10/6放送の第24話「コムネット最大の危機」 ・ちょっと解説 省略でありまする。(^^; ・「う〜〜ん……」 新コムコンのデータを調べながら唸り声を漏らす犬養博士。その原因は新 コムコンの欠陥か? 一人背を向けている愛の横で、欠陥があったなんて 信じられないと言うレスキュー。でも、その所為で愛はiちゃんを見付け られなかったと言う結。自分達よりもずっと前から捜していたのに……。 と、そこに博士がやって来た。修理に少々手間取ったがもう大丈夫だと言 い、少しの間の後、愛に新コムコンを差し出した。コムネット酔いが心配 だから早くバーチャル・アウトするように博士に言われると、愛は横目で 結を見て様子を窺った。もう返してとは言わない、これからも愛が使って と言う結に、愛は無言でコムコンを受け取った。その様子に、博士の表情 が再び険しいものになる。愛はコムコンを填めるとバーチャル・アウトし て行った……。愛が去った後に咳払いすると、あのコムコンに欠陥は無か ったと博士が言い出した。どうしてかと聞く結に、博士は他に原因がある としか思えないと言った。と、そこにアンティがやって来た。アンティが 調査していた事が分かったらしい。 #どういう原理でデータを読み出しているんだろう。(^^; ・「髭の男は?」「クピィ〜〜」「そうか。此処にも居ないのか」 その頃、エコ達はアチコチのネットで髭の男こと執事を捜し回っていた。 見掛けなかったと言う動物達の言葉を伝えるネッティーに、残念そうな顔 をするエコ。別のネットでは、IR達四人が一緒に捜索をしていた。ここ はフリーズのバグルス探査能力だけが頼りだと言うIRに、得意げに笑う と任せておけと自信タップリのフリーズ。(^^; 耳に手を当て、鼻をひく つかせ、探索を始める。(^^;; と、早くも何かを見付けたらしい。目標 物発見と言うフリーズに驚く一同。半信半疑で顔を見合わせ、走り出した フリーズを追い掛けて行く。暫く走ると三人は足を止めて驚きの声を上げ た。フリーズが店の軒先の長椅子に座っていたからだ。(^^; その手には 一杯のカキ氷が。こんな所に幻のカキ氷「シロクマ」があったと大喜び。 さっそくスプーンで掬い取ると口に運ぶ。その冷たさと美味さ。(=^Q^=) 幸せと感涙するフリーズに、カキ氷の匂いを嗅ぎ付けただけなのかと肩を 落としてガッカリするIR、呆れて物も言えないジャギー、真面目にやれ と怒鳴るシンクロだった。(^^;;; #如何にもフリーズって感じのオトボケだなぁ。(^^; ・「う〜ん。アヤツは何処じゃ? ワシの勘じゃと、きっと・・・」 特大アンテナ付きのオープンカーで探索を続けるピース。勘ではこの辺り に潜んでいる筈……。と、勘が当たった! 道端で通行人と楽しそうに話 をしている執事を見付け、ピースは車から飛び降りると投網銃を構えた。 発射された投網が見事に執事に被さり、首を出した執事に観念しろと言っ て縛り上げるピース。と、執事がポンと煙に包まれ、フォローになった。 文句を言うフォロー。(^^; 犯人の姿を説明する為に変身してたのだと。 紛らわしい事をするなと怒るピース。(--) その勢いに負け、素直に謝る フォローだった。(^^; その頃、ハルナは一人で探索を続けていた。と、 そこにレスキューからの通信が入った。コレクターズ全員に緊急指令とし てチャット・ルームへの集合が言い渡された。ハルナは了解の返事をする と直ぐに帰途についた。 #確かに紛らわしいよね〜。(^^;;; ・「現実時間で半年前、あるビルで小さなガス爆発が起こったの」 当時のニュース映像を見せながら、一同に調査内容を報告するアンティ。 大した事故にはならなかったが怪我人が一人出た。それは篠崎あずさ。愛 の母親だと補足する犬養博士。事故を再調査したらバグルスの形跡があっ たと言うアンティ。iちゃんの涙を使ったのだと言うクマちゃん。半年前 といえば自分が感染する前じゃないかと驚くシンクロ。コムネット全体の 破壊が狙いだったようだと言うアンティ。結局はセキュリティ・ネットの 一部しか壊せなかったが。そしてその時、iちゃんも逃げてしまったのだ と言う博士に、それで再び捕えようとしているのかと怒るIR。フリーズ の力を利用して……。レスキューの言葉に、甘い言葉を信じた自分が馬鹿 だったと歯噛みするフリーズ。