望嶽亭2
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格調高い三連丸型窓。窓枠には漆塗りが施されている。
山岡鉄舟が逃げる時に残していったフランス製10連発銃。ケースの上は銃所持許可証。
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明治元年3月7日無血開城を期する海軍総裁勝海舟の紹介状を西郷隆盛に届けるため江戸に下った鉄舟がこの地で官軍に追われた。鉄舟はこの「望嶽亭」蔵屋敷に逃げ込む。漁師に扮して時を稼ぎつつ隠し階段より蔵屋敷下についていた舟に乗り脱出に成功した。その時、フランス製10連発銃のピストルを残していく。
『望嶽亭は現代も、明治元年3月7日と変わりない建物部屋の佇まいとピストルが歴史を物語っております。』と由来の中に述べられ、このことはまさに日本が近代の幕開けをする為の出来事の一部をこのお屋敷が多少なりともかかわったという事であり、歴史の奥深さや不思議さを感じます。
 また、同時にこのような展示物やお屋敷の維持に最新の心配りをされている奥様やお嬢様の話を聞くにおよび「お屋敷全てがわれわれの財産であるが、社会的財産でもあることの方が重要であるから代々にわたって伝えていく義務がある。」とおっしゃっていた事に大変な重みを感じました。
山岡鉄舟はこの隠し階段から、漁師に変装して逃げたと言われる。(普通は床板で閉じられている。)
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