静岡の身近な昆虫たち  カメムシ(サシガメ 5)

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シマサシガメ  Sphedanolestes impressicollis (Stal)

 脚が黒白シマシマのサシガメ。山地の明るい林縁の薮や草地、低木上で見かける。よく飛び活発である。
 枯木の下や草の生際などで幼虫越冬。5月頃に羽化する。

   
2013/6 静岡市 幼虫
1997/5 藤枝市 蓮華寺池公園

   
幼虫
2008/3 藤枝市
幼虫
2012/4 藤枝市
   
2009/5 藤枝市 市民の森 2013/6 藤枝市 高尾山



アカサシガメ  Cydnocoris russatus Stal

 低山や河畔林の草原や林縁の草薮や樹上に見つかる。橙色のような赤。落葉中やススキ等草の株中で成虫越冬。

   
2002/6 岡部町 2003/1 島田市 大井川

   
2003/4 焼津市 高草山 ゾウムシを捕食
2003/7 藤枝市 市民の森

   
2004/7 藤枝市 市民の森 幼虫
2007/8 藤枝市



トゲサシガメ  Polididus perarmatus (Uhler)

 全身白いトゲトゲのとても奇怪なサシガメ。10mm程度と小さ目である。身体を反って脚を折って身体を平らにして死んだ振りをする。動きはのろい。もっと大きかったらおもしろいのに。
 堤防や河原、低山の草地の地表にいる。草の生え際にいることが多い。ごく普通にみられるサシガメである。
 夏から秋にかけて羽化し、ススキの株の中や石の下などで成虫越冬する。
   
2001/10 藤枝市 枯木の下で越冬
2002/2 焼津市 瀬戸川

   
2007/7 焼津市高崎 2010/1 藤枝市

 
2010/8 藤枝市


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