10/8放送の第25話「突撃グロッサー城!」 ・ちょっと解説 「巨大な悪のコンピュータを正す正義のヒロインをコレクターと  言います。だから私はコレクター・ユイです!」 「は〜〜〜」 ・「あれだ! 間違い無い!」「あれが、グロッサー城?」 嵐を乗り越えた一同の前に不気味な島が姿を現した。元グロッサー四天王 のシンクロがグロッサー城だと確認する。その頃、新たなメンバーを加え たフリーズ達は城の前でユイ達が来るのを待っていた。こちらから出ずに 迎え撃てというグロッサーの作戦に不満気なフリーズ。何か考えがあるの だろうと言うウイルス。良く分からないと言うジャギー。鉄仮面は無言の まま。そんな鉄仮面に、ジャギーがあてにして良いのかと聞いた。しかし 腕を組んだまま返事が無い。何か言ったらどうなんだと苛立つジャギーに 鉄仮面は無言のまま前方を指差す。来ますよと言うウイルスにハッとして 前方を見るジャギー。余所見をしている間に戦局が動いていたのだ。(^^; #ジャギーって頭脳派なのにグロッサーの作戦が分からないのか?(^^;;; ・「よ〜し! 城へは近付けさせないわ!」 先手を打ってボート目掛けて冷気の息を吹き掛けるフリーズ。氷のバラが 海を凍らせ、氷がボートに向かって突き進む。それに気付いたシンクロが ボートの舳先に立ち、腕のコムコンから炎を出して氷を薙ぎ払った。自力 で飛べるユイ達4人はボートから離れると空から城を目指す。城の前に見 慣れない奴が居る事に気付いたコントロル。自分の代わりを用意したのだ ろうと言うシンクロ。作戦という事なら仕方が無いという訳で、バズーカ 砲を作るとフォローに渡すピース。フリーズが再び氷のバラを放ち、それ にウイルスがウイルスコマンドを上乗せする。慌てて避けるアンティ達。 イニシャライズで反撃するユイ。が、四天王は素早く躱した。腕を振って 怒るジャギー。黙って見ているだけの鉄仮面に攻撃しろと文句を言う。が 鉄仮面は自分の専門は接近戦だと涼しい顔(?)で答えた。(^^; #ん? 鉄仮面の声は何処かで聞いた事のあるような……。(^^;;; ・「グロッサーは姿を現さないわね」「天守閣で余裕を決め込んで・・」 本拠地にまでやって来たのにグロッサーは出て来ない。ならばこちらから 出向くまで。城の入り口を聞くユイに、何処かにある筈だが使った事が無 いと答えるシンクロ。いざとなったら爆弾でも出して壁をこじ開けてやる と言うピース。それ位なら自分の主義に反しないから。(^^; それは駄目 だと言うアンティ。あの城はグロッサーの力で守られている、多少の攻撃 では傷1つ付かないと。イニシャライズも効果が無かった、どうすれば良 いのかと聞くユイに、大丈夫だと言うコントロル。自分に任せろと。(^^; その言葉に不安になるユイ達。(^^;;; 信じろと怒鳴るコントロル。(^^; #ここまで来て、まだイマイチ信用されてないコントロル〜。(^^;;; ・「Qと一緒に、入り口を見付けたんだ! IR、左に進路を向けろ」 曲がって行くボートを見て、何処に向かっているのか気にするジャギー。 何処だろうと一歩も中に入れさせないと言うフリーズに、城中で迎え撃て と言う鉄仮面。グロッサーから授けられた作戦だ、それぞれの持ち場に着 けと。新人に指示されて文句を言うジャギー。しかし、その方が戦い易い とウイルスに言われて渋々承知すると持ち場に向かった。その頃、城の左 に回り込んだボートはコントロル達が見付けたという入り口に到着してい た。それは崖に出来た岩の割目だった。罠は無さそうだと言うアンティ。 エコとレスキューが水に呼び掛ける。と、海面が持ち上がり、ボートごと ユイ達を割目へと運び込んだ。犬養博士に通信ロケットで伝えておくと言 うピース。小型のロケットを作り出すと、割目の外に向けて発射した。 #な〜〜〜!!! 鉄仮面の声が〜!(^^;;; ・「コレクターズ達はリゾートアイランドネットから動いていない」 ユイ達の行動をモニタしている犬養博士と春菜。居場所を示すマーカーは 集合場所のリゾートアイランドネットのままだった。と、そこにピースか らのメッセージが届いた。「我らグロッサー城を発見せり。これより内部 に突入する」 内容からすると上手く行っているようだが……。 #春菜が博士の助手やってる〜。(^^) ・「一体、此処は何なの?」「俺は城の地下には足を踏み入れた・・・」 城に侵入したユイ達。入り込んだ空間は奇妙な所だった。ユイがシンクロ に聞くが、地下に入った事が無いので分からないようだ。四天王の他の3 人はそれぞれの実験室を持っていたようなので、此処もその1つかも知れ ない。何の反応も無いと言うエコ。自然の力を感じないのだ。生えている 木々や草も枯れているように見える。何か潰れてしまった植物園のようで 可哀相だと言うレスキュー。先に進もうと促すコントロル。上に行く通路 を見付けるのだと。と、そうはいかないと言う声が。声の主はジャギー。 姿を現したジャギーが言った。此処で全員デリートだと。攻撃を予測した アンティが左右に散るように指示を出す。と、次の瞬間、一同の居た場所 に数本の鋭いドリルが生えた。続いて、ドリルに巻き付いていたワイヤー が避けた一同に向かって伸びる。ユイはワイヤーをイニシャライズで消し そのままジャギーにもイニシャライズを掛ける。が、ジャギーの前に突然 現れたサボテンに防がれてしまった。ジャギーはニヤリと笑うとサボテン のトゲを飛ばし始めた。防戦一方のユイ達。これらを操っているジャギー を何とかしないと駄目だと言うアンティ。が、ジャギーは何時もより断然 強くなっていた。どうやら此処がジャギーの庭、実験室らしい。 #何かジャギーじゃ無いみたいだ。(^^;;; ・「心配するな、みんな! 今こそ、合宿の成果を発揮する時だ!」 8人の全ての力をユイにプリズム・インストールすると言うコントロル。 ガッツポーズをする一同。コントロルがコムコンから力を飛ばし、それを シンクロがコムコンで受ける。続いてシンクロがアンティに、アンティが エコに、エコがレスキューに、レスキューがピースに、ピースがフォロー に、フォローがIRに力を飛ばす。最後にIRがユイのワンドに8人の力 をインストールして、コレクター・プリズム・インストール・マックスが 完了した。ユイがジャギーにイニシャライズを掛ける! 今までに無い大 きさの星に慌てるジャギー。(^^; が、逃げる事も出来ずに直撃を食らい ブンブンおじさんて言うなと叫びながらイニシャライズされた……。 #やっぱりポーズは関係の無い技だったか〜。(^^;;; ・「うわっ!? ブンブンおじさんが動かなくなっちゃった……」 水晶の中に封印されて動かなくなったジャギーを見て驚くユイ。周りにあ ったドリルや草が崩れ去るのを見て驚くピース達。と、風景が消えて計器 が無数に填め込まれた殺風景な部屋になり、「失敗はデータ不足による。 データを要求する。更なるデータを要求する」というジャギーの事務的な 声が響いて来た。悲しそうな顔をするユイに、イニシャライズには異常を 来たしたソフトを正常に戻す力があるから、これが本来のジャギーだろう と言うIR。信じられないという顔をするユイ。要求って何の事かと気に するレスキューに、それは分からないが、調べ物が好きな奴だったと言う シンクロ。これが本来のジャギーだとは思えないと言うユイ。レスキュー もジャギーに同情していた。ジャギーは此処でグロッサーに何かさせられ ていた。でも何を……。考え込むアンティに、グロッサーに会ってハッキ リさせてやると言うシンクロ。同意するコントロルとユイ。 #ワンちゃんの時と違って、展開が重たいぞ〜。(^^; ・「でも、凄かったね。プリズム・インストール・マックス」 雰囲気を変えようとしたのか、フォローが話題を変えた。(^^; これなら グロッサーだってへっちゃらだと喜ぶエコ。(^^) コントロルの指示があ ったから、さすがリーダーだと誉めるレスキューとIR。(^^) 当然だと すっかりその気のコントロルに、調子に乗るなと釘を刺すピース。(^^;;; コントロルがユイに説明を始めた。プリズム・インストール・マックスは 自分達のメモリを大量に使用する。すぐに次を放つ事が出来ないから外し たりしないように気を付けてくれと。了解し、先に進むように言うユイ。 アンティの予測を頼りに、一同は上の階を目指して歩き出した。 #必殺技が連発出来たら有り難味が無いからね〜。(^^; ・「ああっ!?」「ふはははは……あははははははっ!」 