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- x2+y2=L2 …(I)
- しかしここで必要なのは第3象限であるから下式となる。
- y=−{√(L2−x2)} (x>0)
- これを微分する。
- (dy/dx) = x / {√(L2−x2)} …(II)
- また(イ)で設定したスリットA1・B1においては同位相波面Xと線分が一致していると見なす事ができる。故にB1−1とB1とが同一点と考えられる。そこで以下B1−1をB1とみなして話をすすめる。
- 前提義より
- A1B1 = d
- A1H1 = nλ となる
- ∴ B1H1の傾きは
- {√(L2−(nλ)2)} /(nλ)
- ところで上記の円の接線の傾き(dy/dx)が{−√(L2−(nλ)2)}
/(nλ)となる点とPと結んでその直線を回析格子の方に延長する。その交点の最近辺に1つのスリットをRとする。スリットRから出て第n次明線へ進む光線は光軸に粗、平行な直線であると考えられる。[理由;スリットRと隣り合う上方のスリットをTとする。ここでスリットRとスリットTとで、Tを通る同位相波面を考え、(イ)〜(ヘ)のスリットA1とスリットB1と同様の事を行なえば、自明である。]
- そしてこのRを通る直線と直線A1H1の交点をQとする。この点Qは第n次明線の波面(弧)の中心点であり、第n次明線が最も鮮明になる点である。
- 次にRの定義と(II)式より ORの距離を求める。
- (dy/dx) = x /{√(L2−x2)} = {√(d2−(nλ)2)}/(nλ)
- 両辺を平方して整理して x2 について解くと
- x2=L2{d2−(nλ)2}/d2
- これを(I)式に代入して y を求める。
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