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蘇州 江南の古典庭園の代表とも言われる「拙政園」は、中国の 4大庭園の一つ。 明代の1506年に、御史(役人の弾劾をつかさどる役職)の 王献臣が、官職を追われ蘇州に隠居した際造ったものだ。 |
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「拙政園」 「蘇州博物館」 |
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その後、庭園の持ち主は次々と代わり、清代の「駐屯将軍 府」、太平天国の「忠王府」、李鴻章の「江蘇巡署府」がお かれたりもした。これらの歴史については、続きにある「蘇 州博物館」に詳しい。博物館の建物自体が、当時の姿をと どめており、重要な資料となっている。 |
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蘇州の庭は、水を中心にしたものが多く、江南水郷の雅趣 が感じられるものが多い。構造は精巧で、見かけは小さくと も、限りなく変化していく景色を思わせる。色彩は自然との 調和を考え、白い壁・黒い瓦・鳶色の柱が中心である。 |
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虎丘は、既に2000年程の歴史を持つ「呉名第一の名勝」と 称されている。宋代の詩人蘇東坡によって「蘇州に到りて 虎丘を遊ばずんば憾事なりけり」とうたわれている。春秋 戦国時代、ここに呉王の夫差が父親を剣池に葬った。 |
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白い虎が現われ、墓の上にうずくまっていたと言われるの がその名の由来である。以来人々から「虎丘」と呼ばれる ようになった。 ここのみどころは、なんといっても丘にそびえている「虎丘塔 」。 蘇州一の古さを誇る高さ47m八角七層の塔だが、なんと塔 身が北に15度傾いている。400年ほど前から地盤沈下のた め傾きだしたという。 |
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長い歴史の中で、蘇州を流れる水路は度々その姿を変えた。しかし、 今日も依然として「三横三直一環」(東西・南北に走る運河がそれぞ れ3本と街の外堀)を基本とする姿が保たれている。 |
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門を入ったところに運河が流れ、そこで船に乗る事もできる。 おすすめは船頭が舟をこいでくれる「小木船」だ。4人乗りで 、15分ほどの船旅を楽しむ事ができる。代金は20元。 ・時間:7:30〜17:30 ・料金:20元 |