青い空、白い雲。長閑で素敵なリゾートアイランドネット。しかし、突然 バグが広がり始めて空が暗くなり、雷鳴まで轟き出した。異変に気付いた Qが信じられない物を見て驚きの声を上げた。今まで沖の気象システム内 に隠れていたグロッサー城が目の前にあったから。ユイ達は!? 不安を かき立てられるQだった……。 #グロッサーが何やら表立って動き始めたような……。(--; ・「潰れた動物園みたいだね。よっと」「迂闊な真似はやめておけ」 ユイ達が次にやって来たのは沢山の空っぽの檻と瓦礫が転がっている場所 だった。フォローが立ち止り、檻の中に入ってライオンに変身する。(^^; 「ガオー」と楽しそうなフォローに注意するシンクロ。(^^; 大丈夫だと フォローが言ったその時、一同の前にウイルスが現れた。ジャギーのよう にはいかないと言い、特大ウイルスコマンドを2つ出すと先制攻撃する。 1つはシンクロが斬り捨てたが、もう1つがフォローの居る檻に入り込ん だ。周囲を廻られて慌てるフォロー。(^^; ユイがイニシャライズを掛け フォローが楽しげにジャレているウイルスコマンドを消し去った。(^^;;; コントロルの号令でプリズム・インストール・マックスを起動する一同。 ウイルスは何の真似だと余裕タップリに言うとウイルスコマンドを自分の 周りに出してシールドを張る。が、何時ものイニシャライズとは桁違いの 力の前にアッサリとシールドを破られ、横ツンツンはやめろと叫びながら イニシャライズされた……。 #って、ジャギーよりもアッサリとイニシャライズされてるぞ〜。(^^;;; ・「ヨイショっと。ねえねえ、僕達ってかなり強いんじゃない?」 水晶に封印されたウイルスを悲しそうに見詰めているユイの横で、呑気な 事を言っているフォロー。(^^; ピースに突っ込まれ、レスキューに怒ら れながら治療してもらっていた。(^^;;; 「重要な因子が欠落しているも のと思われる。報告。究明の必要あり。究明の必要あり」とジャギーと同 じく事務的にウイルスの声が響いて来た。また動かなくなっちゃったのね と悲しむユイ。一体何なのかと首を傾げるIRに、やはりグロッサーに聞 くしか無いと言うコントロル。そして、行こうと言うと歩き出した。ユイ はウイルスを見上げ、悲しむ想いを振り切るかのように駆け出す。誰も居 なくなった研究室ではウイルスの事務的な声だけが静かに繰り返されてい た……。 #う〜〜ん。(^^; 雰囲気がドンドン暗くなっていく……。(--; ・「ふはははははは……あ〜っは〜〜ははははははは……」 リゾートアイランドネットの天気は目に見えて荒れ始めていた。穏やかだ った海は高波がうねり、暗雲が強風に流されて行く。そんなネットの様子 と対照的なグロッサーの余裕のある笑い声に警戒感を抱くQ。まさか!? だとしたら、いけない! Qは慌てて通信機のスイッチを入れた。 #グロッサーってば壊れたか?(^^;;; ・ユイちゃんの4コマ劇場 「コレクター・イニシャラ〜イズ!」(^^) 「コレクター・イニシャラ〜イズ!」(--) 「ではユイ殿。その位にしてグロッサーをやっつけに行くでありまする」 「どうしたの? IR」 「プリズム・インストール・マックスした時の決めポーズを練習している  んでありまする〜」(^^; 「ガク〜」(^^;;; ・イラスト紹介 1枚紹介。(^^) ・「んっふふふふふふ……」「あ?」 ユイ達が次にやって来たのは雲の上のような場所だった。辺りを不安げに 見廻すユイ。と、何処からか笑い声が聞こえてきた。声の方を見ると、雲 の下からフリーズが現れ、ユイにまた会えて嬉しいと言った。ジャギーと ウイルスがやられた以上、本気で掛からないといけないと言うフリーズに そんな事言わないで大人しくイニシャライズされちゃって下さいねと笑顔 で言うレスキュー。(^^; 何時もなら顔を引き攣らせるフリーズだが、今 回は怯む事無く杖をビシッと突き付けると最大パワーでもてなすと言い放 った。杖を頭上に構えて降り回す。と、フリーズを中心につむじ風が起き コレクターズを吹き飛ばそうと吹き荒れ始めた。エコが飛ばされかけたの はシンクロが支えたが、一番飛ばされ難そうなフォローがイキナリ吹き飛 ばされてしまった。