げ、スイッチを押そうとした瞬間 不意に後ろで物音がして指が止まった。振り向いたダイゴが見たものは、 宇宙服を着たゴロー。物音は、ヘルメットが床に落ちた時の音だった。 “オヤジ!”“ゴロー!?”“オヤジィ〜〜〜!”驚くダイゴにゴローが 駆け寄って行く。直ぐ戻れと言うダイゴに食って掛かるゴロー。どうして プロトタイプと同じ事をするのかと聞かれ、思わず「えっ」と声を漏らす ダイゴ。オヤジを捜し続け、せっかく逢えたのに、また離れ離れになって しまうと言うゴローに、仕方が無い、他に方法が無いからと言い訳をする ダイゴだが、そんなの勝手過ぎるとゴローは納得しなかった……。 #プロトタイプ云々を聞かされてダイゴが驚いたのは何故だろうか? ・「2人を助け出す方法……それは、メガ・キャノン砲を撃ち込むの!」 それを聞いて驚く一同。それもその筈、前回ロックがその案を出し、大声 で却下されたのだから。(^^; ロックがすかさず突っ込みを入れる。(^^; が、それに答える前に社長が質問した。メガ・キャノン砲で何をするのか と。ドリスさんが説明する。ダイゴがやろうとしている事はプロトタイプ の時と同じで、反重力エネルギーを逆流させて異空間に閉じ込めるという 方法。その異空間にメガ・キャノン砲で穴を開ければダブで脱出可能と。 それを聞いて喜ぶ桂さんとカネアさま。(^^) しかし社長は、穴を開ける 事が出来るのかと半信半疑だった。説明が続けられた。ハイパードライブ の重力エネルギーを使うメガ・キャノン砲なら可能だと……。 #成る程。撃ち込む標的が違うのね。(^^) ・「でも……」「でも?」「ドリス」 今まで自信タップリに話していたドリスさんの表情が曇り、言葉が詰る。 社長とアンの催促を受けて話の続きをする。異空間に穴を開けるためには メガ・キャノン砲の出力を200%まで上げる必要がある。それに……。 いい難い事なのか一同に背を向けてしまうドリスさん。再び社長に促され 話を続ける。作り出した穴が消えるまでの時間は僅か数秒。その間に2人 が脱出する事が出来るかどうか……。一同の間に暫し沈黙が流れる……。 “賭けてみるか……。最後のチャンスに”沈黙を破ったのは社長だった。 その言葉に続いて、皆が口々に賛同の意を表していく。そんな皆の様子に 嬉しそうに微笑む桂さん。(^^) #桂さん、本当に嬉しそうな笑顔だな〜。(*^^*) ・「よ〜し! 船内の全てのエネルギーを、メガ・キャノン砲に・・・」 社長の号令を受けて作業に取り掛かる一同。これで2人が助かるというの で返事も元気があった。(^^)/ 社長も満足気に微笑むが……後ろで思い つめた顔をしているドリスさんに気付くと表情が険しくなる。ドリスさん は何かを隠しているらしいが……。 #これまた一体何を? まさか、自分が犠牲に!? ・「ゴロー! お前は自分のしている事が分かっているのか!?・・・」 マザーを止めないと太陽系が消滅してしまう、それを食い止めようとして いる時にノコノコやって来るとはどういう積もりだと怒るダイゴ。ここは 俺に任せて直ぐ戻れと言われたゴローは、嫌だと言い張る。オヤジが消え るのを黙って見ているなんて出来ない、オヤジと一緒に異空間に吸い込ま れたって構わない、だから……。そう言うゴローをダイゴが叱り付けた。 “馬鹿野郎!! 俺は15年間この世に存在していなかった人間だ。今更  消えても誰も悲しまん。だがゴロー! お前が居なくなったら多くの人  が悲しむ事になるんだぞ” それを聞いたゴローは驚愕し、怒って言い返す。 “じゃあ……じゃあ、かあちゃんは悲しまないって言うのか? オヤジが  また居なくなって、かあちゃんが悲しまないって言うのかよぉ!?” “ハルカなら分かってくれる……” “そんな事ないよ! オヤジは、オヤジはかあちゃんの事知らないんだ!  