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編集後記

 桜のつぼみがまだ固く結んでいた頃から書きはじめたこの「真理」もようやく、さくらんぼが食べられるようになった今、完成の途につきました。私にとってこの3ヶ月はとても早く感じられました。4月の最初、先輩の方に「これ、書いて」と頼まれ「ハイ、ハイ。」となんの気なしに答えたのがそもそもの事のはじまりでした。中をみると、なんとノートには字らしきものが(ゴメンナサイ) ゴニョゴニョと42ページに渡って書いてあるのです。その日から私は毎日ガリ板を持って学校と家との往復。
 物理に強くなろうと思ってはいった物理部ですが、やはり一番キチガイの多い部として有名なことが身にしみてわかったのでした。(けれども私はこの時、自分がキチガイの1員であることがまだわかっていなかったのです)
 そして、それを何とか書き終え「終わった。ホッー。」としていると、今度は又又、レポート16枚が送られてきたのでした。この時から私はウルトラウーマンに変身したのでした。もとより書いてある内容に全く無知な私が、このレポートを書くのは、まことに困難なことでした。電話をかけたり、学校まできてもらったりして、なんとかやっていきました。
 「富嶽祭までには仕上げなサイ!」と編集長さんは、私の顔をみるたび言うので富嶽祭1週間前は御飯がのどにとおらないありさまでした。(「やせてよかったね。」said水野)
 (けれども、結局できなかったのです。)

 読んでいただいてわかるようにこのりっぱな内容をもつ「真理」は、S47〜48年度に渡って実験されたものです。しかし、残念な事には、光学班の「光の干渉」の方は良い後継者がいないため現在実験はストップ状態です。これは物理部の今後の大きな課題の1つです。またこの「真理」が出版されるにあたって、水野先生、後藤先生、たくさんのOBの方達の御協力があったことは、いうまでもありません。そして、来年、この第1号の「真理」より、より厚みのある内容をもつ「真理」2号が発行されることを願って、第1号の「編集後記」とします。

山口 律子

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