HR活動(2000年度)
2001年度は担任をもっていないので、以下に述べる文は、前任校(静岡中央高校)での実践です。
前任校最終年度は、「静岡社会探検隊」というLHRをたちあげました。生徒は男子5名、女子2名の計7名のクラスでした。
[静岡社会探検隊LHR覚書]
1.目的
静岡市内の諸施設を見学し、現場で働いている方から話をうかがうことによって、「職業観」「勤労観」を養うことを目的とした。
*設置した当初は…
ただ施設を見学できればよいと考えていた。最初のNHKやSBS・静岡新聞社は見学対応マニュアルがしっかりしているのでそれでよかったが、「目的はなにか?」「高校生に何を話したらいいのか?」ときいてくるところが多かったので、少しずつ軌道修正。小学校や中学校ではこうした「社会見学」が多いから(電話で「小中学生の見学は多いんですが、高校生は初めてなんで…」とよく言われた)、高校での総合学習を考えた際、小中学校の繰り返しとならないようにするために、こうした「現場で働く人との対話」(進路意識を育てるような内容の対話)をメインにするとよいのかも…。
2.方法
@まずは電話で申し込む(最悪1週間前に←1週前のLHRで次週の予告ができるように)
*「生徒○人を連れて、見学することはできますか?」と、まず見学できるかどうかをきく。
*先述のとおり、「目的はなにか?」「高校生に何を話したらいいのか?」ときかれるところも多いので、答えられるようにする。あるいは質問事項を事前にFAXすることもあった。
*時々、「文書でも申込をお願いしたい」という場合がある。
*知事に面会しに行った時は、まず文書で申込をした。とはいっても、これは県議会訪問に対するお礼状の中で、面会を申し込んだ。
*日時については、第3希望くらいまで考えておいた方がよい。
*年度末は結構見学が多いので、早めに申込をするとよい。2月中旬、NTT西日本・静岡支店に申込をしたとき、「1ヶ月ぐらい、小中学生の見学で日程が詰まっている。なんで多いんでしょうね?」といわれ、DoCoMoを紹介された。
A出張の伺いを必ず書く(事故に備えて)
B当日…集合→会場→終了後、LHR(諸連絡、次週の予告)
*終了後のLHRは会場の出口や県庁や市役所のロビー(県庁別館21Fの展望台は何度か利用した)、駿府公園などを活用した。落ち着いて話したり、書いたりすることができる場所がよい。
C出張の復命とお礼状を書く
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4.反省事項
年度の後半、ぼくも生徒も慣れてきたのでかなりおもしろいものになった。反省事項としては、生徒に記録をもっととらせればよかったと思う。これを生徒一人ひとりに渡し、記録させる。メモすることで、疑問が浮かび、質疑応答ももっともっと活発なものになったかもしれない。また記録を残すことで、生徒自身の成長の記録ともなるだろう。この訪問記録の保管法もいろいろあると思う。教員側が保管してもいいし、生徒に保管させてもいい。あと、毎週、LHRにかなりのエネルギーが必要となるのはいうまでもない。
2001/3/記