かあちゃんは、何時もオレの前じゃ明るくしてるけど、でも、でも……  泣いてるんだ。オヤジの事想って泣いてるんだぁ!……くっ……” “ゴロー……” “そんなかあちゃんを、また悲しませる積もりなのかよ。許せねぇ、絶対  に許せねぇ…………くっ……オヤジの馬鹿野郎ぉ〜〜〜!!!!!” 遂に、ダイゴを殴るゴロー。 #…………。 ・「気が済んだか? 気が済んだなら戻れ。ここから出て行くんだ」 起き上がり、ゴローの顔を見てハッと息を飲むダイゴ。ゴローは泣いてい た。かあちゃんだけじゃ無い、オレだって、オレだってオヤジがまた居な くなったら……。ゴローの言葉に俯くダイゴ。膝を落とすと、ゴローが心 の内を話し始めた。寂しかった、小さい時からオヤジが居なくて寂しかっ た。ずっとオヤジが居てくれたらと想っていた。一緒に笑ったり、喜んだ り、悲しんだりしてくれるオヤジが欲しかった。オヤジをブン殴ってやる と言っていたのは、かあちゃんの為では無く、本当はそう言って強がって いただけだと。オヤジに誰より逢いたかったのは自分なのだと。それなの に、何でまたオレの前から消えるって言うのかと……。(;_;) #寂しさを誤魔化すために強がっていたんだ。(;_;) ・「ん? 何っ!?」「あっ、マニピュレーターが!?」 ダイゴが返事をする間も無く、思わぬ事態が起こった。今まで制御室内に 漏れ出した反重力エネルギーを抑えていたマニピュレーターにスパークが 走り始めたのだ。まだテスト段階という事もあり、長時間の稼動に耐える 事が出来なかったのだろう。“いかんっ!”咄嗟にゴローに覆い被さって 庇うダイゴ。次の瞬間、マニピュレーターが爆発を起こした! ダイゴの お陰でゴローは無事だったが、ダイゴは背中に破片の直撃を受けたらしく 気を失ってしまった。制御室にゴローの悲痛な叫び声が響く……。(;_;) マニピュレーターを失った制御室では、再び反重力エネルギーが荒れ狂い 始めていた……。 #ゴローの頭から力無く床に落ちた手が、何とも言えないリアルさ。 ・「ピピピピピピピ・・・」「どうだ、カナビー。まだか?」 異空間に開けた穴が閉じるまでの時間を計算しているカナビー。メイン・ コンピュータのエネルギーもメガ・キャノン砲に廻しているために、計算 が出来るのはカナビーしかいないのだ。カナビーはただのナビゲーター・ ロボットだからそんな計算は無理だと言うウッチー、やって貰うしかない と言うアン。当のカナビーは「今までは計算ミスばかりしていた、だけど 今度だけは絶対に間違わない」と意地を見せる……。 #MAMは何処に? カナビーの中でスリープ中かな? ・「カネアさん」「あの……あたし……んっ……さっきは御免なさい」 極太の電源ケーブル4本を担いで通路を走って行く桂さん。前方にカネア さまが居るのに気が付いて立ち止まった。言い出し難そうにモジモジして いたカネアさまだったが、思い切ってさっき桂さんに言った事を謝った。 それを聞いた桂さんは少し驚くが、直ぐに微笑み、近付きながら言った。 “私の方こそ御免なさい。もっと私、シッカリしてなくちゃいけないわよ  ね”(^^) “桂さん……”“初めて名前で呼んでくれたわね”(^^) “えっ?……”(^^; 名前で呼んだ事を指摘されてチョット照れるカネア さま。(^^;;; この事が、カネアさまの桂さんに対する思いを変えたのか “手伝わせて!”(^^) “もちろん”(^^) と言う訳で、桂さんの担いで いるケーブルを1本受取るカネアさまだったが……やはり重かった。(^^; “あらっ!?”(--) 悪戦苦闘するカネアさまを心配する桂さんだったが 返事は何時も通り強気だった。ただ、返事の内容が気になったが……。 “見損なわないで! あたし海賊の娘なんですもの。行きますわよぉ!” “海賊の娘……”一瞬驚いたかに見えたが、直ぐに微笑む桂さん。そう、 それは「自分と同じ境遇」だったから……。(^^; 先を行くカネアさまに 急かされて走り出した桂さん。そして2人は並んで走って行った……。 #恋敵(?)の件は別として、和解出来て良かった良かった。(^^)/ ・「い〜か、死ぬ気で漕げ! コイツでメガ・キャノン砲の・・・」 人力発電機を廻すロックとダニエル。(^^;;; そこへ桂さんとカネアさま がやって来た。ケーブル接続完了を報告すると、社長が指示を出した。 “よ〜し、エンジン全開!! シャレコベック号をマザーの前に回り込ま  せろ! 全エネルギーを、メガ・キャノン砲に集めてブチかます!  一発勝負だぁっ〜〜〜!!!” “頼むぞ花子、お前の力を見せてくれ!”エンジン・ルームのハチベーが 祈りを込めてレバーを押し上げる。救出作戦の始まりだ! #活躍する場面があってよかったね、ロック。(^^;;;; ・「こ、ここは?」「YATダブの中だよ」 気を失ったダイゴを背負って、やっとの思いでダブに辿り着いたゴロー。 キャプテン・シートに座らされていたダイゴが気が付いた。ダブの中に居 ると教えられると、こうしては居られないと立ち上ろうとする。その身体 では無茶だとゴローに止められるが、自分の身体なんかマザーを止める為 ならどうなっても構わないと言うダイゴだった……。 #まさに「捨て身」……。(;_;) ・「親分! 地球に被害が及ぶまで、あと10分や!」 必死になって計算を続けるカナビー。こちらも無茶な事をしている為か、 ボディーから煙が立ち昇っていた。そんなカナビーに、まだ計算出来ない の、時間が無いのよ時間がと急かすアン。それを聞いたウッチーが文句を 言う。“時間時間て、アンタは時間の鬼かぁっ!?”その言葉に面食らう アン。時間が無いのは分かっている、でも今はカナビーだけが頼りだと。 だからカナビーを信じてやって欲しい、カナビーならきっとやってくれる と訴えるウッチー。(;_;) #スケジュール(時間)に厳しいウッチーの言葉だからこそ、余計に重み #があるんだよね。(;_;)/ ・「ピピッ! 出たっピィ〜! 異空間が消えるまで 29.03 秒だっピ!」 と、その時、カナビーが声を上げた。計算が終わったのだ! カナビーを 労うウッチーは、自分を信じてくれてありがとうと言うカナビーに当たり 前やと大泣きする。(;_;) 約29秒。それがカナビーの出した計算結果 だった。脱出するまでギリギリの時間しかない。まさに一発勝負だ! #カナビーよ、よくぞ頑張った。(^^)/ ・「ワシがマザーに行く。お前はここに残ってろ」「お父さん!?」 無言で立ち去ろうとしたドリスさんの肩を掴んで言う社長。それを聞いた 桂さん達が驚く。脱出出来る穴を開けてもマザーに居る2人が知らなけれ ば意味が無い。作戦を伝える為に誰かがマザーに行かなければならないと 言う社長とドリスさん。シャレコベック号にはマザーに突入出来る小型船 は残っていないので無理だと言うウッチー。それに対する社長の返事は、 如何にも社長らしい“そんなもん、泳いで行きゃぁいいんだよぉ!”(^^; 次々と反対意見が出る中、桂さんは無言で立ち尽くしていた……。(;_;) #一発勝負の大穴狙いの作戦には「穴」があった。(^^;;; ・「じゃあ、他に方法があるってのか!?」「お父さん……」 社長の決意を曲げる事は出来そうに無かった。桂さんが“お父さん……” と呟いた時、例の発作が桂さんを襲った。しかし頭痛は無かった。代わり に「声」が聞こえてきた。 《他に方法が無いんだ!》……それはゴローの声だった。 #桂さんの隠された力!? ・「オヤジが何と言おうと、その身体じゃ無理だ。オレが代わりに・・」 動けないオヤジの代わりに自分がマザーを止める、だからその方法を教え てくれとダイゴに頼むゴロー。しかしダイゴは教えてはくれなかった。 “済まない……こんな父親で本当に済まない。お前をこの手で抱き締めて  やる事も出来ず、お前の気持ちさえ、受け止められない。だが、分かっ  てくれ! お前が俺の、星渡ダイゴの息子ならば。俺の考え出した次元  トンネルが、多くの人を苦しめ悲しませている。その人の事を思うと俺  は自分自身が許せない。俺のこの手でマザーを止める事が少しでもその  償いになれば……うっ!……” “んっ!……オヤジ!?”苦しむダイゴを心配するゴロー。 “頼むゴロー。お前は生きて戻るんだ。仲間のために、ハルカのために、  そして俺のために。これ以上悲しむ人を増やさないためにも……” “オヤジ……”(;_;) ダイゴの膝の上で号泣するゴロー……。(;_;) #(;_;) ・「これは……!?」「桂ちゃん! 桂ちゃん!」 ゴローとダイゴの会話が聞こえる事に当惑する桂さん。その時、別の声が 自分を呼んだ。声の主はブッキーだった。ずっと「心の声」で呼び掛けて いたのだと言う。そして桂さんには、もう分かっているはずだとも言う。 自分の「本当の力」が……。 #遂に覚醒の時が来た……。(*_*) ・「桂?」「何なの!?」「古代遺跡の時と同じっピ!」 青白いオーラに包まれた桂さんを見て驚く一同。“自分の力を信じるの、 心の声を届けるのよ”とブッキーに促され、マザーの方に向き直ると、手 を組んで目を閉じ、ゴローに呼び掛ける……。 #精神感応って奴かな、この力は。 ・《ゴローちゃん聞こえる? ゴローちゃん!》「桂さん?」 桂さんの声が聞こえた事に驚くゴローとダイゴ。通信は届かない筈なのに どうして!? “桂さん? 桂さんなの!?”見えない桂さんに向かって 声を出して問い掛けるゴロー。返事は直ぐにあった。しかし内容は…… 《聞いてゴローちゃん。お父さん達が作戦を立てたわ》 “作戦?”(?_?) 《ええ。ゴローちゃん達を助ける作戦よ》(^^) “えっ!?”(*_*) ゴロー達には予想外の事が語られたのだった。 『桂、やはりお前は……』桂さんの様子を見て、何かを再認識する社長。 #思わせ振りな台詞だなぁ。(^^; って、実際には思考か。(^^;;; ・「お父さん! 作戦は伝えたわ!」  「よ〜し、作戦開始だぁ〜! 行くぞ、野郎共〜!!」  「ラジャー!!!」 #OPテーマ「HEAVEN」ミュージック・スタート! 作戦を聞いたダイゴはゴローにマザーの停止プログラムの実行を託す事に した。動けない自分は脱出のためYATダブのコックピットで待機する。 そして、ヘルメットを被ったゴローは、再び制御室へと向かって行った。 一方、シャレコベック号ではメガ・キャノン砲発射の為の準備が整いつつ あった。ロックとダニエルが必死に発電機を廻し、エネルギー・チャージ は順調に進んでいた。コックピットの照明すら落とし、遂に充填率は目標 の200%を達成した。“メガ・キャノン砲、発射準備、完了!”砲手の アンが告げる。そして社長の指示で桂さんがゴローに準備完了を告げる。 『ゴローちゃん、準備が出来たわ』《始めて》 『OK、桂さん』 《ゴローちゃん……》 『えっ!?』 《無事に戻って来て……。お願い……》 『必ず戻るよ!』 #ゴローも要領を得たのか念話になっている。(^^) ##泣くような場面じゃ無いと思うけど……OPテーマが掛かってから ##涙が止まらん。(;_;)/ ・「うぉ〜〜〜〜〜!!!」『ガシャンッ!』 防護板の上から拳をプログラム起動スイッチに叩き付けるゴロー。