さった峠2
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さった山之神碑    幸田 文 文学碑
パノラマの案内パネル。
 さて、峠道を進んでいくと両道筋には「夏みかん」や「びわ」の木々があり「びわ」は特に有名で時期になるとネットが張られ守られています。道筋両脇にも無人販売の露店もあり「キウイ」なども売られています。
所々に、幾つかの石碑があり中には長い歳月の風雪に耐え抜いて丸くなってしまったものもあります。この石碑の前で古代戦場跡を覗う思いでしばらく佇んでいると、旗指物や人馬で埋め尽くされた峠道から鎧武者の草擦りの音が聞こえてくるような錯覚に陥ります。
 興津側に進んでいくと広い駐車場と展望台の広場があり「さった山ノ神跡」という立派な石碑が建っています。そこから眺める駿河湾や西伊豆の山並みも雄大です。広場の海側の細い道を下っていくと東名高速のトンネル真上付近にいけそこからの富士山の姿はすばらしいです。
  
ここ数年前から由比町の「広重美術館」設立、開館などにより「さった峠」も古代からの歴史的背景によってさまざまな関連付けがなされ、今日に至ってはこのような史実を知らしめる活動が活発に行われ、町おこし的な郷土史再点検に触れるには十分な趣を備えていると思います。
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右側の石碑には延享元甲子年六月吉日とある。
興津側からは道路拡張され車でも行けます。
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