静岡の身近な昆虫たち  ナナフシ (2)

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トゲナナフシ  Neohirasea japonica (de Haan)

 前2種に比べて脚が短く、胴体が太っちょのナナフシ。背中にトゲトゲがある。色彩は多様で、黒褐色から淡褐色、部分的に緑色のもの、ほとんど緑色のもの等。
 6月頃、生息していそうな場所を夜間に探すと、幼虫はよく見つかるが、成虫はあんまり見つからない。
 湿った林内の下草や地表にいる。比較的今だ環境が良好な所にいるようである。意外にも市街地内に取り残された、こんなに小さい山林で見つかることがある。

   
2006/11 藤枝市 1999/11 袋井市

   
幼虫
1999/6 浜松市
幼虫
2003/6 岡部町

   
幼虫
2007/5 焼津市
2011/11 静岡市



タイワントビナナフシ  Sipyloidea sipylus Westwood

 大きく脚が細長で褐色のトビナナフシ。他の多くのナナフシが落下方式の産卵をするが、このタイワンナナフシは植物に付着させる産卵をする。
 確かに、ゴボウのような匂いがした。
 静岡県では移入種である。

   
2011/9 掛川市 幼虫
2011/7 掛川市

 
幼虫
2011/7 掛川市


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