直ぐに ダイゴ・システムが反重力エネルギーの逆流を始めて、異空間が広がって いく。駆け込んで来たゴローの掛け声でダブを発進させるダイゴ。逆噴射 して穴の下まで戻ると急上昇していくが、異空間に飲み込まれてしまう。 衝撃に呻き声を上げるダイゴに、ゴローは後ろからハンドルを支えながら “頑張れ! オヤジ”と声援を送る。(^^)/ #「強く」そして「大きく」なったな、ゴロー。(^^) ・「メガ・キャノン砲発射ぁ〜〜〜!!!」  『ドンズ、2人を守って……』『カシッ!』 2倍の威力のメガ・キャノン砲が、異空間に向かって一直線に突き進む! そして命中!!“開いたぁ!”“カウント・ダウン開始! 28、27” ドリスさんのカウントが始まる。刻々と減っていくカウントの中、2人の 無事を祈る一同。“あっ! あれだっ!! あれが出口だ! オヤジ!” その頃、ゴローが「穴」を見付けていた。“間に合ってくれ!!”あとは 時間との勝負である。出口を目指し、異空間内を翔けるYATダブ……。 異空間の青白い球体は地球からでもハッキリと、そして月などと比べ物に ならないほど大きく見えていた。それを見詰めているハルカさんとポチ。 “ゴロー……あなたっ!……”その顔には不安が浮かんでいた……。 #OPテーマ「HEAVEN」フェード・アウト。 #これも一種の「天体ショー」と言えるのかな?(^^; #先日の月食が悪天候で見れなくて残念。(;_;) ・「1、0。マザーは!? マザーの暴走は?」「止まってるぜ・・・」 マザーの暴走が止まっていると知って、成功だと喜ぶドリスさん。しかし 社長は「いや、まだだ」と言う。ゴローとダイゴが助かってこそ「成功」 なのだ。ダブが何処にいるか探すウッチー、不安げなカナビー、ゴローの 名を叫び呼ぶカネアさま、顔を伏せるアン……。 #ま、まさか!?(;_;) ・「ブキーーー!!!」「聞こえる、聞こえるわ……」 社長までもが諦め掛けたその時、ブッキーが何やら喚いた。続いて桂さん の嬉しそうな声。2人の声が聞こえると言うのだ! #EDテーマ「MOON LIGHT」ミュージック・スタート! 社長が驚きの声を上げた時に、雑音混じりの通信が入った。そしてゴロー の無事脱出の報告。\(^^)/ 歓声に包まれるコックピット。\(^o^)/ “終わったな……”“さあ、オヤジ。かあちゃんに逢いに行こうぜ”d(^^) “ああ!……”(^^)b 偉業を成し遂げた父子のガッツポーズ。この一件で 15年という時間の空白をかなり埋める事が出来たのかも知れない。(^^) 一方、彼らの仲間達も絆が一層強くなった事だろう。母娘の絆、仕事仲間 の絆、そして新たな仲間との絆……。(^^)/ #ダニエルとロックなんて完全にコンビだし。(^^;;; #EDテーマ「MOON LIGHT」カット・アウト ・「何だぁ!?」「空間に歪みが発生しているわ!」 突然発生した光が一同の喜びの時を中断した。まさか!?……不安が胸を 過ぎる。エネルギーの閉じ込めに失敗したのか? 暫くすると光は、その 輝きを弱めて円形に収束した。その表面は次元トンネルの突入口のように 見える。一同の不安の中、その円から輝く物体が出現した! 大きい!! やがて全貌を現したそれは、鯨のようなシルエットの白い宇宙船だった。 #まさか……迎えか!?(;_;)/~~~ ・最終回:暫しのお別れ! 再開された仕事が桂さんのお別れツアー!?(;_;) 次回は社長の涙で泣く事になるんだろうな。(T_T) #予想したオチで落ちてくれ〜!!!(^^;;; -- 鈴木 順一 『ズリ、ズリ、ズリ』←電源ケーブルを引き摺る音。(^^;;; woodybell@ppp01.infoPepper.or.jp http://club.infopepper.or.jp/~woodybell/