静岡の身近な昆虫たち  ホタル(1)

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ゲンジボタル  Luciola cruciata Motschulsky

 いちばんよく知られるホタル。近年生息地が開発等により減少しているが、一方で飼育・放流による保護活動は盛んである。
 ゲンジやヘイケが急速に減少した原因は、生息地の消滅のほか、水の問題、餌の問題、産卵場所・蛹化する場所の問題、光の問題など複雑である。
 ともあれ人の手から離れた、本来の自然発生する環境を保全していくべきである。
 成虫の発生時期はおおよそ5月下旬から6月中旬ころ。

   
オス
2000/5 浜松市 都田川
  オスとメス(右上)
2000/6 浜松市 都田川
 



ヘイケボタル  Luciola lateralis Motschulsky

 田んぼや小川にいるホタル。ゲンジより大きさは小さく、胸部の黒い縦帯が太い。
 ゲンジより生息環境の悪化、生息場所の消滅が激しく、とても珍しいホタルとなっている。
 かつて(20年以上前)は近所の田んぼ周辺にも発生していて、夜網戸に止まって光っていたのを思い出す。
 成虫の発生時期はおおよそ6月後半。ゲンジよりも遅い。

   
2002/6 藤枝市  2002/6 岡部町 

 
2000/6 浜松市 都田川 


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