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はじめに |
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日本史Aの授業で、ここ数年、『あゝ野麦峠』を扱っており、いつかは実際に行ってみたいと思っていた。 |
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2002年3月に長野県の下諏訪や岡谷(岡谷蚕糸博物館)、松本(松本歴史の里←ただし、休館だったため見学はしていない)などを訪問した。 |
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公共交通機関で行ったという情報が少ない。インターネットで調べても、車やバイクで行ったという報告は多いのだが。→行けるかどうか不安、帰ってこられるかどうか不安 |
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野麦峠に最も近づくバス(とは言っても高山市中心街と野麦峠の中間地点くらいの上ヶ洞までしかいかない)は、1日3往復(7:00、13:15、17:00高山発)。 |
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実際には、現地(高山市の観光案内所)に行って(行く前日に)資料収集をし、行くかどうかを考えた。 |
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行程 |
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高山濃飛バスセンター発(乗客は私一人) |
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バス代:1710円 |
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終点上ヶ洞(高根村)着 |
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七峰館で塩沢温泉に入る(入浴料:500円、タオル代:150円) |
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上ヶ洞発 |
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タクシー(白山タクシーのTさん)←やはり事前に連絡をしておいたほうがよいだろう。失敗(4の課題のところで述べる)。 |
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野麦峠着 |
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(野麦の集落から6km。信州との国境野麦峠は標高1,672m) |
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野麦峠発 |
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タクシー(タクシー代(往復):10,000円) |
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上ヶ洞着 |
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七峰館で塩沢温泉に入る(入浴料:500円) |
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上ヶ洞発 |
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バス代:1710円 |
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高山濃飛バスセンター着 |
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高山濃飛バスセンター発 |
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飛騨の里セット券(往復のバス代と入場料):900円(200円お得!) |
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飛騨の里着 |
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飛騨の里発 |
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高山濃飛バスセンター着 |
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3 この前日に古川に行っていた |
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古川町の工女宿・向町の八ツ三旅館の前は工女の荷物を取りに来た親達で、毎日ごった返して、廊下や裏庭は足の踏み場もなかった。当時、工女宿といわれたものはただ単に工女を泊めるというばかりではなく、送り迎えはもちろん、検番たちの工女募集の根拠地となり、工女荷の集散までやって、あたかも信州製糸の出張所のような役割を果たしていた。(『あぁ野麦峠』より) |
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上の写真は、『あゝ野麦峠』にも登場する旅館「八ツ三館」の玄関。明治時代に岡谷の製糸工場の検番宿として多くの女工や出迎えの家族で賑わいを見せた。 |
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課題 |
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結局、悩んだ結果、行くことを決断したのは、高根村観光開発公社に問い合わせたところ、「地元にもタクシーがある」との一言であった。初めは、高山市から1日タクシーを貸し切ろうかなぁとも思ったが、前日に乗ったタクシーの運転手さんの話によれば、4〜5万くらいかかるかも、と。これはきびしいなぁと思って、問い合わせをしたのだ。ただ「地元にもタクシーがある」とのことばに、ちょっと油断してしまった。数台はあるだろうと思っていたら、1台しかなかった。事前に連絡を入れなかったため、上ヶ洞のバス停で降りてから、1時間待たされた。ま、温泉に入って時間をつぶしたから、よかったものの……。 |
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上ヶ洞から20分ほどいったところに、「野麦の里」というのがある。ここは「野麦の館」「野麦学舎」「野麦の里公園」の3つからなる。「野麦の館」では食事や宿泊ができるほか、山菜狩りや紅葉ウォークといった季節のツアーが好評。「野麦学舎」はこの地区で実際に校舎として使われていた建物。 |
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次に行くときは、この「野麦の里」からちょっと行ったところに「旧道入り口」があるので、そこから実際に歩いて野麦峠を越えて、長野県側(松本)に行きたい。野麦集落から野麦峠まではおよそ2時間。野麦峠を越えて長野県側の奈川村の川浦という集落には「扇屋」という当時の女工宿を再現した展示館がある。野麦峠からはおよそ1時間のところ。そこからは村営バスがでているらしい。 |
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高根村の行事 |
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野麦峠山開き(5月1日)…神事のあとに女工に扮した保育園児による餅つきが行なわれ、通行客に振る舞われる。 |
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日本一かがり火まつり(8月第1土曜日、日和田高原) |
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各地区で例祭(8月〜9月) |
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参考文献 |
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山本茂実『あゝ野麦峠』角川文庫 |
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今谷明『歴史の道を歩く』岩波新書、1996年(←松本から野麦峠を越えている) |
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高根村のweb site |
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高根村観光開発公社のweb site |
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