はやし浩司
こんなふうに、考えたらどうかな? たった一度しかない人生だから、思う存分、生きてみようよ。 海は広いんだ、空は広いんだ、宇宙は、もっと広いんだ。 だれにも遠慮することは、ない。何も恐れることはない。 心を解き放(はな)とうよ。 海に向かって、空に向かって、宇宙に向かって。 体はあとからついてくる。 でもね、自由に生きるということは、そんなに楽なことではないよ。 「自由」というのはね、もともと「自らに由(よ)る」という意味だよ。 自分で考えて、自分で行動して、そして自分で責任をとるということ。 だから自由でいるということは、とってもきびしいことだよ。 ちっぽけな肩書きや地位に満足してはいけないよ。 名誉や名声を先に求めてはいけないよ。 そんなことをすれば、君の人生は、見苦しくなるだけ。 つまらなくなるだけ。 今やるべきことを、懸命にやろう。 それでいいのさ。 人がどう思うと、そんなこと気にしてはいけない。 君の人生は、どこまでいっても、君のもの。 だれのものでもない。だから思う存分、生きてみようよ。 君を判断するのは、君自身だよ。ほかのだれでもない。君自身だよ。 そういう意味でもね、自由に生きるということは、孤独なことだよ。 勇気がいることだよ。 でもね、結局はそのほうが、自分の人生を生きることになるんだよ。 荷物をもってあげようよ お母さんが、買い物から帰ってきたよ、ね。 お母さんは、重い荷物をもって いるよね。 そういうとき、君はどうしてる? だまって見ている? 知らないフリをする? いけないよね。 そういうときはね、お母さんの荷物を もってあげようよ。 きっとね、君はね、あとで、胸の中が スーッとするのを感ずるよ。 ウソじゃないよ。本当だよ。 一度、ためしてみてごらん。 本当に、胸の中が、スーッとするよ。 相手のこと イギリスのことわざに、ね、 「相手は、自分が相手を思うように、自分を思う」というのが、あるよ。 つまりね、 君が、AさんならAさんを、「いい人だ」と思っていると、 Aさんも、君のことを、「いい人だ」と思っているということ。 君が、AさんならAさんを、「いやな人だ」と思っていると、 Aさんも、君のことを、「いやな人だ」と思っているということ。 そういう意味でね、人間の心は、カガミのようなものだね。 だからね、みんなと仲よくしたかったら、みんなのことを「いい人だ」と 思うようにするといいよ。そうするとね、みんなも、君のことを 「いい人だ」と思うようになるよ。やってみたら? 迷信 うらないや、まじないっていうのがあるね。 ああいうのは、みんなウソだよ。インチキだよ。 信じちゃ、だめだよ。ああいうのを信ずるとね、 自分が自分でなくなってしまうよ。 いつの間にか、ね、 自分で考えられなくなってしまうよ。 ぼくが神様ならね。 あるいは仏様でもいい。 いちいちみんなのことを、 そこまでこまかく、気にしないよ。 めんどうだもん。 自分の未来や運命は、自分で決めるものだよ。 だれでもない、自分自身が決めるんだよ。わかった? やさしさ ほかの人を喜ばすことが、 自然な形で、できる人を、 やさしい人と、言うんだよ。 君はどうかな? それができるかな? 方法は簡単だよ。 何かを買うときでもね、 「これがあったら、 パパが喜ぶだろう」 「これがあったら、 ママが喜ぶだろう」と、 考えて、買えばいいんだよ。 そうすれば、 君も、そのやさしい人に なれるよ。 邪悪なもの 心がゆがんでくるとね、 邪悪なものに、興味をもつようになるよ。 「殺す」「命」「悪魔」「戦争」とか、 そういう言葉にひかれるようになるよ。 それは病気のようなものさ。 心の、ね。 だから、もし君が、そういうものに、 ぐんぐんと心がひかれたら、ね、 それは君の心が、病気になり始めたということ。 風邪をひいて、熱を出すように、ね。 そういうときは、心を休めよう、よ。 無理をすることはないよ。 