その一方で二度とバグルスの制御に失敗し ないように3Dレッスルネットやウエスタンネットで実験を繰り返したの だと説明するアンティ。早くソイツを捕まえないと大変な事になってしま うと気が気でないエコに、これだけ手分けして見付からなかったのだから 今は次の事件に備える方が大事だと言うアンティ。犬養博士もその意見に 賛成だった。全員此処で待機だと指示を出すコントロル。と、結が愛に会 いたいと言い出した。此処で待機だと言っただろうとコントロルは文句を 言うが、博士は即座に了承した。予想外の展開にコケるコントロル。(^^; 今度は博士に文句を言うコントロル。しかし、博士はコントロルを放って おいて結に話をした。実は前々から開発していたコムコンがもうすぐ完成 しそうなので現実世界で待っていた方が良いと。ちょっと俯く結に、いざ という時は自分に任せてと声を掛ける春菜。博士は結に簡易型コムコンを 差し出した。変身は出来ないが通信だけでも役立つだろうと。結は礼を言 うとバーチャル・アウトした……。 #爆発事故でiちゃんの閉じ込められていた部屋に影響が出たという事は #あのビルに置いてあったマシンの中に居たって事なのかなぁ。(?_?) ・「ん……はっ」「結君。愛君の様子はどうかね?」「愛ちゃん・・・」 目を覚ました結がコムコンを見ると、そこには犬養博士が映っていた。愛 の様子を聞かれ、寝ていると答える結。コムコンが出来たのかと聞く結に そうでは無いが、愛がiちゃんに逢えない訳が分かったと言う博士。驚く 結。と、通信にクマちゃんが割り込んできた。(^^; 気になっていたから 調べてもらったのだと。博士が話を続ける。iちゃんは相手の心を鋭く感 じ取れるようだと。こちらが心を開けば彼女も心を開くのだが、心を閉ざ しているとたちまち身構え逃げてしまうようだと。特にアイは感情を表に 出そうとしない。だから同じネットに来ただけでiちゃんは怖がって逃げ ていたのだと。話が込み入って来たので、愛が目を覚まして聞かれてしま ったら拙いと椅子から立って背を向ける結。しかし、愛は既に目を覚まし ていた。どうすればと聞く結に、結か春菜がイニシャライズをするしかな いと言う博士。愛では近付く事すら出来ないと。そんなの嫌だと言う結。 愛は今まで一杯辛い事があったから心を閉ざしてきたのだと。まるで仮面 を被るようにして……。でも、何時かきっと心を開いてくれる筈。そうす れば絶対……。結は博士に訴えるが、この話はすぐに解決できる事ではな いので、改めて相談をしようというと博士は通信を切った。 #違いは心にあったという訳ね。 ・「どうして私が……」「あ?」「心を開くなんて言い切れるの!?」 話を聞いていたのかと驚く結に、自分が仮面を被ってるなんてただの想像 だと言って笑う愛。違うと言う結。今まで一緒に芝居とか勉強をして分か った。本当は愛は優しいと。嘘だと怒る愛。結は自分の心に勝手に入って 全部分かったような気になっているだけだと。そんな事は無いと言うと、 愛の肩に手を置く結。と、愛が反射的に振り向き、その勢いのまま結の頬 を平手打ちした。自分でも思いがけない行動に驚き、自分の手を見詰める と結に背を向ける。嘘だと言う愛。もし仮面を被っていたとしても自分に は外せないと。外せると言う結。何故なら今、外してみせたからと。その 言葉にハッとする愛。愛の気持ちは痛い程分かったから。結の優しい言葉 にどうして良いか分からなくなった愛は病室から飛び出して行く。一人残 された結は、愛の背中を見送りながら涙ぐんでいた……。 #う〜〜む。これではiちゃんのイニシャライズは愛には無理だ。 ・「さ〜て、此処から始めるとしますか。コムネット崩壊の物語を」 塔の上から街並みを見下ろしている執事。此処からコムネット崩壊を始め ると言うと目を見開き、執事は最後の行動に出た……。 #おっちゃん、顔怖いってば。(^^;;; ・ユイちゃんの4コマ劇場 「愛ちゃん! 仮面を外して心を開いて!」(--) 「分かったわ。この仮面は外すわ……」(__) 「次は犬養博士の仮面にするわ」(^^) 「他にも一杯あるのよ」(^^) 「あ、愛ちゃんの正体って何ぃ!?」(@@; ・イラスト紹介 1枚紹介。(^^) ・「超未来都市ネットにバグルス発生! 