●工作開始

ランナーから指でもぎ取ることは、ある日ツメキリという身近な道具を使うことで無くなりますが、案外ツメキリの歯はもろいことも知ることになります。デザインナイフを使い慣れていると肥後ナイフは危険行為そのものです。肥後ナイフで子供の頃は何でも削った思いでがあるのですが。工作はあっさり、ニッパーとデザインナイフにとって代わりました。チューブ接着剤は後ろからほぐして、先を折って出すのが僕流の使い方でした。しかし、画像の物は半分乾燥して使い物にはなりませんでした。

机の奥で眠っていたパクトラタミヤの塗料ビン。蓋の錆が時代の流れを感じさせます。中身は完全に分離していいましたがよくかき混ぜると使えます。しかし、14番は陸軍機の下面色であなくレベルカラーにバトンタッチ。

これも机の奥で長い眠りについていたレベルカラーです。ある日、突然タカラレベルカラーとなり、現在のグンゼ、クレオスカラーとなっています。匂いは昔から代わらない感じがします。これも奇跡的によく混ぜると使える状態になりました。

塗料は原液で塗りたくって、ムラムラ作品を量産したものですが、塗料を薄め液で微妙に調整するのを父親に教わりました。乾かしてからもう一度塗るという技術も同じです。エナメルはともかく、アクリルラッカーの筆塗は難しいです。エアブラシが当たり前になっている私には筆塗りで美しく仕上げる方を尊敬します。

後編につづく...

★ご案内

【BACK】