7/14放送の第14話「温泉旅行だよユイちゃん」 ・ちょっと解説 省略でありまする。(^^; ・「ひまわり温泉? 聞いた事が無いな。その温泉がどうかしたのか?」 喫茶店で話をしているシンクロとフリーズ。フリーズが紹介した温泉は、 何とバグルスに効くらしい。(^^; バグルスの中にはイニシャライズされ た後も僅かに後遺症を残す物がある。腰痛、肩凝り、目の疲れ。それらが その温泉に入るとたちまち治るのだという。(^^;; まさかと眉をひそめ るシンクロに、信じる信じないは勝手だと言うフリーズ。シンクロが元の 姿に戻れないのも後遺症の所為。その温泉に入れば、もしかしたら……。 フリーズの話を疑いながらも、シンクロはカップに注がれたコーヒーに映 る狼男のままの自分の顔を見詰めていた……。 #そんな後遺症が出る事があったとは。(^^; ・「フンフンフフフフ・・・」「おい、結。ちょっとはしゃぎ過ぎだぞ」 楽しそうに鼻歌を歌う結に注意するコントロル。観光に行く訳では無いと 言われるが、みんなで旅館に泊まって、温泉に入って、ゆっくりくつろい でと注意そっちのけで観光気分の結。(^^; 温泉の調査の為に行くのだと 怒るコントロルだったが、バスが石に乗り上げて揺れた所為で荷台から落 ちて中身をぶちまけたカバンに引き攣った。(^^; 中身は……クラッカー 三角帽子、傷テープ、なぞなぞの本、トランプ、マイク、カセット、飴、 キャラメル、変装眼鏡、チョコレート、ラジカセ、シャーペン、カラオケ の本、歯ブラシ、カメラ、ガム、着替え、枕など、調査に行くのには関係 無さそうな物が半分以上を占めていた。(^^;;; それを見てジト目になる 結達に、コントロルは笑って誤魔化すと、調査といっても息抜きは必要、 みんなが退屈するといけないと思ってと開き直った。(^^; IRに目一杯 観光気分だと突っ込まれ、コントロルはムッとした。(^^;;; #ボンネットバスだよ。(^^; さすが、ひなびた山奥温泉。(^^) #キョロちゃん見〜付けた!(^^; ・「ワンちゃん」「…………」「早く元に戻れると良いね」 犬養博士が今まで色々やって駄目だったので、そう簡単にいく訳が無いと シンクロは今回の情報を手放しで喜んでいなかった。初めから諦めては駄 目、もしかしたらという事もあると言う結に、初めから期待していて駄目 だったら凄くガッカリするだろうと言うシンクロ。どうやら少しは期待し ているらしい。(^^) もし元に戻ったら真っ先に結に見せてやると言われ 結は嬉しそうに返事をした。(^^) そうこうする内にバスは目的地に到着 した。どうして「ひまわり温泉」という名前なのかと聞くレスキューに、 昔ひまわり畑があり、確か旅館を作る為に畑を潰したと聞いていると答え るシンクロ。と、そこに威勢の良い声が掛かった。声の主は、着物を着て 旗を持ったフリーズ。(^^; アルバイトでひまわり温泉の女将をやってい るらしい。(^^; て事は、バグルスの後遺症に効くって話はとシンクロに 言われ、そんな事言ったっけと呆けるフリーズ。(^^; 騙されたと分かり 怒ったシンクロは帰ると言い、客に逃げられまいとフリーズはシンクロに しがみ付いて謝る。(^^;; 誤情報では調査しても仕方ないからどうしよ うかと言う結に、たまには休みも必要、ユックリしようと言うレスキュー とIR。温泉に入れると大喜びの結が、ふとコントロルが居ない事に気付 いた。結が辺りを見廻すと、コントロルは既に旅館の中に入り、荷物を預 けて宿泊の手続きをしていた。(^^; その早さにズッコケる結達。(^^;;; #フリーズの女将姿、けっこう様になってるじゃん。(^^) ・「はぁ〜。極楽極楽」「ほんと。来て良かったわ」「身も心も・・・」 さっそく温泉に浸かってノンビリする結達。