目的 | 人間のインパルスを調べる |
準備 | シンクロスコープ・銀針(はり・きゅう用) |
方法 | 銀針を足のひざ下5cmの所に刺し込む。(いたい!!) 何ともいえないくらい不快であった。そして針は神経の集中した所まで入れ、(+)電極を針につけた。そして(−)電極を皮膚上にあてた。 |
結果 | 足の小指、くるぶしを動かしても、ブラウン管上には描くことができなかった。そのため、こんどは腕にやった。位置はひじの近くで、痛さは足より感じなかった。そして足と同様にセットしたが、インパルスは見えなかった。 (但し、この実験においてローノイズトランジスター3石も用いた増幅器を用いている。) 今回は失敗におわったが、次は成功するだろう。 |
人間のインパルスを取り出せなかったために、次はカエルにアタックしてみた。カエルの場合左大腿部の皮膚をはがし、筋肉が腐敗しないように生理的食塩水をかけ、マチ針をさしこんだ。カエルはウシガエルという大きなものであったので、容易に解剖はできた。またカエルは死後一時間ぐらいのものであったが腰部と大腿部の間に12Vの直流電流を通したら足と腰をつなぐすじが数回活動した。次にカエルを解剖皿に横にして、食塩水に浸した。(解剖皿はブリキ製である。)(−)電極を皿につなぎ、(+)電極を大腿部に入れた針につないで、足の伸縮をするとみごとに電圧が変化した。但し、この時のシンクロスコープの電圧レベルは50mVであった。