静岡の身近な昆虫たち  ゴミムシダマシ(15)

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ニセハマヒョウタンゴミムシダマシ  Idisia vestita Marseul

 ”ニセ”と”ダマシ”。二重否定の凄い名前である。長ったらしいが覚えてしまうと忘れない。彼らにとってはどでもいいことだが。
 海浜の砂浜で石の下や木屑枯草屑の吹溜りの下にいる。図鑑では、斑紋があって派手なように見えるが、実際のところ砂上では保護色となり見事に目立たない。4〜5mmと小さく、少し目を離した途端に砂に潜ってしまって見失ってしまう。

   
2000/2 焼津市 石津浜海岸 2000/7 沼津市 千本松原海岸

 
2009/4 掛川市 大須賀海岸産



クロズハマベゴミムシダマシ  Epiphaleria atriceps LEWIS

 海浜の砂地で草が生えているところよりも海寄りで、流木や海藻などが積もって湿ったところの下にいる。砂によく潜るし、飛んで逃げることも多い。
 おっとりとしたゴミムシダマシの中で、非常にせわしく、らしくないゴミムシダマシである。
 遠州海岸沿いでは多く見られる。

 
2000/8 大東町



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