倉澤の定置網漁 2
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倉澤沖、白いポツポツと点のように見えるのが定置網の浮き。 定置網漁について詳しく説明して下さる望月様。
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 さて、この定置網は倉澤の沖にありさった峠道中程から海を眺めると白い浮が幾つか見えそこが定置網の場所になります。
 この定置網について倉澤在住の望月様にお話を伺いましたのでこのお話を基に説明してみます。
 まず、「掛けだし」という垣根のような網、次に「落とし網」といわれる魚の入り口にあたる網があります。この定置網の潮の流れは時計と反対回りに流れており淵と浅瀬のある所で、魚の通り道が北から東なので魚の入り口は東にあります。入り口から網目と大きさの異なる袋状の網が一列に並んでいる構造で、定置網全体の大きさは岸から50メートル位のところから始まり沖合い200メートル、東西100メートルで深さが50〜60メートルの大型定置網に属し、漁期はほぼ一年中行われている、と言う事です。
定置網漁の船。
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 ところで、この定置網は以前は、「大敷網」「ブリ敷」などと呼ばれていたようです。この呼称から想像すると大衆魚の他にも高級魚もかなり捕れていたと思います。実際、前のページででもイナダやスズキなど水揚げされた写真もあるので間違いありません。
 最近では、この定置網漁に近隣の小学生や役所関係の方々による体験乗船も時々行われるとのことです。
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以前はここは倉澤港でした。