(^^) しかし、男湯の中には シンクロの姿は無かった。どうしたのかと聞くコントロルに、他の風呂に 行ったと言うIR。その理由は……シンクロみたいな毛むくじゃらなのが いきなり風呂に入ってきたら他の客が驚いてしまうから。それはそうだが と不満そうなシンクロに、あそこだとフリーズが指を差した。ちょっと前 に急に湧き出した露天風呂だった。シンクロが湯加減を見ると、熱すぎて 手に火傷。(^^; フリーズは唸りながら怒るシンクロをなだめ、ぬるくす るまで暫くブラブラしていてと誤魔化した。(^^; #フリーズにまで犬って言われてるし〜。(^^;;; ・「ん? ひまわり……」 ひまわり温泉前のバス停に降り立った迷子ちゃんは、バス停のひまわりの マークを見上げ、道を横切るとひまわり温泉の庭に入って行った。花壇の 前に座り込んで花を見ていると、声がして足音が近付いて来た。慌てて木 の影に隠れる迷子ちゃん。そんな所に人が居るとも知らず、シンクロは大 声を出しながら伸びをした。(^^; それに怯えて迷子ちゃんは奥に逃げて 行く。そこはさっきの露天風呂だった。フリーズが氷の息で湯を冷まして いる。その後ろを通ると再び木の影に隠れる迷子ちゃん。湯加減が良くな ったのでフリーズがシンクロを呼びに行った。人が居なくなったので顔を 出してみると、そこには家族三人で温泉に来ている男の子が居た。両親に 両手を持ってもらって嬉しそうに笑う男の子を見て、迷子ちゃんは寂しそ うな顔をすると顔を引っ込めた……。 #迷子ちゃんの寂しそうな顔に萌えるの〜!(*^^*) ・「さっきとお湯の色が違うんじゃないのか?」「ちょっとぬるく・・」 シンクロが湯加減を確かめると、今度は丁度良かった。では、さっそくと 浴衣を脱ぎ始める。が、フリーズはまだ横に居た。(^^; 一緒に入る気か と冗談を言うシンクロに、顔を赤くして馬鹿な事を言うなと怒ると立ち去 って行くフリーズ。(^^;; 露天風呂を独り占めしてくつろぐシンクロ。 こうしていると嫌な事を全部忘れそうだ。こんな姿をしている事も……。 静かだった。聞こえるのは鳥のさえずり。そして、湯の脇に生えている草 から滴が落ちる音……。良い湯だったと満足して湯から上がるシンクロ。 肌もスベスベになったような気がすると言って腕を撫で、鏡に映った男前 の顔を見詰める。(^^) 浴衣を着ようとして手が止まり、ハッとして鏡の 前に掛け戻る。そして、驚きの声を上げた。シンクロは元の姿に戻ってい たのだ。(^^; #な、なんと〜!?(^^; ・「いや〜、サッパリした〜!」「ん?」「どうしたの?」 温泉から出て満足そうな結。(^^) と、レスキューのレーダーに何やら変 な反応が出た。バグルス反応かと緊張する結に、そうじゃないとは思うと 言うレスキュー。と、そこに結を呼ぶシンクロの声が。辺りを見廻し、声 のする方を見ると嬉しそうに手を振って返事をする結だったが、次の瞬間 笑顔が引き攣ると悲鳴を上げた。(^^; 何事かとやって来たコントロル達 は、その光景に唖然とする。(^^;; 顔を手で覆って座り込んでいる結に しっかり目を開けて見てくれと言うシンクロ。何を見ろというのかと文句 を言う結。(^^; この俺の姿だと言うシンクロ。目が点状態のコントロル ジト目のIR、恥ずかしそうに顔を伏せているレスキューに気が付いて、 ふと横にあった鏡を見て驚きの声を上げるシンクロ。(^^;;; 確かにさっ きまで元の姿に戻って居たのにとションボリ。と、そこに騒ぎを聞き付け たフリーズがやって来た。そして、タオル一枚で赤くなっているシンクロ を見付けて引き攣る。(^^; そんな格好で旅館の中を走り回らないで、他 の客が怖がると文句を言いながら、フリーズはシンクロを露天風呂へと押 して行った。