前書き

　物理部員のこの１年間の成果を発表する『真理』この第二号が、無事に発行され一同大変喜んでおります。
　『真理』発行二年目にして、内容が一段と充実し、執筆する班もアマチュア無線班を加え、さらに賑やかになりました。又、 『真理』編集における諸氏女の活躍は目ざましいものが見られ、私も圧迫されるほどの狂気ぶりでした。しかし、恐ろしいもので、先輩の影響は後々までたたっております。やはり、この狂気はいつまでも物理部の伝統となり、永遠に続くでしょう。そして、少年から青年への大切な命を燃焼させ、諸先輩になぞらえるでしょう。反対に言えば、この狂気が物理部の命でもあるのですが。それから、目的達成のため最大の努力を傾注し、惜しまないことを願って筆をおきたいと思います。
　最後にもう一言、

“青年の失敗は、壮年の勝利に、老年の成功に、値する”

　このことばを頭において、失敗を失敗で終わらせることなく、反対に、それを食う根性で向かってほしい。

佐野準哉（充）

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