静岡の身近な昆虫たち  ゴミムシダマシ(11)

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コスナゴミムシダマシ  Gonocephalum coriaceum Motschulsky

 河川の高水敷や堤防、公園の植え込み、駐車場の隅、海浜などの砂地や礫地で、落ち葉や枯草、石、コンクリートの瓦礫の下などにいる。たいてい5〜10匹くらいで群れている。姿をあらわにされるとサササと石の隙間にかくれたり砂にもぐる。ちょっと日陰の比較的乾いていて草がまばらに生えているような砂地のところを好むらしい。落ち葉や石の下にばかりいるわけでなく意外と活発で、草地のほか駐車場の真ん中や幹線道路の隅、コンクリートの川岸を歩いているのを見たことがある。大きさは7〜8mm程度。
 このスナゴミムシダマシの仲間はたいていの所にいるのだがあまりにも目立たなく知られていない。枯葉など植物質を好んで食べるようで掃除屋的な働きをしているみたいだ。

1997/8 藤枝市



ヤマトスナゴミムシダマシ  Gonocephalum coenosum Kaszab

 海浜近くの畑や砂地、街路植栽で、石やゴミの下に見つかる。コスナがすぐ近くにいることがあるが、同じような状況ながらそれぞれである。一見したところではどちらかは分らない。コスナと比べると大きさは同じだが、幾分ずんぐりしている感じがして、前胸の形が違う。

   
2002/12 静岡市 2004/6 焼津市


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