超未来都市ネットに・・・」 チャット・ルームに鳴り響く警報音。モニタにバグルス発生の警告マーク が表示され、続いて発生場所の報告と現在のネット状況が映し出された。 遂に始まったかと表情を険しくするシンクロ。コントロルは一同に出動の 指示を出した。レスキューはフリーズに留守番を頼むと一同の後に続く。 結のコムコンはと聞く春菜に、まだ完成していないと答えるIR。自分達 が結の分まで頑張るんだとシンクロに言われ、春菜は頷くとエレメント・ スーツをダウンロードした。 #博士〜! コムコンの完成を急ぐでありまする〜。 ・『ははっ! 愛、こっちだよ!』『パパ! パパ〜!』 ――晴れた日。家の庭で遊ぶシンタロウと愛。ヒマワリに水をあげようと 楽しげに話をする二人。一転して薄暗い家の中。パパは今日も仕事なのか と聞く愛に、コムネットがオープンするまでの我慢だと言うあずさ。玄関 でシンタロウの帰りを待つ愛に、パパが居なくて寂しいかと聞くあずさ。 ドアの向こう、眩しい太陽の日差しの下には愛の好きなヒマワリが咲いて いる。愛は全然寂しくないと明るく答えた――。愛ちゃん……。不意に声 を掛けられ、愛はハッとして目を開いた。その目に映ったのは、無残に枯 れてしまったヒマワリ……。横目で声の主、結を見て少し驚く愛。やっぱ り此処だったのねと優しく声を掛ける結に、どうしてと聞く愛。どうして そんな平気な顔で近寄って来れるのかと。さっき自分に……。愛の方が辛 そうだったからと言うと近寄ってくる結に、もう一度ぶたれると思わない のかと聞く愛。そんな事を怖がっていたら友達にはなれないと答える結。 と、そこにIRから通信が入った。コムコンに映ったIRには傷テープが 貼られていた。(^^; どうしたのかと聞く結に、自分達だけで何とかしよ うと思ったが、予想以上に強いバグルスで面目無いと謝るIR。すぐ行く と答えた結に、本気なのかと驚いて聞く愛。今、変身が出来ないのにと。 此処でじっとしていても仕方が無いと言う結。自分が行けば何か起こるか も知れないと。何か変えようと思ったら、自分が行動を起こさなくては。 ハッとする愛。結がエンターを掛ける。と、その肩に愛が手を置いた。驚 いて振り返った結に愛が言った。自分も行くと。変えたいのだと。それを 聞いた結は、愛の変化に驚きつつも喜んで笑顔になった。(^^) #仮面に手が掛かりましたな。(^^) ・「結殿〜〜!」「危ない、結ちゃん!」「あわわ〜!?」「えいっ!」 超未来都市ネットにやって来た結と愛。と、そこにIRが物凄い勢いで飛 んで来た。喜んで結の元に飛んで来たにしては様子が変だ。ハルナも結に 警告を発している。事態が飲み込めずにアタフタする結を抱え、横に飛ん で避ける愛。IRは勢い余って近くのビルに激突した。(^^; フラフラに なりながら出て来たIRの頭に何か張り付いているのに愛は気が付いた。 様子がおかしいのはIRだけではなかった。ピースに避けてくれと叫びな がら突っ込んで行くシンクロ。(^^; 何とか避けたピースはシンクロに避 けるように言うと、コムコンから作り出したバズーカ砲を発射した。慌て て避けるシンクロ。(^^;; 砲弾は目標を失って近くのビルに命中すると 大爆発を起こした。(^^;;; コムコンから出した植物に翻弄されるエコ。 コムコンも暴走しているのか四方八方に光を放っていて、その光が当たっ た部分からはツタが生え出し、エコに襲い掛かっていた。どうなっている のかと聞く結に、このコウモリの所為だと言うハルナ。頭に張り付かれる と身体が勝手に動いて仲間同士で戦ってしまうと。それを聞いて驚く結。 これまでとは比べ物にならない位に強力なバグルスだと言うレスキュー。 バグルス避けスプレーも殆ど効果が無いと。事実、スプレーを掛けられて もコウモリは平気な顔で飛び続けていた。 #レスキュー自慢のスプレーが効かないとは!(^^; ・「ふっふっふっふ。コレクター封じの為に特別に用意した・・・」 塔の上からコレクターの苦戦を笑う執事。対コレクター用の特製バグルス だから観念してしまえと楽しそうだ。(^^; 今まで逃げ続けていたハルナ の隙を突いてコウモリが頭に張り付いた。悲鳴を上げるハルナを心配する 結。ハルナはバグルスの呪縛に耐えようとするが、他のコレクター同様に 身体を乗っ取られてしまう。