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人工網膜

この考案はあくまでも考案であり、成功するかどうか、サイエンスの発達を待つだけである。人工網膜の考案は去年の3月生物学教室の後藤先生とファイバースコープについて、ディスカッションしていた時、脳裏に走ったものである。その後、光と生物について追求して一年を過ぎると、可能性の薄いことにだんだん気がついてきた。しかし、初めの夢を捨てるのはつまらないために、紙上を借りて、現在の案を発表します。
 まず、何を話すにしても、網膜について話すのが当然と思いますが、網膜について話し始めたらいつ終わるかわかりません。したがって、その参考になる文献を紹介しておきます。

  1. 光感覚の分子生理 共立出版
  2. Penseption SIENTIFIC AMERICAN(日本経済新聞社代売)
  3. 神経の生物物理学 生物物理学会
  4. 光と生物 生物編 クレイトン 講談社

以上の本がおもなものです。
では、簡単なところから話しましょう。まず網膜の働きを簡単にいうと、光エネルギーを電気エネルギーに変える組織と考えてよいでしょう。もっとわかりやすくいうと、“物体がそこにあるということ”を脳へ信号に変えてしらせる役目をしています。

光→電気信号

こんな働きをするものが何かないでしょうか? あります、まず、フォトトランジスターCDSなどの半導体、ファクシミリなどがあります。さあ、もうここで気がついてくれたと思います。現実に、光を電気に変えている機械があるのです。さあ、このメカニズムをどう利用したらいいでしょう。そのメカを簡単に図に書いてみます。

人工網膜

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