(^^; #タオル一枚だけのウォーウルフは怖いかも知れないけど、タオル一枚だ #けのシンクロは別の意味で怖いってば。(^^;;;;; ・「う〜ん……目の錯覚だったのかなぁ? へっ、へっくしょん!」 露天風呂の鏡でウォーウルフのままの自分の姿を見詰めるシンクロ。湯冷 めしてしまったので再び湯に浸かり、暖まったので上がる。温泉に来たか らには何度も入らなくてはと満足そうに笑い、ふと鏡に映っているその姿 を見て再び驚く。(^^; その頃、結達は自室でくつろいでいた。こんなに ユックリ出来るのも久しぶりだと。と、結がレスキューのスプレーに気が 付いた。香水かと思ったが、それはバグルス避けのスプレーだった。風呂 に入ると落ちてしまうので掛け直していたらしい。レスキューが結にも掛 けていると、再びシンクロの呼ぶ声が。(^^; 結達の部屋の戸が勢い良く 開け放たれ、そこにシンクロが現われた。今度こそ見てくれ、この姿を! 言われなくても、乱入してくれば視線はそっちに向く。(^^; で、その姿 を見て、引き攣る二人。そう。さっきと同じでタオル一枚な姿を。(^^;;; 唖然として目をパチクリしていた二人だったが、次の瞬間、旅館を揺るが すような大きな叫び声を上げた。(^^;;; 湯飲みと灰皿を投げ付けられて 慌てて部屋から飛び出したシンクロにスプレー缶が直撃。(^^; 再び騒ぎ を聞き付けてやって来たフリーズは、鬼のような形相でシンクロを叱ると さっきの倍以上の早さでシンクロを露天風呂へと追い遣った。(^^; 二度 もシンクロにあんな姿を見せられ、結は一体何なんだと文句を言った。 #今回はシンクロがギャグ担当らしい。(^^; ・ユイちゃんの4コマ劇場 「あ〜〜、温泉は良いわね〜」(^^)(^^) 「知ってる? 温泉てお肌がツルツルになるのよ」(^^) 「ほんと。ツルツルですわ」( ) 「まあ。結ちゃんたらもうのぼせちゃったのね」(^^; 「はぁ〜! 脅かさないでよ〜!」(@@) ・イラスト紹介 1枚紹介。(^^) ・「ん〜〜。ん!? ん……」 露天風呂の鏡で何度も自分の姿を確認するシンクロ。そして、再び温泉に 浸かった。自分がこの風呂に入って、鏡を見る時は元の姿に戻っている。 今までの事を思い出しながら湯に浸かり、勢い良く上がって鏡で確認する と……元の姿に戻っていた。間違い無い。鏡に仕掛けも無ければ目の錯覚 でも無い。今度は慎重に行動する事にしたシンクロ。慌てて結の所に駆け て行かず、ゆっくり歩きながら考える。この後、結に会う時に限って何故 かウォーウルフに戻っている。そして、今はまだ元の姿のまま……。よし 今度こそ! 走り出したシンクロが何かにぶつかった。それは膳を運んで いたフリーズだった。(^^; 今度は仕事の邪魔かと文句を言うフリーズに 邪魔をしている訳ではない、自分の姿を見てくれと言うシンクロ。ポーズ を取るシンクロだったが、何時の間にやらウォーウルフの姿に戻っている 事に気付くとガックリ。(^^; どうでも良いけど、裸で走り回るのは勘弁 してくれと言うフリーズ。自分だから良いようなものの、他のお客さんだ ったら訴えられると。(^^; 悔しくて歯軋りするシンクロ。(^^;; そも そもフリーズがこんな温泉を紹介するからと文句を言い掛けて気が付いた シンクロ。フリーズはこの温泉がバグルスの後遺症に効くと言った事に。 その事ならもう謝ったと笑って誤魔化すフリーズ。と、急に怖い顔になる と騙された腹いせに変な事をやっているのかと逆に文句を言った。(^^;;; シンクロは何も言い返せなくなって悔しそうにフリーズを睨み付けた。 #フリーズの顔が怖いよ〜。(^^;;; ・「それっ!」「うりゃ〜!」「の〜!」「こりゃ!」 温泉名物(?)