はやし浩司

　　　私はとんでもない世界に、足を踏み入れてしまった！

　　　　　　　　　　　　　　　　はやし浩司

略歴

はやし浩司（ひろし）

●一九七〇年当時は、羽田、シドニー間の往復の航空運賃だけでも、四二万円前後。
大卒の初任給が五〜六万円。「外国へ行く」というのが、まだ夢物語の時代でもあった。
その上、オーストラリアドルが一ドル、四〇〇円。当時の寮費は日本円に換算すると、一
か月二〇万円弱にもなった。公的な奨学金なしには、留学することそのものがむずかし
かった。筆者は、そのオーストラリアへ、日豪経済委員会・人物交流委員会（東京商工
会議所内・正田英三郎氏委員長）給費留学生として留学。一年間、メルボルン大学ロー
スクールの研究生（ブレナン副学部長に師事）として学んだ。今回の「世にも不思議な留
学記」は、その体験をもとにして書いたもの。

●「子育て最前線のあなたへ」（中日新聞社）ほか、東洋医学書、宗教論など、三五冊以
上の著書および無数の教材がある。うち四冊は中国語にも翻訳出版されている。一九
四七年生まれ。法文学部法学科卒（第一八回生）。三井物産社員、幼稚園講師を経て、
現在静岡県浜松市在住。教育評論家。