学習会−ロゴ へびいちのすけ−ジュニア
お知らせ-ジャンプボ−ル [ フル スクリ−ン表示 ] [ もくじの表示 ] [ 前画面にもどる ]

星-回転 活動場所及び日時 星-回転
修善寺-図書館です  お話サークル がらがらどんは、静岡県伊豆市立修善寺図書館視聴覚室において原則的に毎月1回、第2金曜日、午前10:00〜12:00まで、絵本の学習会を行なっています。
  興味をお持ちの方、入会を希望される方、大歓迎です。お問い合わせの上、お越し下さい。
星-回転 活動・学習内容 星-回転
 各地で「朝読書」や「読み聞かせ」が広まっていますが、我が静岡県も全国で5本の指に入る位、活動が盛んなところです。また、2002年指導要領が変わり、特に、今回「総合的学習」という授業が加わり、現在その過渡期となり、学校側でも色々な試みが行なわれています。「読み聞かせ」なども取り入れて、地域の人達との交流をはかっている学校もあるようです。

 伊豆市立修善寺南小学校は、1994年から、学級P・T・Aが中心になって、「読み聞かせ」が始まりました。「朝読書」や「読み聞かせ」は、子供たちにとって、好きな本を繰り返し読んでもらうのは、とてもうれしいことです。親子で同じ時間を共有することが、目に見えない親子の絆となったり、本の中で、いろいろな疑似体験となったり、人間形成の基礎となる「心の教育」を促すことにつながると思います。

 学習会は1997年(平成9年)5月、子供が通う小学校で行なわれていた朝の読み聞かせ活動に参加していた母親数名が、子供たちへの読み聞かせの必要性を感じたものの、子供たちの前で何を読んだらよいのか、どう読んだらよいのか、1回15分程度とはいえ、どうせならよい本を選んだり、子供たちに喜んでもらいたい・・、 それには自分達も勉強をしていく場が必要と感じ、始めたのがきっかけでした。

 当初の活動は、毎月テーマを決め、「家族」「動物」「言葉遊び・詩」に付いて参加者各自がそれに関した絵本を紹介しあう形で、進めていきました。その後、やり方を変え、「科学絵本」「」「日本の昔話」では、2〜3冊課題図書を選び、次の会までに読んできて合評し合い、絵本についての理解を深めるという方法をとるようになりました。

 合評している内に、自分が読むのと、人に読んでもらうのとでは、印象や視点が違ったりと、本を選ぶ幅が広がっていくという事に気が付きました。

 当初7名だったメンバーが、回を重ねるうちに、次第に増え、現在では、他町(大仁町)のメンバー、小学生の親ということでなく一般のメンバーも加わり、11名となりました。

 活動も絵本の紹介だけでなく、知識や情報を持つメンバーによる、ストーリーテリング(語り)について、読み聞かせの仕方や絵本の選び方の講義、発声方法、昔話についての本を参考にしながら、幅広く学習していきました。現在は、次回行なう当番(進行係)を決めて、資料集め等を行い、「もっと知りたいグリム童話」(野村しげる・筑摩書房)をテキストに輪読しています。

 現在、この学習会が メンバー同士の情報交換の場にもなり、いろいろな講演会や講座に参加し、西は静岡市から富士市・富士宮市、東は熱海市まで出向きました。
 (富士市にある松籟文庫や広見公民館内広見児童分館、静岡市用宗にある遊本館などを訪問しました。)

 人とのつながりもできて、講師を招いてお話を聞く機会にも恵まれました。前メンバーの一人が、佐野節子氏(松籟文庫・県こどもの本研究会員)と知り合いで、何回か講師となって来て頂きました。また、1999.10.14.には 沼知方子氏を迎え、「子どもたちのための科学の本について考えてみませんか」、2000.02.10.は、杉本みゑ氏を迎え、「絵本館−幼児へのおはなしの実践ー」のお話を伺いました。

 1998年(平成10年)8月に、修善寺図書館からの勧めもあり、幼児・小学生対象の「夏休み夜のお話会」を前身に、季節のお話会を行なうようになりました。
 そして、1999年(平成11年)5月からは、修善寺図書館おはなしの部屋で毎月1回(第4土曜日)月例のお話会を実施してから、お話会の計画や、ストリーテリング(語りの会)も、この頃から、現在の活動に加わってきました。

 季刊誌「こどもとしょかん」(1999.秋.83号.東京子ども図書館刊)「お話ボランティアの学校訪問」で、触れているように、メンバー同士の学習のみでは限界も感じるので、より充実した活動を進めるためにも、図書館、地域社会との関わり合いを考え、積極的に外にも学習の場を求めて、息の長い活動をしていきたいと思います。グループ運営に関しては、係りを分担して仕事の分散化をはかり、今後の問題として、資料やお話会の道具などの保管の問題や、資金運営の問題などが浮上してきました。 まだ、本格的にサークルが始まって3年足らずですが、活動の場も内容も広がりつつあります。しかし、お話会の計画や実践についてもまだまだ勉強が必要だと感じています。内容・広報活動を工夫し、より多くの子供たちに本の世界の楽しさを体験してもらえるようにして行きたいと考えています。    
何の話をしているのかな? 2000年11月09日(木) 学習会の様子

『幼い子の文学』
  なぞなぞの魅力を勉強中です
テーマ  科学絵本
書 名 作 者 写 真・絵 出 版 社
オコジョのすむ谷 増田戻樹 増田戻樹(写) あかね書房(1981年)
球根の旅 さとうち藍 海野和男(写) 福音館(1999年)
川はよみがえる -ナシア川の物語- リン・チェリー
 (みらいなな訳)
リン・チェリー(絵) 童話屋(1996年)
テーマ  春
書 名 作 者 写 真・絵 出 版 社
きみはチョウになる ジョランヌ・ブベール
   (みらいなな訳)
リン・チェリー(絵) 童話屋
(1998年)
葉っぱのフレディ いのちの旅 レオ・バスカーリア
   (みらいなな訳)
島田光雄(画) 童話屋
(1998年)
ルピナスさん〜小さなおばあさんのお話 バーバラ・クーニー
  (掛川恭子訳)
バーバラ・クーニー     (絵) ほるぷ出版
(1987年)
テーマ  日本の昔話
書 名 作 者 写 真・絵 出 版 社
子そだてゆうれい 桜井信夫 若山憲(絵) ほるぷ出版(1984年)
ざしき童子のはなし 宮沢賢治 伊勢英子(絵) 講談社(1985年)
今テキストに使っている書物
書 名 作 者 出 版 社
よみきかせのきほん 東京子ども図書館編 東京子ども図書館(2018年)
以前テキストに使っていた書物
書 名 作 者 出 版 社
子供たちをお話の世界へ E.コルウェル
(松岡享子他訳)
こぐま社
昔話入門 小澤俊夫(編著) ぎょうせい(1997年)
日本の昔話 小澤俊夫 福音館書店
誰にでもできる発声法 熊谷卓 日本実業出版社
センス オブ ワンダー レイチェル カーソン
(上遠恵子訳)
新潮社(1996年)
こどもとしょかん( 季刊誌1999.秋83号 ) 東京子ども図書館
幼い子の文学 瀬田貞二 中公新書(1980年)
NHK人間講座絵本のよろこび 松居直 日本放送出版協会(2002年)
もっと知りたいグリム童話 野村ひろし 筑摩書房(2004年)
完訳 グリム童話集 野村ひろし 筑摩書房(2006年)
子どもと本 松岡享子 岩波書店(2015年)

[ もくじの表示 ] [ 前画面にもどる ]