そして、ね。 少しは自分と戦って、 そういうものから、遠ざかるようにしようね。 でないと、心というのは、 もっと、もっとゆがんでくるよ。 病気は、どんどんと重くなるよ。 家庭 君は、どこで心を休めているのかな? 家の中。そう家の中だよね。 でも、その家の中のどこかな? 居間かな? 台所かな? 「トイレの中」と言った人もいたよ。 「お風呂の中」と言った人もいたよ。 あるいは「ふとんの中」と言った人もいたよ。 でもね、もし君が、家族のいる、 みんなの中が、一番安心できるとしたら、 それはすばらしいことだよ。 君は、すばらしい家族をもっているということ。 うらやましい、ね。 もしそうなら、君は、君の家族を、 大切にしたらいいよ。 自信をもって、ね。 まじめな人 言われたことを、しっかりとする人のことを、 まじめな人と思っている人がいるよね。 しかしそれは誤解だよ。 まじめな人というのはね、自分で決めたことを、 しっかりと守れる人のことをいうよ。 他人に言われたことをするのではない。 自分で決めたことを、だよ。 人が見ていようが、見ていまいが、 そういうことは関係ないよ。 あくまでも自分の問題だよ。 まじめか、どうかということは、ね。 だから、まじめな人になるというのは、 実は、とってもきびしいことなんだ。 ぼくはどんな寒い日でも、風が強い日でも、 自転車で仕事に通っているよ。 健康のためだけど、ね。 そういう意味では、ぼくも、結構、まじめな人だよね。 多分……? 約束 簡単に約束はしないこと。 そのかわり、 約束をしたら、必ず守ること。 どんなことでも、ね。 約束って、本当のところ、 とても重いものだよ。 苦しいものだよ。 だから、 簡単に約束はしないこと。 考えること 考えることは、もともと苦しいことだよ。 だからたいていの人は、考えることを 無意識のうちにも、避けようとする。 めんどうだし、ね。 しかし考えるから、人間の、人間としての 価値が、生まれるのだよ。 昔、パスカルという人も、 「考えるところに、人間の偉大さがある」 と、言ったよ。 そうそう、ペラペラと調子のよいことを、 しゃべる人がいるよね。 ああいう人は、本当は何も考えていないよ。 ただ頭の中の情報を、適当に加工して、 それを言葉にして、しゃべっているだけ。 考えているんじゃ、ないんだよ。 いいかな、考えるということと、 情報を加工して外に出すということは、 まったく別のことだよ。 わかった? 正直に生きようよ いやだったら、いやだと言おうよ。 できなかったら、できないと言おうよ。 飾ることはないよ、ね。 ウソをつくことはないよ、ね。 自分を飾れば飾るほど、疲れるよ。 ウソをつけばつくほど、疲れるよ。 でも、それだけでは、すまないよ。 飾れば飾るほど、見苦しくなるよ。 ウソをつけばつくほど、見苦しくなるよ。 英語にも、「正直こそ、最善」ということわざが、あるよ。 何でもね、正直であることが、一番いいということさ。 だから、 ……飾ろうかとか、ウソをつこうかと迷ったら、 この言葉を思い出してよ。 そうすれば、おのずと答えが出てくるよ。 そして、ね。 思い切って正直に、自分を表現してみてごらん。 思い切って正直に、話してみてごらん。 そうするとね、 心の中を、スーッと風が通るのを感ずるよ。 とっても気持ちのよい風が、ね。 バカなおとなたち 電車の中で騒ぐおとな 車の外にゴミを捨てるおとな ツバを道路にはくおとな 排気ガスを平気で出すおとな 赤信号をつっ走るおとな 大声でどなりあうおとな バカなおとなは、いくらでもいるね。 今、そういうおとなたちを、 しっかりと見ておくといいよ。 そういうおとなが、バカだとわかればわかるほど、 君は、賢い人になるということさ。 ……そう、おとなになればなるほど、 バカになっていく人はいくらでもいるよ。 君はどうかな? その人の価値 その人の価値は、友だちの数で決まるんだってさ。 