の卓球を楽しんでいるコントロルとIR。(^^) IRの強烈 なスマッシュが決まった所にシンクロが駆け込んで来て、二人に付き合っ て欲しいと言う。良いところなのにと文句を言うIR達を脇に抱えると、 シンクロは露天風呂目指して猛ダッシュを掛けた。温泉を見詰める三人。 この温泉にバグルスの後遺症を治す力があると聞いて驚くコントロル。そ れはフリーズの嘘だったのではと言うIRに、嘘から出た誠という言葉も あると言うシンクロ。とにかく、さっきは元の姿に戻った。嘘か本当かを 証人として良く見ているように言うと、シンクロは湯に飛び込んだ。早く 元の姿に戻りたいという気持ちは分かるが、目の錯覚だと言うIR。と、 その時、再び草から滴が落ち、それに反応するかのようにシンクロの身体 に変化が現れた。突き出していた耳や口が引っ込み始め、尖った爪も短く なり、身体を覆っていた狼の毛が無くなっていく。数秒後には、シンクロ は元の姿に戻っていた。顔を見合わせて驚くコントロルとIR。今度は証 人も居るという事で大喜びするシンクロ。急いで犬養博士に連絡を取り、 結達も呼んでくるようにIRに頼むコントロル。善は急げと猛ダッシュを 掛けるIRだったが、何故か前に進まなかった。(^^; #う〜〜ん。シンクロの入浴シーンばかりだ。(^^;;;;; #草から落ちる滴って迷子ちゃんの涙と関係ありなのかな?(^^) ・「何でありまするか? この手は〜!?」 後ろを見ると、湯から生えた水の手がIRを捕まえていた。(^^; その手 はIRを湯に引き込み、驚いているコントロルにも襲い掛かった。慌てて 逃げようとするシンクロも捕まって湯に引き込まれ、続いてコントロルも 引き擦り込まれてしまった。(^^;; 何とか逃げ出そうとするが、まるで 強力な接着剤のように身体に貼り付いて抜け出せない。もしかして、この 湯はバグルスか? そう言った瞬間、湯は三人を取り込んだままウヨウヨ と移動を始めた。(^^;;; その頃、フリーズはシンクロに引っくり返され た料理の後片付けをしていた。(^^; あれは絶対に逆恨みだと文句を言い ながら。(^^;; バグルスの後遺症に効く温泉なんてある訳無いと自分が 言った嘘の事は棚に上げて。(^^;;; 気晴らしにと思って紹介したので、 悪気は無かったようだが。(^^; と、その時、庭の方から何やら妙な物音 がした。見れば、塀を乗り越えて水の塊が近付いてくる。(^^; 呆気に取 られていたフリーズが我に帰って慌てて逃げ出そうとするが、横に置いて あったバケツに足を取られて引っくり返って逃げ遅れた。(^^;;; 四人目 の犠牲者となったフリーズが湯から顔を出すと、そこには元の姿に戻った シンクロが居てビックリ。(^^; 湯の所為で元に戻ったと聞かされて目が 点状態のフリーズは、湯自体がバグルスだと言われて更にビックリ。(^^; と、説明していたシンクロの頭に、さっきフリーズが蹴り上げたバケツが 落ちてきて見事に被さった。(^^;;; #あの料理の代金はバイト代から引かれていたりして。(^^; ・「あ〜ん! 何時まで待たせるの? IR達は〜!」 旅館の大宴会場。他の団体客はそれぞれ盛り上がっていたが、結達は料理 を目の前にしてお預け状態だった。(^^; 我慢出来ないから先に食べちゃ 駄目かなとレスキューに聞く結。(^^;; しかし、レスキューは明後日の 方を見て困った顔をしていた。レーダーにまたも変な反応があったのだ。 と、その時、コントロルが宴会場の舞台の幕の所から顔を出して結を呼ん だ。どうしてそんな所に居るのかと首を傾げ、宴会芸の準備かと喜ぶ結に 違うと叫ぶコントロル。しかも、此処から逃げろと言う。様子が変な事に 気付いてキョトンとする結の前で幕が落ち、コントロル達を捕らえている 水の塊が現われた。