(^^; 8人揃ったコレクターズもバラバラにされたら 力が発揮出来まいと笑うフリーズ。コントロルが慌てて集合を掛けるが、 掛けた本人が飛ばされ、続いてレスキュー、ユイが飛ばされて行く。(^^; #どうやらフリーズが四天王最強のようで。(^^) ・「みんな、何処なの?」「結ちゃん、コッチだ!」 バラバラになってしまった一同に呼び掛けるユイ。と、何故か瞬の声が。 驚いたユイが何かにぶつかって止まり、その手を握られた。慌てて振り向 くと、そこには瞬が居た。驚きながらも喜ぶユイ。(^^) #をををっ!?(^^;;; ・「どうしたんだ? リゾートアイランドネットの様子がおかしい」 モニタの表示が乱れて慌てる博士。と、そこにメールが到着した。春菜に 言われてコンソールを操作するとモニタにメールを呼び出す博士。送信者 はコレクターズでは無かった。ノイズ混じりでモニタに映し出されたのは Qだった。グロッサーは何かを企んでいると言うQ。博士はQの事を知ら ないので誰なのかと問い掛けた。が、Qは情報に対するガードが甘いと思 っていたがどうもわざと流していたのかも知れない、僕は利用されてしま ったようだと一方的に話し続けた。どうやら博士の声はQに届いていない らしい。話を続けるQ。グロッサーの意図は分からないが、助けを出せる ならそうした方が……うわぁ〜! 叫び声と共に通信が切れた……。一体 何が起きたというのかと情報不足に苛立つ博士。Qは無事だった。しかし うめき声を上げて苦しげだ。Qはグロッサーの最終的な行動が始まったと 茫然としながらグロッサー城を見詰めていた。やはり……罠だったのか? リゾートアイランドネットにアクセス出来ないと言う博士。そればかりか 周囲のネットから次々と停止していく。ユイとコレクターズはどうしたの か!? 真剣な表情になってコンソールを操作し出す春菜。ユイの友達を 探すというのだ。コムネットの中でユイの味方をしてくれる人達を……。 #春菜が凛々しいぞ〜。(^^)/ ・「どうして? 瞬兄さんがどうして此処に居るの?」「結ちゃん」 宇宙空間のような場所に出たユイと瞬。ユイの質問には答えないで瞬が話 し始めた。自分はずっと思っていた。結と2人なら新しい世界が出来るん じゃないかと。新しい未来を手に入れる事が出来るんじゃないかと。その 言葉に何を言っているのかと戸惑うユイ。みんなを探さないといけないと 言うユイに、瞬はコッチだと言って進み始める。そうしている間もネット の停止はどんどん進んでいた。 #瞬の美化度150%か?(^^;;; ・「ユイだけが見付からないなんて、どういう事だよ!?」 コレクターズは全員見付かったがユイだけが見付からないでいた。ユイも みんなと此処に飛ばされた筈だと言うアンティ。でも、此処ってどういう 所なのかと不安がるレスキュー。考えるのは後だと言うピース。フリーズ の攻撃が再開したのだ。氷のバラを加速で避けるコントロル、バリアで防 ぐアンティ。炎で解かし、杖で殴り掛かって来たフリーズと剣で対峙する シンクロ。取りあえず手が空いているので今居る場所の事を考えるピース とIR。と、そこにユイの声が。一緒に居る瞬の事を聞くエコ。どうして 此処に瞬が居るのかと驚くIR。と、瞬が握っていたユイの手を離すと頭 を抱えて苦しみ出した。心配するユイ。フリーズが瞬の正体に気付いた。 瞬の周りに黒いオーラが立ち昇り、それが瞬を包むと弾け飛んだ。そこに 居るのは瞬では無く、新顔の四天王だった。驚くユイ。恐怖というよりも 驚きの余り身動きが出来なくなってしまったユイに剣を向ける鉄仮面。が それに気付いたシンクロがフリーズを押しやり、素早くユイの前に廻り込 んで鉄仮面の剣を受け止めた。ハルナの時と同じでグロッサーに操られて いるのだと言うアンティ。目を覚ましてと叫ぶユイ。イニシャライズする ように言うコントロル。素早くプリズム・インストール・マックスを起動 し、ユイに力を渡す。鉄仮面瞬をイニシャライズしようとするユイ。が、 そこにフリーズが飛び込んで来たので、先にフリーズをイニシャライズす る事に。フリーズはプリプリって呼ぶなと叫びながらイニシャライズされ た……。 #フリーズは鉄仮面を庇ったのか?(^^; ・「これ以上の発展は望めず。