静岡の身近な昆虫たち  ハチ(その他のハチ 6)

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アリバチの一種(1)  Mutillidae gen. 

 へんな虫。胸がアカで腹部は黒く金色の毛で筋が光る。とても虫らしいが、とてもハチには見えない。一見アリのようだが、色彩が派手である。
 コナラの葉をウロチョロしていた。

   
2001/8 富士市  2001/8 富士市産 

 
2005/7 藤枝市産 



アリバチの一種(2)  Mutillidae gen. 

 地表をまさにアリのように歩いていた。

 
2010/12 静岡市産 

 
2005/7 藤枝市産 



キバチの一種  Siricidae gen. 

 初めて見たときはなんだこの虫は!一体何もの?といった感じで35mmを超える大きさに驚いた。どう見てもハチの仲間のようであるが腹部がずん胴でとても長い。図鑑でもこの仲間はなかなか紹介されておらず今回はじめて知った。
 幼虫は朽木や材につくという。文献によれば、産卵のときに木材腐朽菌も一緒に産みつけて幼虫が柔らかい材を食べられるようにしているという。見事な共生である。
 今回の個体は街中であるという環境からみて、伐採木から発生したのではないかと推測される。

 
1998/9 焼津市 


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