友だちが多ければ多いほど、その人の価値があがるということだって。 アメリカ人の友人が、ぼくにいつもそう言っていた。 でもね、友だちを作るって、むずかしいね。 本当に、むずかしいね。 君はどうかな? 前に進もう 学校というところはね、ただ勉強するだけじゃ、ないんだよ。 学校というところには、友だちがいっぱい いるだろ。 そういう友だちを見ながらね、「人」の勉強をするところだよ。 どんな「人」がいて、どんなことをしているか、見てごらん。 たとえば、ね。 前に進んでいる人は、輝いているよ。 何でもいいんだ。どんなことでもいいんだ。 前に向かって努力している人は、すてきだよ。 君はね、そういう人を目標にするといいよ。 つまり、ね、「人」を見るときは、 前の人ばかり見ていけば、いいんだよ。 うしろの人を見ないこと。うしろを気にしないこと。 そして、ね。その人と一緒に、前に進めばいいんだよ。 学校というところは、そういうことも勉強するところだよ。 許して、忘れな 友だちとのことでね、 いやなことがあったら、 許しちゃいな。 忘れちゃいな。 あとは気にしない。 人間ってね。 同じレベルの人のことで、悩むものさ。 もしいやな人がいて、その人のことで悩んだら、 君自身も、その人と同じレベルということ。 わかるかな? だったら、ね。その人を超えればいい。 そうすると、ね。その人との問題は、 解決するよ。 だって、ね。 君のほうが、その人の上になるんだもん。 動物園のサルが、君に向かって、 アッカンベーしても、君は気にしないだろ。 それと同じことだよ。 君が上になればなるほど、 相手のことが気にならなくなるよ。 そのためにも、ね。 許しちゃいな。 忘れちゃいな。 あとは気にしない。 勉強で苦しんでいる君へ 勉強って、いやなものだよ。 だから勉強が嫌いな、君は、ちっともおかしくない。 あんな勉強、好きな人のほうが、どうかしている。 それにね、 勉強ができるから、頭のいい人ということにはならない。 勉強ができないから、頭の悪い人ということにはならない。 勉強ができるから、すぐれた人ということにはならない。 勉強ができないから、劣った人ということにはならない。 勉強と君の価値は、まったく関係ないよ。 君は君だ。君の価値は、君が一番よく知っている。 だからね、 自分を信じて、自分の道を進むんだよ。 君にも、したいことがあるだろ。 君にも、できることがあるだろ。 それが君の価値になる。 今はまだ石に包まれて、光っていないかもしれないが、 いつか光り出す。宝石のように光り出す。 そういうときが必ずくるから、その日を信じて、 今は、その準備のとき。今は、勉強を通して、 じっくりと自分をさがしたらいい。 自分の中の宝石をさがしたらいい。 勉強ができないからといって、あせってはだめだよ。 失望したりしたりしてはだめだよ。 もともと勉強というのは、そういうものだから、ね。 ぼくらは、気楽に行こうよ。気楽に、ね。 そうそう英語ではね、こう言うよ。 テイク・イッツ・イージィってね。 「Take it easy!」と書くよ。 「気楽にしなさいよ」という意味さ。 いい言葉だね。 好きな人ができたらね…… 好きだったら、「好き」って 言えばいいよ。 絶対に後悔しないよ。 言わないほうが、後悔するよ。 だけどね、一つだけルールがある。 相手の人が、「ノー」と言ったときはね、 さっと、引きさがること。 相手の人が、一番いいようにしてあげるのが、 恋なのさ。それが「本当に好き」という意味なのさ。 相手の迷惑になるようなことはしてはいけないよ。 いくら、フラれてもね。 ……そういう気持ちでいるとね、 次には、もっとすてきな人が現れるよ。 そしてね、そのときは、うまくいくよ。 意地悪(いじわる) ぼくも、いつも意地悪をされているよ。 何かを話しかけても、口をきいてくれない人もいるよ。 