これ以上発展せず」 フリーズも水晶に封印され、事務的な声で報告をする。何時の間にか先に 封印されたジャギーとフリーズの水晶も現れ、「データが不足。データが 不足」「究明の必要あり。究明の必要あり」「制御不能。制御不能」と3 人で報告を繰り返した。一体、四天王は何をしていたというのかと3つの 水晶を見詰めながら言うアンティ。ふと、ユイが横を見ると、鉄仮面瞬と シンクロがまだ剣を交えていた。もう一度力を貸してとコレクターズに言 うユイ。瞬をイニシャライズしないといけないから。待って欲しいと言う コントロル。メモリを使い過ぎたので回復にはもう少し時間が掛かると。 それを聞いて悲しそうな顔で瞬を見詰めるユイ。と、瞬が剣を手放した。 ユイは瞬の名を呼ぶと駆け寄る。が、グロッサーの笑い声と共に瞬の周り に赤黒いオーラが立ち昇るのを見て思わず足を止めた……。 #やっぱり瞬のイニシャライズに手間取る展開だったか〜。(^^; ・「グロッサー!」「ワシの実験結果を見てくれたか?」 瞬の姿が消え、代わりにグロッサーが現れた。実験とは何の事かと聞き返 すユイに、グロッサーが説明を始めた。自分はコムネットの支配に成功し たが望みは満たされなかった。コムネットは所詮、人間の作った物。自分 自身で新たな世界を作ろうとしたのだと。それを聞いたアンティが理解し 3つの水晶柱を見ながら言った。あれは生まれる事が出来なかった未来な のだと。グロッサーが話を続ける。自分の一部を3つに分け、新たな世界 を作るよう、調査し、研究し、実験するように命じた。それがフリーズ達 だったのだ。だが、全ては失敗し、自分に世界は作れなかったと。当然だ と言うIR。犬養博士はグロッサーにそんな能力は与えてはいないから。 だが、自分にはコムネットを支配し、コンピュータに管理された現実世界 をも破壊出来る力があると言うグロッサー。ビシッと指を突きつけ、そん な事やらせはしないと言うコントロル。それを聞き、グロッサーは黙れと 怒り出した。支配者として生まれたその自分に、犬養は創造主たる力を与 え無かったのだと。グロッサーの言い分に悲しそうな顔をするユイ。 #う〜〜ん……奥が深いぞ。(^^; ・「黙るものか! お前に人を従わせる力は無い!」「そうね」 コントロルに相槌を打つユイ。続いて、自分の無力を棚に上げて博士に牙 を剥いたのだと言うシンクロ、言い分が一方的だと言うエコ、言ってる事 とやってる事が矛盾していると言うピース、どっち付かずなんだよと言う フォロー、可哀相と言って貰いたいだけだと言うレスキュー、未来を自分 で決められないのだと言うアンティ、元々は管理する力しかないのだと言 うIRを見ては相槌を打っていく。どうして自分達を見るのかと冷や汗の IRにユイが笑顔で言った。あなた達はちゃんと分かっている、自分達の いけない所がと。その言葉に、顔を見合わせて首を傾げるコレクターズ。 みんな誰だって色々な欠点がある。でも、良い所だって沢山ある。自分は みんなのそんな所が大好きなのだと。しかし、自分の欠点を認められない グロッサーを好きにはなれないと。現実世界を破壊するというのならゴミ 箱ポイポイしちゃうと言うとユイはグロッサーを睨み付けた。 #グロッサーに対するコレクターズの指摘は、全部自分自身の欠点の指摘 #だったという。(^^; ・「ワシは破壊など望んでおらん」「じゃあ、何を望んでいると・・・」 今までユイを試していたと言うグロッサー。ユイの行動を見ているうちに 新たな望みが生まれたと。コレクター・ユイ。自分はお前になりたいと。 それを聞いて、どういう事かと目が点状態になるユイだった……。 #同一化願望か〜!?(^^;;; ・次回予告「明日へ出発!」 何だか、重い展開になりそうだ……。(;_;) でも、頬染め結と瞬の瞳に映った結の顔、サブタイトルからすれば最後は 感動の大団円になってくれる事でしょう。(^^) -- 鈴木 順一 ELEMENT SUITS Download !!! woodybell@mail.wbs.ne.jp (kanea-marigold@geocities.co.jp) http://www2.wbs.ne.jp/~woodybel/ (ICQ#: 15425051)