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●タカハシ TS式40oスカイキャンサー●


通   称:スカイキャンサー
口   径:40o
焦点距離:240o
光学方式:アクロマート式屈折望遠鏡
赤 道 儀:TS式スカイキャンサー、ドイツ式ポータブル赤道儀

この写真のオプション:
 カメラ、HD-4モータードライブ、ガイドスコープ用暗視照明、接眼レンズ、三脚

 気軽に持ち運びが出来る星野撮影用のポータブル赤道儀、作りはタカハシらしくしっかりとしている、極軸望遠鏡が標準で内蔵されているのも嬉しい、説明書では300ミリの望遠レンズまで対応と書かれているが、中望遠以上のレンズをカメラに付けると、バランスを取るのが難しいのが難点、標準で付いてるバランスウェートもちょっと物足りない。そのままではカメラを自由に傾けることが出来ないので、私の場合カメラを自由に傾けられる金具を作った。
 1984年頃購入、社会人になってからは車があるし、天体写真はほとんどやっていないので、最近はほとんど活躍の場がない、日食や月食をビデオで撮影するときに活躍している。三脚さえ丈夫な物を選べばかなり高精度な赤道儀になる。
 黄色い望遠鏡はスカイキャンサーに付属するものでガイド用(カメラが日周運動によって動く星を、きちんと追っているか確認する為の望遠鏡)、ビクセンの暗視照明を使っているが、これはかなり優秀な作り、電池も異常に長持ちするので電池切れの心配はいらない(私に至って10年以上一度も電池は替えていない!!)
 カメラには「Nikon FM2」のページで紹介しているアングルファインダーが付いている、これは楽な姿勢でカメラのファインダーを覗くことが出来るので便利だが、微光な天体写真の場合、若干暗くなるのが気になる、ちなみにこの写真は天体撮影用に使っている「Nikomat FT2」が装着されています。


《極軸望遠鏡》

 ポータブル赤道儀だと、コストを下げるために極軸望遠鏡を内蔵していない物が多いが、気軽に移動が出来るポータブル赤道儀だからこそ極軸望遠鏡は必要だ、下のガムテープは極軸望遠鏡の暗視照明を固定するときに使っている。
 モータードライブの取り付け金具が頼りなさそうだが、結構しっかりしている。
 極軸望遠鏡とは、望遠鏡が地球の自転による天体の日周運動に正確に追従できるよう、赤道儀の回転軸の一つを正確に天の北極へ向けるため、北極星を使って合わせるためのもの、北極星は天の北極より1度ほどずれているので、極軸望遠鏡に付いているスケールを使って北極星を合わせる。


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