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 y = (nλ)/ d

|y|=|(−nλL)/d|≒ OR ≒ A

(尚、|y|≒ OR となる理由は L≫y≫d による)

ところでB1−1をBと粗一致するという定義よりOQの距離を求める。
△AHと△QARにおいて
∠H=∠RAQ (共通
∠B=∠RQA=π/2
∴△A∽△QA

∴(RA1)/(H1A1)   (A1Q)/(A1B1

これに定義された代数を代入すると

(nλL/d)/(nλ)=(A1Q)/(d)

∴OQ≒A’Q=L

△QARが直角三角形であることよりRQの距離を求める。

A1QA1RRQ (∵ピタゴラスの定理)

これに今まで定義された数値を代入してRQを求める。

RQ=L{1−(nλ/d)}

RQ=L {√(1−(nλ/d) }

∴この事より点Qはy軸上にない事になる。

しかし
nλ/d ≒ 0 であるから

RQ≒OP=L と考えられる

故に点はy軸にあると考えてよい

以上の事よりスクリーンの位置が単スリットの間隙の像の結ぶ位置にある時に、最も鮮明な干渉縞が生じることが説明された。

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