かわいそうな人だね。自分では、一人前のつもりでいるから。 そういう人に限って。ぼくはね、おもしろいから、その人に わざと あいさつをしてやるよ。そうするとね、ますます ぼくを無視するよ。それがおもしろいのさ。 だって、そういうことをする人は、かわいそうな人だもんね。 心がせまいというか、住む世界がせまいというか。 ぼくは全然そういう人を相手にしてないのにね……。 もしいじめにあったら、そのときこそ、 自分が大きくなるときだと思えばいいよ。 大きくなって、大きくなって、その人を 乗り越えるのさ。それは簡単にできるよ。 だってね、意地悪する人というのはね、 もともとちっぽけな人間だから、ね。 ちっぽけな人間だから、人に意地悪をして喜んでいるのさ。 流行 マーク・ツウェィンという人を知っているかな? 「トム・ソーヤの冒険」という本を書いた人だよ。 彼がね、こんなことを言っているよ。 「皆と同じことをしていると感じたら、 そのときは自分が変わるべきとき」とね。 皆と同じことをするということは、 ぞれだけでも時間のムダだよ。 君は君の時間を、君のものとして生きる。 いいかな、皆と同じことをするというのは、 とても楽な生き方かもしれないけど、 本当はずるい生き方なんだよ。 自分に対して、ずるい生き方なんだよ。 だからね、流行には、できるだけ抵抗すること。 少したいへんかもしれないけど、 がんばってみてごらん。 「私は違う」「ぼくは違う」という生き方のほうが、 ずっとすてきだよ。 ごみは捨てない 毎日の積み重ねが、月になるよ。 月々の積み重ねが、年になるよ。 そしてね、その年が積み重なって その人の人格になるよ。 むずかしいことではない。 簡単なことだよ。日々の積み重ねというのは、ね。 たとえばゴミを捨てない。 ツバをはかない。 人にウソをつかない。 お金やものを借りない、などね。 そういうことで人格が決まるよ。 ウソだと思ったらね、 車の窓から、タバコの吸いがらを 外へ捨てる人の顔をみてごらん。 ツバをはく人の顔を見てごらん。 その程度の顔しかしてないよ。 君たちも、ああいう人になりたくなかったら、 ゴミを捨てないこと。 たったそれだけのことだけど、 長い時間をかけて、「私」という君が できるよ。 目標 したいことは、いっぱいもっていたほうがいいよ。 君にもあるだろ。したいことが……。 そのしたいことを懸命にすればいい。 結果はあとからついてくる。 それから目標はもったほうがいいよ。 君にもあるだろ、目標が……。 その目標に向かって、努力する。 それはとても大切なことだ。 ぼくにも、子どものころ、一つの大きな目標があった。 それはね、外国へ行くことだった。 今から思うと、ちっぽけな目標だったかもしれないけどね。 でも、ぼくが子どものころは、飛行機に乗ることすら、 夢のような話だった。本当だよ。だから外国へ行くということは、 たいへんなことだった。 でもね、ぼくはその目標を達成したよ。 ぼくが最初に、外国へ行ったのは、韓国だった。 あのときは、うれしかったよ。 本当にうれしかったよ。 今でもそのときの感激を忘れないよ。 目標というのは、そういうものだよ。 君の人生に、大きな喜びを与えてくれるよ。 それはとっても、すばらしいことだよ。 めざせ、プロ! 君はプロになる。 プロだ。 いいか、どんな道のプロでもいい。 「これだけは絶対、人に負けない」というのが、 プロ、だ。 そのプロをめざせ。 ぼくもね、幼児教育については、 自信があるよ。 ぼくはね、この道では、 絶対に、人に負けないよ。 だから、ね。 この世界では、いつも優越感を覚えるよ。 何というか、ずっと先を、走っているような優越感さ。 これは実に、楽しいことだよ。 人に認められるとか、認められないとか、 そういうことは全然、気にならないよ。 ぼくはぼくだし、ね。 プロというのは、そういうものではないのかな。 