この湯はバグルスで出来てると言われて引き攣る結。 妙な反応はあれが原因だったのかと納得するレスキュー。イニシャライズ してやると気合いを入れる結に、待つように言うIR。その前に犬養博士 に連絡するようにと。この湯にはシンクロを元に戻す力があるから。それ を聞いて驚く結。シンクロは何処に居るのかと聞くレスキューに、バケツ が此処だと応えた。(^^; 挟まってしまって取れないともがくシンクロに フリーズは肝心な時にしょうがないと文句を言うと、頑張って湯から手を 出し、懐から取り出したサインペンの蓋を口で取るとバケツにシンクロの 似顔絵を描いた。(^^;; あまりに適当な似顔絵を見て、あれがシンクロ なのかと変な顔をする結だった。(^^; #をををっ!? 以前描いた迷子ちゃんの絵に比べると格段の進歩が見ら #れるフリーズの似顔絵だ。(^^; ・「うわぁ〜!」「きゃ〜!」 と、突然、水の塊が動き出した。(^^; 慌てて逃げる客を飲み込み、更に 逃げ回る結達を飲み込もうと追い掛け回す。(^^;; その動きは、とても 水の塊とは思えないほどのスピードだった。(^^; 逃げながらレスキュー が犬養博士に連絡を入れた。すぐに来るという事なので、それまで何とか 時間を稼がなくてはいけない。結はエレメント・スーツをダウンロードす るとユイに変身した。バグルス湯はユイ達を捕まえようと手を伸ばした。 が、捕まえても捕まえても二人に抜け出されてしまう。どうやらバグルス 避けのスプレーが効いているらしい。(^^; バグルス湯は大宴会場を飛び 出すと廊下を爆走し始めた。その先には迷子ちゃんが羨ましそうに見詰め ていた親子連れが居た。三人も飲み込まれ、手を繋いでいたのに男の子が 両親と離れた場所に取り込まれてしまった。バグルス湯は壁を壊して爆走 を続け、男湯に乱入した。(^^;;; バグルス湯を追い掛けながら、博士の 到着は未だかと聞くユイ。ゲートを使えばすぐに移動出来るはずなのに、 トラブルでもあったのか博士は未だ来ていなかった。 #これじゃあ旅館の中が目茶苦茶だ。(^^;;; ・「どうやら納まったようでありまする……」「いや、待て。この・・」 大浴場でバグルス湯の動きが止まったのでホッとするIR。しかし、湯の 温度が上がり始めていた。クラクラしてきたと言うIR。取り込まれた客 達も、のぼせる、もう駄目だと苦しそうだ。男の子は声も無く、赤い顔を して息も絶え絶えといった感じ。熱いのが苦手なフリーズは今にも解けて しまいそうな顔をしていた。(^^; ようやく浴場にやって来て、大丈夫か と声を掛けたユイに、湯の温度が上がっていてこのままではみんなやられ てしまうと言うシンクロ。ユイはレスキューの力を受け取ると水スーツに 変身し、バグルス湯にリストア・ウォーターを掛け始めた。どうにか温度 が下がり丁度良い湯加減になったが、フリーズにとっては未だ地獄の中に 居るようだった。(^^; #フリーズを心配して声を掛けるシンクロがカッコイイ。(^^) けど、頭 #にバケツを被ってるからイマイチ決まらないという。(^^; ・「うわぁ〜〜〜!!!」「ん? あっち! あっち!」 バグルス湯が再び動き出し、湯の温度が一気にさっきよりも高くなった。 苦しむ一同。それを見て慌てるレスキュー。早くしないと大変な事になる とユイに声を掛ける。ユイもそれは分かっていたが、バグルス湯の回復の 方が早くてリストア・ウォーターで温度を下げるのが追い付かなくなって いた。男の子の名を呼ぶ母と父。しかし、男の子は返事すら出来ない程に 弱ってしまっていた。何をしているのかと文句を言うシンクロ。そんな事 言われてもユイには対処する方法が思い付かなかった……。 #このままでは大変な事になってしまうでありまする。