それを見た愛がスーツをダウンロードした。 此処は任せて逃げるように結に言うアイ。しかし、結はアイを押しやると ハルナに向かって走り出した。結の無茶な行動に驚くアイ。ハルナも結に 逃げるように言うが、無視して近寄って来た結に突っ込んでしまう。衝撃 で倒れ込んでいる結を一思いにやってしまえと指示を出す執事。ハルナは 抵抗するが、立ち上がるとワンドを振り被ってしまう。ワンドを持つ右手 を左手で押さえ込むが、右手が振り下ろされるのは時間の問題だ。そんな ハルナの様子を、アイはジッと見詰めていた。遂にハルナの抵抗に限界が 来た。悲鳴を上げながら、ハルナはワンドを結に向かって振り下ろした。 が、それが結に届く事は無かった。アイが間に入ると、ハルナのハンドを 自分のワンドで受け止めたのだ。(^^) 更に力を込めて押し返し、ハルナ がバランスを崩して背中を向けた。その隙を突いて、アイがハルナの頭に 張り付いたコウモリをイニシャライズする。続けて、飛んでいるコウモリ もイニシャライズしていく。近くにいたコウモリは居なくなり、ネットに 静けさが戻った……。コウモリをイニシャライズされてしまい、執事の機 嫌が悪くなったと思われたが、執事は怒るどころか眉を下げて余裕の表情 だった。今回のバグルスがこの程度と思われては困ると。その言葉通り、 何も無い空間が白く霞むとコウモリの群れが現れ、それは一箇所に集まる と巨大コウモリへと姿を変えた……。 #同士討ちをさせるとはなかなか嫌らしい事をする。(--; ・「大丈夫よ。気を失ってるだけ」「ありがとうございます。助かり・」 下水道に逃げ込んだアイ達。礼を言うハルナに、礼なら結に言うように言 うアイ。変身も出来ないのに無理するからと。それが結だと言うハルナ。 結を優しく見詰めながらハルナが言う。結はとても不思議だと。間違って コレクターになったけど、今ではみんなにとって無くてはならない存在。 何故なら、結と居ると元気が湧いて来るから。(^^) 結は自分にとって憧 れの存在だと。もしかしたら、アイにとっても……。と、その時、轟音と 共に天井が崩れ始めた。その音に驚いて目を覚ますと、大慌ての結。(^^; 見上げると、そこにはコウモリが居た。巨大化していると言って驚く結。 コウモリが足を伸ばして来た。アイがイニシャライズを掛けると、それは 小さなコウモリに分裂した。イニシャライズが効かないと驚くハルナ。飛 んで来るコウモリから逃げて走り出す三人。コウモリは再び合体し、巨大 コウモリになると三人を追い掛け始めた。その様子を見て、楽しげに笑う 執事。必死に逃げる三人に巨大コウモリが迫る! #無茶するから結なんだよね〜。(^^; ・「どうやら行ったみたいね」「このままじゃどうにもならないわ」 三人は横穴に逃げ込んでいた。(^^; このままではコムネットが大変な事 になると言う結に、自分が囮になるからその隙に二人は逃げるように言う アイ。そして、バグルスごとこのネットを消去しろと。何を言っているの かと怒る結。そんな事をしたらアイまでと反対するが、アイは冷静に考え ればこうするのが一番の筈だと言う。そして、ハルナなら分かるだろうと 同意を求めた。しかし、ハルナもそれには反対した。他に何か方法がある 筈だと言う結。コムネットもみんなも助かる方法が。と、アイが話し始め た。本当はコムネットがどうなっても構わなかったと。自分がコレクター になったのは、iをイニシャライズして母を助ける為だった。でも、自分 には無理と分かった。だから最後くらいコレクターらしい仕事をしたい。 結が居なくなったら悲しむ人が沢山居る。両親、友達、先生。でも、自分 には居ない。だから……。そんな事無いと言う結。自分が悲しむと。それ を聞いたアイがバイザーを外した。ハッとする結に、アイが礼を言った。 自分は最初、結の事を馬鹿にしていた。でも、今は……。身を翻すと下に 飛び降り、iのイニシャライズを結に頼むとアイは駆け出した。身を乗り 出してアイの名を呼ぶ結。が、ちょっと外に出過ぎた為に結はバランスを 崩すと水の中に落ちてしまった。(^^; #そんなところでギャグをやるな〜!(^^;;; ・「結ちゃん! 結ちゃん!」「あ、クマちゃん!」 