静岡の身近な昆虫たち  ゴミムシダマシ(12)

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スナゴミムシダマシ  Gonocephalum japanum Motschulsky

 コスナゴミムシダマシよりも大きく約10mmくらいで胸部が上から見ると両縁が丸い。落葉くずの中から見つかった。コスナと似た習性のようであるが多様な環境で見つかる。山地のやや乾き気味の場所の落葉中や朽木の下、石の下、または海浜の草原で流木の下に見つかる。焼津市内の都市公園でも見つかっている。
 手に持ったりした時、腹部先端の脇からゴミムシのような臭い黄色の液体を発射する。手に付くと茶色くシミになる。これは毎度毎度ではなく、わずかに触れただけの時にやられてしまうこともある。相当機嫌を害したのだろう。

   
1998/9 焼津市 2006/10 藤枝市平島

 
2008/9 藤枝市平島



ホソスナゴミムシダマシ  Gonocephalum sexuale Marseul

 川原や土手、海浜で、石の下や枯草屑の堆積した下にいる。砂地であったり、石がゴロゴロしているような草地に多い。そこには大抵コスナゴミムシダマシもいる。

   
1997/5 島田市 大井川 2000/2 焼津市 石津浜海岸



スナゴミムシダマシの一種  Gonocephalum sp. 

 登山道の石の下にいた。ホソスナゴミムシダマシとよく似ている。

   
2009/8 御殿場市 富士山産 2009/8 御殿場市 富士山産

 
2009/8 御殿場市 富士山産


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