静岡の身近な昆虫たち  ナナフシ (3)

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ニホントビナナフシ  Micadina phluctaenoides (Rehn)

 広葉樹がある林で見かける。コナラ、クリ、シイ、アラカシなどブナ科植物に見つかる。落葉中、朽木のくぼみに卵が見つかったこともある。
 小型で濃い緑色、腹側は白い。逃げる時に少しだけ飛んだが弱々しかった。後翅は紅色である。
 ヤスマツトビナナフシと混生している場合がある。藤枝の山地ではシラキトビナナフシとともに、3種が混生する。
 次2種よりも成虫の出現が遅く、8月中旬ころから11月頃までいる。

   
2006/8 藤枝市 2004/9 藤枝市 市民の森

   
2008/8 焼津市 高草山 幼虫
2004/9 藤枝市 市民の森

 
2008/8 焼津市 高草山



ヤスマツトビナナフシ  Micadina yasumatsui  Shiraki

 山地のコナラやクリにいる。7月から8月によく見つかる。3種のうち、もっとも早く成虫が出現する。

   
2001/8 藤枝市 高尾山 2003/7 藤枝市 市民の森



シラキトビナナフシ  Micadina sp. 

 はたして藤枝の山にシラキがいるのかどうか。いるならば。
 やっぱりいた。
 山地のコナラにいた。ヤスマツのように胸部の裏は白くなく、黄緑色。首から翅まで背が赤褐色。脚の節が赤っぽい。卵の模様が違う。
 8月に入ると成虫が見つかる。

   
2004/8 藤枝市 高根山 幼虫
2007/8 藤枝市 高根山

 
2008/8 藤枝市 高根山


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