プロになるんだよ。 どんな道でもいい。 それは本当に楽しいことだから。 低俗な番組は見ないほうがいいよ 夜になると、低俗な人たちがテレビで騒いでいるね。 バラエティ番組という名前がついている、あれだよ。 意味もないことを、ギャーギャーと言ったり、騒いだりしている。 ああいう人たちはね、実際には頭の中はカラッポ。 自分の知っている情報を、右から左へと、適当に流しているだけ。 思いついたことを、ペラペラと話しているだけ。 ときどきもっともらしいことを言うけどね、たいていは、人の受け売り。 だからいくらああいう人の意見を聞いても、君たちのためにはならないよ。 時間をムダにするよ。人生をムダにするよ。 いやね、それだけではない。 ああいう番組を見れば見るほど、君たちも、愚かになるよ。 言い方や、しぐさまで、似てくるよ。 今度ね、ゆっくりと、ああいう番組に出てくる人を観察してみてごらん。 ぼくには、どう見ても、スーツを着たサルにしか見えない。 ぼくがおかしいのかな。それともテレビがおかしいのかな。 でも、少しだけ、冷静に考えて見てごらん。 君たちは、本当にああいうおとなになりたいかい。 本当にああいうおとなが、理想のおとなと思うかい。 できれば、一度、音を切って、見てみてごらん。 顔や口の動きだけを見てごらん。 ぼくの言っている意味がわかるはずだよ。 幸せの目標 幸福なんてものはね、 そんなに遠くにあるんじゃ、 ないんだよ。 君たちのすぐそばにあって、 君たちに見つけてもらうのを、 息をひそめて 静かに待っているんだよ。 「早く見つけてくれ」ってね。 何だと思う? 幸福って。 それはね、 「家族」だよ。 家族が、一番大切なものだよ。 家族にはね、 三つの役目がある。 (1)家族は助けあう。 (2)家族は守りあう。 (3)家族は理解しあう。 今日からね、大声で こう言おうよ。 「私にとって、一番、大切なものは 家族です!」って。 「家族を一番大切にします!」って。 家族を大切にするということは、 とってもすばらしいことなんだよ。 そしてね、 それが結局は、 幸福の原点なんだよ。 賢明な人、愚(おろ)かな人 賢明な人はね、なくす前に、その価値に気づくんだよ。 しかしね、愚かな人は、なくしてから、その価値に気づくんだよ。 たとえば健康。たとえば時間。たとえば家族。 それからね、愚かな人とは、つきあってはダメだよ。 愚かな人とつきあっていると、君たちまで、愚かになるよ。 いいかな。 自分よりすぐれている人を見つけて、 その人をいつも目標にするといいよ。 賢明な人はね、いつも自分より、より賢明な人をみつけて、 自分の力のないことを、嘆くのさ。 愚かな人はね、いつも自分より、より愚かな人をみつけて、 それで自分をなぐさめるのさ。 それからね、賢明な人は、愚かな人を相手にしない。 でもね愚かな人は、賢明な人に、あれこれ文句を言ってくる。 自分が愚かだとわかっていないからね。 だからちょうど、図書館で本を選ぶように、 君たちも、友や仲間を選ぶんだよ。 これはとても大切なことだよ。 バカな人 「フォレスト・ガンプ」という映画の中で、 フォレストのお母さんが、こう言うよ。 「バカなことをする人を、バカと言うのよ。頭じゃ、ないのよ」と、ね。 いい映画だから、一度は見てごらん。 いいかな。バカなことをする人を、バカというんだよ。 勉強ができないとか、成績が悪いとか、そういうことではないよ。 バカなことをする人を、バカというんだよ。 タバコを吸ったり、バイクで夜中に騒いだり、 ゴミを平気で捨てたり、道路にツバをはいたり、 人をキズつけるようなことを平気で言う人を バカって、いうんだよ。 人をいじめたり、いやがらせをしたり、仲間ハズレをしたりして おもしろがっている人を、バカっていうんだよ。
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