ずぶぬれになった結がアイの走り去った方を見詰めていると、頭の上から 呼ぶ声がした。見上げると、それはクマちゃんだった。(^^; 落ちて来た クマちゃんを慌てて受け止め、またしても引っくり返りそうになるのを何 とか堪えていると、犬養博士の声がした。ハッとしてクマちゃんを見ると その腕に完成したばかりの新コムコンが填められていた。今度は今までの 十六倍の能力を持つエレメント・スーツだと言う博士。変身のキーワード はエレメント・スーツ・ハイパー・ダウンロード。キーワードを教えられ た結はコムコンを腕に填めるとすぐさま変身した。 #ベースは今までのノーマル・スーツで、それに機動力(背中の羽など) #と防御力(胴体部パーツ)をアップしてあるのね。(^^) あと、ワンド #も変わっているからイニシャライズ能力もアップと。(^^) ・「イニシャラ〜〜イズ!」 一人で巨大コウモリに立ち向かうアイ。しかし、イニシャライスしても分 裂して的が増えるだけ。小さくなった分だけ命中しにくくなり苦戦をして いた。と、合体して巨大化したコウモリが体当たりを掛けて来た。避ける 間も無くぶつけられ、再度の体当たりでアイは吹っ飛ばされると倒れ込ん でしまった。その背中目掛けて急降下していく巨大コウモリ。薄れて行く 意識の中、両親の笑顔が頭に浮かぶ。ママ……パパ……。力無く呟くアイ に巨大コウモリの牙が迫る! #さすがのアイもイニシャライズが効かないとお手上げだ。(;_;) ・「コレクタ〜〜・ハイパー・イニシャラ〜〜〜イズ!!」 アイに迫った巨大コウモリに、掛け声と共に無数の黄色い星が撃ち込まれ た! それは十六倍に強化されたユイの新スーツのワンドが放った強化版 イニシャライズだ。(^^) 苦しげな声を上げると、光に包まれて消え去る 巨大コウモリ。ユイは下水道の天井にイニシャライズで穴を開けるとアイ を抱えて飛び上がった。その音に驚き、慌てて振り返る執事。ユイ達に向 かって別の巨大コウモリが飛んで来る。それに気付き、こちらからも打っ て出るユイ。すぐ間近ですれ違うと素早く態勢を整え、巨大コウモリの背 後からハイパー・イニシャライズを掛ける。と、このコウモリも光に包ま れ消え去った。それを見た執事が、まだ生きていたのかと半分笑いながら 憎々しげに呟いた。ユイがバグルスの中心に向かう。その場所は執事が立 っている塔の先端部分。ユイはそこに向かってハイパー・イニシャライズ を掛けた。バグルスの中心がイニシャライズされ、ネット内の感染部分に もイニシャライズの効力が広がって行く。自分の出したツタに巻き付かれ て苦しがっていたエコは、イニシャライズによってツタが消え、悲鳴をあ げながら地面に落っこちた。(^^; 空中で肉弾戦を繰り広げていたピース とシンクロ、他のコレクターズも落っこちた。(^^;;; 頭を押さえながら 起き上がったエコが、ユイの新スーツに気付いて驚きの声を上げた。(^^; イニシャラズ完了とポーズを取るユイを見て、カッコイイと感想を漏らす コントロル。(^^; うんうんと一同が頷いた。(^^;  #ん? 鳥に変身したフォローは落ちなかったか。(^^; ・『おお! これは凄い威力ですねぇ。へっひゃっはっはっ』 空中に浮かんで話し始めた執事の姿に、ノイズが入ると薄くなり始めた。 驚くコントロルに、立体映像だと言うアンティ。巨大コウモリは消されて しまったが、最低限の目的は果たしたからもうすぐコムネットは崩壊する と言うと執事の映像は消えた。どういう事なのかと首を傾げるユイ。と、 そこに犬養博士からの通信が入った。大変だ、バグルスが、と。その頃、 他のネットで異変が始まっていた。メールマンが配達中のメールから植物 の根のような物が生え、O−EDOネットなどの上空にはその根が物凄い 勢いで広がり始めていた。そして、ネット中を覆い尽くした根は、近くに あるネットへと向かって伸びて行く……。 #ぶ、不気味でありまする〜!(^^; ・次回予告「コムネット崩壊!」 頬染めiちゃんのアップだ〜〜〜!!!(*^^*) アイのうさうさスーツにも期待でありまする〜。(^^)/ -- 鈴木 順一 ELEMENT SUITS Download !!! 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