一年ぶりに皆既月食がありました、今回は皆既(月の全面が地球の影に覆われている状態)の時間が2時間というとても長いもので、マスコミなどでも大きく取り上げられていました、一般に皆既月食の皆既の時間は1時間くらいが多いです、今回は月の公転速度が遅いことや、地球の影の中心近くを通過するなどの要因が重なって、長いものになりました。また皆既中の月は一般に地球の大気を通過してきた太陽の光で、赤褐色に輝きますが、今回は地球の影の中心に近かったためか、いつもよりかなり暗い皆既になりました。皆既月食は半影食(太陽の周りのコロナガス等の輝きが地球の影に隠れて、月が少し暗くなる)、本影食(太陽の光球面が地球の影に隠れる)、皆既(光影面が完全に地球の影に隠れる)の3段階があります、下の写真では8:49の写真ではまだ本影食(一般に言う月食)が始まっていませんが、すでに半影食が始まっているので、すでに上の部分が暗くなっています。月食の終わる0:51以降は月が雲に覆われ撮影が出来なくなりました。
今回は始めて本格的にビデオ撮影に挑戦しましたが、写りが暗かったり、大きさがまちまちだったり、いつもよりかなりくらい皆既だったため、皆既中の月がほとんど写らなかった、後半特に月食の終わりは雲に覆われ撮影が出来なかったなど、いろいろと問題が有りましたが、次回の糧にしたいとおもいます。前半の画像は写りが暗かったので、画像ソフトで明るくして有るので、ノイズが目立っています。
次回日本で見れる皆既月食は2001年1月10日で、その次は2007年8月25日までありません、部分月食が2001年7月5日で50%ほど欠けます。
スカイキャンサーに8oビデオを装着して撮影。