(--; ・「ユイ! このお湯をイニシャライズするんだ〜!」「えっ? でも」 シンクロの言葉にハッとするユイ。今、イニシャライズしたらシンクロを 元に戻す方法が分からなくなってしまうと言うIR。口にはしなかったが ユイも同じ考えだった。戸惑うユイにシンクロが言う。みんなの命には代 えられないと。自分達はコレクターなのだ。コムネットを守るのが一番の 使命なのだと。だから、手後れになる前に片付けようと。その言葉に悩む ユイ。しかし、このままでは……。熱いのが苦手なフリーズはもとより、 コントロル、親子連れも危ない状態になっていた。ユイはシンクロの言葉 に従う事にした。何時かきっと元に戻す方法を見付けてあげるから……。 迷いを吹っ切るかのようにユイは気合いの掛け声と共にノーマル・スーツ に戻すと、バグルス湯にイニシャライズを掛けた……。互いに無事なのを 確認して喜び抱き合う親子。その姿を喜びながらも、ユイは少し悲しそう な顔をしていた……。 #うを〜! 燃える展開だぜ〜〜!!(^^)/ ・「あ、そうだ。シンクロは何処かしら?」 ユイが振り向くと、シンクロはバケツを頭から外そうとしているところだ った。(^^; 無理矢理バケツを引き剥がすと、自分の姿がどうなっている かをコントロル達に聞く。(^^;; 無言で顔を伏せた二人を見て、そうか と落ち込んだ。残念そうにしているシンクロに謝るユイ。が、シンクロは 自分がイニシャライズしろと言ったのだから気にするなと笑顔で応えた。 と、良い雰囲気になっているところでユイが気付いた。目の前のシンクロ の格好に。(^^; 赤くなって、早く服を着てと文句を言うユイに、済まん と謝るシンクロ。(^^;; 気が付いていないのはユイとシンクロだけだっ たらしい。(^^;;;  #今回はシンクロのタオル一枚のオンパレードでありましたな。(^^;;; ・「残念だが、ただのお湯だ。手掛りになるような物はもう何も・・・」 湯を調べる犬養博士。試験管を持った博士も、それを見守る一同も緊張し た面持ちだった。結果は、残念ながら……。奇麗さっぱりイニシャライズ されてしまったようだ。ガッカリするシンクロ達に、気を落とす事は無い と明るい声で言う博士。元に戻す方法があると分かっただけでも大収穫な のだから。(^^) 元に戻ったシンクロの顔を一目だけでも見たかったなと 溜め息を吐く結に、その内、タップリと見せてやると言うシンクロ。(^^) トンだ温泉旅行になったと疲れた顔で言うIRに、まったくだと同意する コントロル。こんな事ならフリーズの誘いなんかに乗るんじゃなかったと 文句を言う。(^^; と、フリーズが文句を言いたいのはコッチだと怒り出 した。(^^; お陰で散々だったのだからと言い残すと、ブツブツと文句を 言いながら大きなカバンを引き摺って出て行った。(^^;; レスキューが 言うには、こんな騒ぎを起したからバイトをクビになったらしい。(^^;;; と、突然フリーズが一同の前に戻ってくると再び文句を言った。温泉なん か熱いし、のぼせるし、とにかく大嫌いだと。(^^; #別にフリーズが騒ぎを起した訳じゃ無いんだけどねぇ。(^^;;; #何時もの貧乏くじという訳でありまするな。(^^; ・次回予告「八時間世界一周」 アキコの水着〜〜!!!(*^^*) あ、迷子ちゃんが結達と一緒にいるぞ。(^^) ・イラスト/おたより募集中だそうで。(^^) -- 鈴木 順一 ELEMENT SUITS Download !!! woodybell@mail.wbs.ne.jp (kanea-marigold@geocities.co.jp) http://www2.wbs.ne.jp/~woodybel/ (ICQ#: 15425051)