静岡の身近な昆虫たち  ゴミムシダマシ(8)

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ゴミムシダマシ  Neatus picipes (Herbst)

 某ショッピングセンターの植栽の地表にいた。造成直後であることと周辺の環境から人為的な移入の可能性が高い。迷ゴミダマである。
 いったい自然状態ではどんな所にいるのだろうか。乾燥には強そう。
 まさしくゴミムシダマシといった感じで、らしい顔。らしいヒゲ(触角)。らしい動き。のたのた歩き、とことこ走る。15mmくらい。

   
2002/10 焼津市内で採集  幼虫
2004/6 焼津市産 飼育
 

 
羽化直後
2004/6 焼津市産 飼育
 



ミツノゴミムシダマシ  Toxicum tricornutum Waterhouse

 山地で朽木の中や立枯れ木の樹皮下などにいる。カブトムシの小さいほうの角のようなのが生えていて、頭にはキリンのような2本の角がある。大きければ面白いのだろうけれど、体長15o程度しかない。見ることは少ない。

   
左メス、右オス
2002/6 藤枝市
  オス
1999/2 焼津市
 

   
オス
2005/2 藤枝市 市民の森
  幼虫 上体を出して左方向を向いている。
2002/1 藤枝市
 



ズビロキマワリモドキ  Gnesis helopioides helopioides Pascoe

 土手のクズ原の地表にいた。つやつやしている。7mmくらい。ススキやクズ、イタドリが密生するような草地の地表部の枯れ草の中に見つかる。

 
2000/9 焼津市 栃山川 


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